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華政[ファジョン](ノーカット版)DVD-BOX 最終章 |
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「お前に耐えられるだろうか。」
と、イヌは言いました。
ファイが王様の敵だと言う事は、王様の忠臣であるジュウォンには耐えられないだろうと言う事です。
思いがけない話に、ジュウォンは何も言えなかったようです。
ファイは、大妃の屋敷に駆け付けました。
大妃が兵に引っ立てられて行くところでした。
思わず駆け寄ろうとしたファイ。それを、イヌが止めました。
今、正体を明かしても、誰も信じないし、大妃を窮地に追い込むしかないと言いました。
もう遠慮はしません、これからは私が公主様を守ります・・・とイヌ。
彼の想いも真実です。
捉えられた重臣たちは、大妃からの手紙によって集まったと供述。
大妃の罪は疑いようの無いモノと、誰もが考えました。
光海君も、思いもよらない事態ですが、大妃への疑いは増したようです。
光海君と側近たちは、この一件をどう処理すべきか悩みます。
これまで継母と言えど、母親を処罰した例は無いんだとか。
でも、謀反は大罪。しかるべき法にのっとって、処罰しなくてはいけません。
大妃側の西人派でさえ、これが偽装かもしれないと思いながらも、表だって大妃を擁護することはしませんでした。保身に走ったのです。
大妃の事を心底心配しているのは、イ・ウォニクやイ・ハンボク、そしてホン・ヨンくらいのもんでしょう。
ホ・ギュンはやはり光海君に恨みを持っていましたね。
仲間を、偽装工作によって無実の罪で処刑された過去があったのです。彼は仲間から関係無いように装えと言われ、一人嫌疑を外されました。
その時、ホ・ギュンが泣きついたのが、イ・イチョム。
その事件自体も、イ・イチョムが企んだモノだと考えています。
ホ・ギュンは、光海君に、謀反の罪で大妃を処刑させ、その後、それが光海君の偽装だったと広めることで、光海君を王座から引きずり落とそうと考えていました。
だから、どーあっても、大妃を処刑させたいのです。
光海君は、翌日、王族と重臣による公開討論“収議(スイ)”を開くと言いました。
そこでの決定に従うと。
そうすることで、光海君一人の決断ではなくなり、自分が背徳者だとは言われないと考えたのです。
ホ・ギュンは思惑が外れたと少々悔しそうです。
でも、すぐにカン・ジュソンに重臣たちへ賄賂を渡すよう言いました。収議に出る重臣たちの意見を大妃処刑と言う事で取りまとめさせました。
今回の事は光海君に責任は無いとゲシは言いました。
でも、光海君は納得できませんでした。
これまで、臨海君や永昌大君、貞明公主、そして父宣祖までも殺して自分は王になった。それらは勿論彼自身が計画した事でもないし、手を下したわけでもありません。ゲシとイ・イチョム、そしてその他の重臣たちが図った事です。
しかし、黙認したと言う事は、自分が殺したも同然だ・・・と光海君は考えて来たのです。
子供を自分に殺された大妃を断罪したくはなかった・・・と言いました。
イ・イチョムは、この一件が腑に落ちませんでした。
光海君が企んだのなら、話は分かりやすいけど、光海君もゲシも初耳だったようですし・・・。
だとしたら、いったいだれが大妃を陥れようと考えたのか・・・と。
それをゲシに話ました。
そして、ゲシは光海君に報告しました。
光海君、流石です。
イ・イチョムを働かせるために、ホ・ギュンを取り立てたわけで。イ・イチョムが不審に思うのなら、それはホ・ギュンしかいないだろうと考えたのです。
これが偽装なら、真実は何だ・・・と考えた光海君。
大妃に直接話を聞きに行きました。
光海君とすると、事実を聞きたかっただけなんだけど、大妃は恨みや疑心に凝り固まっています。
光海君の言葉なんて、何一つ信じる様子はありませんでした。
でもね、大妃は“公主の証である数珠”という言葉を口走ったのです。
光海君、その言葉に引っ掛かりました。初めての謎ですからね。
で、ホ・ギュンの動きをイ・イチョムに報告させたところ、予想したカン・ジュソンではなく、ファイと接触していたと言うじゃありませんか。
思わぬところに、また、ファイが出て来ました。
一体何者・・・ですよね。
イ・イチョムを、すぐさまファイ逮捕に向かわせました。
公主の証と言う言葉、最初に会った時から、何だか見覚えがある印象があったファイ。昔から知っている様な口ぶり。王族の作法を知っている事・・・等々を考え合わせると、ファイ=公主と思われますが、ファイは男だと思ってますからね。
謎は深まるばかりです。
その頃、ジュウォンもファイを探していました。
イヌから、自分はファイを守る資格が無いと言われましたから、その理由を探っていたのです。
ところが、ファイという男の戸籍は見つかりましたが、別人なのは明らか。
何故これほどまでにファイの事が知りたいのか、今、大妃の謀反騒動で、それどころでは無い筈なのに・・・とジュウォンは自分自身の気持ちが理解できないでいました。
光海君がファイを捕えようとしている事を知ったジュウォンは、自分が先に見つけなくてはと探しまわりました。
そして、イヌが匿うとすると馴染みの妓楼しかない・・・と当たりをつけました。
素晴らしい
ファイと会えましたよ。
ジュウォンは、ファイに尋ねました。
本当に王様の命を狙っているのか。どうして私は力になれないのか。何故私に資格が無いのか・・・等々。
「私がファイを守りたい。」
「昔も今も、あなたは私を助けられない。」
そう、ファイは言いました。そして、ジュウォンの女性用の服を一着用意してもらい、着替えました。
「私の名前はファイではありません。あなたにはずっとそう呼ばれたかった。」
「“私はホン・ジュウォンと申します。私の名前を忘れないでください。公主さま”覚えていますか?昔、あの渡し場で別れ際にそう言ったことを。」
「まさか・・・。」
ジュウォン、感動なのか衝撃なのか、涙が一筋こぼれていました。
その姿で、ファイは、光海君の前に出たのです。
光海君は、収議が行われる場に行く前にファイに会わなければ・・・と、ジュウォンにファイを連れてくるよう命じていました。
“硫黄職人が来た”
・・・と聞いて出てみると、そこに居たのは女性。
そしていよいよ、ファイが正体を明かしましたーっ