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操作~隠された真実 DVD-BOX2 |
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非通知の情報提供者は、あの刑事でした。
ナム・ガンミョンが密入国した時、あの入れ墨の男に協力した刑事です。彼もまた、あの施設で育った人物だったのです。
その時、検察が駆け付け、その場でそのミン刑事は逮捕されました。
ミン刑事は言いました。自分の意思じゃ無かったと。
ミン刑事は、素直に自分が知っている事を全て話しました。
黒幕の正体は知らないが、黒幕が財団を作り財団が施設を作った。自分たちは施設が作った奴隷だった。命令されたら従うしか出来なかった・・・と。
施設は身よりの無い子供を集めて、軍人に育てあげた。命令一つで人を殺せる軍人に・・・。
それは、武力によって国を掌握しようと考えたのです。
ところが、政権が変わり、計画がとん挫。証拠隠滅のために、施設を火事にしたようです。生き残ったのは、ミン刑事とあの入れ墨の男キム・ジヌ二人だけだったとか。
ミン刑事がイ記者に渡そうとしたのは、一つのメモリカードでした。
なんとそれは、チョロのモノだったのです。
5年前、チョロは自分が殺されるかもしれないと気付いた時、証拠としてこれを残したのです。中には、様々な証拠資料と共に、彼自身が事件について調べた事を述べる動画が入っていました。
ムヨンはチョロを見て、泣きました。
これによって、一気に捜査は進みました。
ムヨンはク常務に会いに行きました。
あくまでもしらばっくれるク常務に、自分はチョロの弟だと名乗りました。
そして、ク常務の妻が受けようとしている手術の実態を告げたのです。遠隔操作によっていつでも死なせられるというモノだと。ナム・ガンミョンと同様に・・・。
流石に慌てて病院に行こうとしたク常務。
でも、それを遮りました。
結局、ク常務は激高して真実を白状してしまいましたよ。
それを、隠しマイクを通して社員たちが聞いていました。
もう、どうしようもありませんでした。
大韓日報は社内から自浄努力が始まりました。
愛国新聞は、チョロの映像を添えて、真実を記事として流しました。
ただ、キム・ジヌの行方は分かりません。
そして、ナム・ガンミョンが残したモノが、まだ残っていたのです。あの危険な薬ですね?
それを取りに必ずキム・ジヌが現れると踏んだクォン検事たちは、必死に追いましたが・・・。
結局、キム・ジヌは彼らの目の前で自分自身に薬を投与する道を選ぶしかありませんでした。計画が失敗したら、死ぬよう訓練されていたのです。
でも、分かった事が一つ。
彼もまた、ミン刑事と同様、誰かにこの悪事を止めてほしかったのです。5年前にク常務宛てに告発の手紙を送ったのは、ミン刑事ではなく、キム・ジヌでした。
来たのがク常務ではなく、ムヨンやイ記者たちだったら、事態は変わっていたかもしれない・・・と最期にキム・ジヌは言いました。
一方で命令に従って人殺しを重ね、その一方で告発していたわけです。
その苦悩が悲しいです。
ク常務もチョ弁護士も捕まりました。
チョ弁護士など、必死に足掻きましたが、もう、助けてくれる者はいません。
それでも、彼らは黒幕の事は一切喋らなかったのです。
それが家族を救う唯一の方法だと知っているからでしょう。
結局、ある程度の地位の者までしか捕まえることはできませんでした。
本当の意味での悪は、また社会の中に隠れてしまったわけです。
なかなか話しが細かくて、事情を把握するのが難しかったです。
一気に視聴してしまう事をお勧めします。
一度離れてしまうと、細かい経緯や事情を忘れてしまいますから・・・。え?私だけ
ナムグン・ミンssi、本当にいろんな役をこなせる俳優さんですねぇ。この作品では、甘い笑顔は封印されていましたが、やはり魅力的な俳優さんです。