操作~隠された真実 DVD-BOX2 | |
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イ記者をスプラッシュチームに呼んだのは、ク常務でした。
先輩記者に逆らっても、真実を記事にしようとしていたイ記者の反骨精神を見込んだのです。
そのク常務が、今、イ記者たち・・・自分が育てたスプラッシュチームを利用しようとしています。
ク常務がイ記者に渡したのは、ナム・ガンミョンらしき人物が写っている動画でした。
ナム・ガンミョンをスプラッシュチームが追うということは、黒幕にとって危険だということですね。
この時点で、スプラッシュチーム、チャ部長検事たちがナム・ガンミョンを別方向から追っている事になります。
数年前、白骨死体が発見され、それがナム・ガンミョンだと断定されたわけですが、世間では、事件の重要参考人であるナム・ガンミョンの死に対して疑惑が取りざたされていました。
それを打ち消す切っ掛けになったのが、チョロの書いた記事だったのです。チョロの記事が出た後、世論は沈静化していったようです。
その記事を書いた頃のチョロの手帳を、イ記者は持っていました。
それをオカメラマンと二人、詳細にチェックしました。
そして、気にかかる事を見つけました。ある事件の被害者の名前を変えていたことと、警察が踏み込む前にユン・ソヌを容疑者として記事にしていたこと。
チョロが犯すようなミスじゃありません。
「ミスじゃなければ、二つに一つだ。やむを得ない事情があったのか、何かを知らせようとしたかだ。」
イ記者は言いました。
そしてもう一つ、重要なことが。手帳の一部が破られていたのですが、そこに書かれていたのは、あの男の入れ墨のデザインだったのです。
既にムヨンから入れ墨の事を聞いていたイ刑事。つながったと思いました。
クォン検事とムヨンは、今回の事件を警察に通報し、入れ墨の男のモンタージュを作成していました。
ムヨンは、自分が言った言葉によって、クォン検事が死にそうな目に遭ったというのが、悔しくてなりませんでした。ムヨン自身が襲われた経験があるからこそ、その恐怖も想像できました。
クォン検事が心配でした。
でも、病院に行けと言うムヨンの言葉に、クォン検事は従いませんでした。
「殺意は無かったと思う。単なる脅しよ。 その脅しに屈するつもりはないの。2人も殺した犯人よ。捕まえなきゃ、被害者である前に検事だから。」
ナ記者とコン記者は、ナム・ガンミョンの白骨死体の事件で担当した刑事に会いに行きました。
で、ねばって当時の捜査資料を見せてもらいました。
身元の特定は、ナム・ガンミョンの家族の証言と科捜研がしたと知りました。
家族?怪しいです。
チョ弁護士は、スプラッシュチームがナム・ガンミョンについて調べていると言情報を得ました。
ク常務の仕業だとすぐに察しました。
チョン刑事が隠していたメモリは、クォン検事から入れ墨の男が奪っていました。で、ほっとしていたのですが・・・。
どうするつもりだと、ク常務に電話しました。
ク常務は、ナム・ガンミョンの一件には関わっていないようですね。だから、強気なのです。
チョ弁護士は、悩んだ末に、黒幕に報告しました。ク常務がナム・ガンミョンの件を掘り返している・・・と。
ク常務が危ないんじゃない?
イ記者は、クォン検事が襲われたと知ると、黒幕が如何に危険な存在かということを改めて知りました。
チョロは、自分がして来た事を、償おうとしていました。手を引いて、やり直そうとしていました。
ところが、殺されてしまったわけで・・・。
死ぬ前に、チョロはイ記者に、決意を打ち明けていました。そして、自分が失敗した場合は、絶対に黒幕を追うようなことはするなと言ったのです。
自分の大切な人を危険な目に遭わせたくないと言ったのです。
きっとそれは、ムヨンに対しても同じ気持ちだったろうとイ記者は思いました。
だから、チョロの事件から手を引けとムヨンに言ったのです。