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ヨンサンとナヒョンの親子だけじゃありませんでした、お互いの気持ちをきちんと理解できていないのは・・・。
ガプスとボクジャの夫婦も、同じです。
ガプスは偶然妻がガンだと言う事を知りました。消化剤だと言うボクジャの薬を、薬局で見てもらったところ、ガンの治療薬だと言う事が分かったのです。
だから、ガプスは似合わないフランス旅行に強引に誘ったのです。
ボクジャは、ガプスと2人で旅行なんて・・・と本当に嫌がっていました。
ガプスは、昔気質の人間です。男が弱音を吐いちゃいけないとか、人前で泣いてはいけないとか、妻を想う気持ちを表にだしてはいけないとか・・・。
それでいて、文句が多くて、時と場所をわきまえずに大声を出したり、自分の事を最優先したり・・・。
妻とすると、やはり・・・ねぇ。
だけど、本当は、ボクジャの病が心配でならないのです。
自分を置いて、妻が先に逝ってしまったら、それからの人生、どうやって生きていけばよいのか、途方に暮れてしまうのです。
ソランと笑いあってる妻を見ると、綺麗だと思いました。自分と居る時には見せた事の無い屈託の無い明るい笑顔でした。
それを見ると、ガプスも自然と笑みがこぼれました。嬉しいのです、妻が笑っているのが。
ボクジャは、ガプスがそれほどまでに自分の事を愛し、心配してくれているとは思ってもいませんでした。
口は悪いし、冷たい態度をとるし、すぐに怒るし・・・。
自分の為に祈ったことなと、絶対にないだろうと思っています。
でもね、ガプス、お寺や教会など、縋れるモノ何にでも祈りをささげているのです。ボクジャを助けてくれと。
マルはソソにプロポーズしました。
ソソは、翌日のツアー最終日に返事をすると言いました。
ツアーの最終日。
ソソは最後に‘ポイントゼロ’と言われる場所に皆を案内しました。
そこはパリの中心点なんだとか。
ここを踏むと、またパリに来る事ができると言う言い伝えがありました。
皆で手をつなぎ、輪になってポイントゼロを囲みました。そして、皆一歩足を踏み出したのです。
でも、ボクジャは足を出す事が出来ません。自分が再びパリに来ることは不可能だと思ったからです。
ガプスは、その気持ちを察し、跪いてボクジャの足を動かし、その地点に置きました。
死ぬ事ばかり考えるな・・・とガプスは心でボクジャを叱りました。ガプスが苛立つ原因がここにありました。
ボクジャは、常に自分の死を意識していて、次の冬は自分には無い・・・とコートを全て捨ててしまったりしていたのです。
もしかしたら、ガンでも死なないかもしれないじゃないか・・・とガプスは人生を諦めたように振る舞うボクジャに腹立ちを感じていたのです。
ガプスは、フランス最後の夜、セーヌ川の遊覧船にボクジャを誘いました。
この時も、嫌がっていたボクジャなんですが、又々強引に連れて行ったのです。
でも、ここで二人はやっと本音で話す事ができました。ガプスが病気に気づいていたとボクジャが知ったからです。
とうとう、ガプスは苦しい胸の内を泣きながら打ち明ける事が出来ましたし、ボクジャも、夫の本当の気持ちを知ることができました。
元気でいてくれ・・・と泣きながら言うガプス。
分かった、そうする・・・とボクジャ。
このシーンは泣けましたわ・・・
ギョンジェとソランは、その日、交際7年目の記念日を迎えていました。
自分の企画した事業への投資を集めようとしているギョンジェ。でもそれは先輩の上手い口車に乗ってしまってる感じがします。
成功を確信していたギョンジェは、この記念日にソランにプロポーズしようと、あれこれ準備していました。
で、いざ・・・と言う時に、先輩から失敗したとの知らせが入るんです。おまけに、貸したお金を返すようせっつかれる始末。
何をしても上手く行かない・・・と流石にギョンジェは落ち込みました。
それを察したソランは、ギョンジェを一人にしてあげました。自分は一人で散歩に出かけたのです。
ソソは、マルと一緒に‘初めて会った場所’に行きました。
空港ではなく、モンサンミシェル。
占い師に言われた‘天使の足元で永遠の愛に出会う’という言葉。
そして、マルが“天使の足元”という言葉を口にした場所。
「ここで永遠の愛に出会うと言われました。運命の人が天使の足元に導くだろうと。」
と、ソソ。
まさかと思ったけど、私はその人に出会った・・・と。あなたです・・・。
「僕が運命の男?」
マルは、ちょっと戸惑ったような感じです。運命なんて信じないと以前ソソも言っていましたし。
「私たち出会う運命だったのかも。だから、離れてもいつか必ず会える筈・・・。」
連絡する・・・とマルが言うと、その連絡が毎日から週に一度、月に一度と変わっていくのは辛いから・・・と、一切連絡しないとソソは言いました。
ソソはまだ愛情を心の底から信じ切ることができないようですね。
薄れて行くのが怖いのです。
だから、このまま別れようと・・・。
もし、運命のように再会出来たら、何も恐れない・・・とソソは言いました。
マルも納得しました。
ただ、一言、“写真、消さないで”・・・とだけ。
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