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ルイスは何のことやら・・・と言う感じ。
当然、キム代表たちは戸惑うばかり。
ルイスは会見場から国税庁に連行され、事情聴取を受けました。
手口はあまりにも杜撰で、ばればれ。
しかし、その金額が莫大でした。流石のルイスでも、すぐに支払える金額じゃありません。
キム代表たちも、この一件には何か裏があると感じていました。
脱税の方法が杜撰だと言う事、タイミングがコラボ発表に合わせてということ、それに、ルイスほどの大物の場合、前もって本人に通告した上で情報が漏れないようにするのが一般的なのに、今回はあまりにも突然だったこと。
そして何より、ルイスが自分がした事ではないと主張していて、それが真実だと思われること・・・です。
キム代表は、すぐに詳細を調べさせました。
キム代表は、この事はチャンスかもしれないと考えていました。
ルイスが、コラボ企画に真剣に取り組む切っ掛けになるかもしれないと思ったのです。
ルイスは信じられると判断した自分を信じようと思いました。
実は、ルイスはドナルドの事務所との再契約はしないと決めていました。
しかし、ドナルドは承諾しませんでした。
が、1週間前、シウとのコラボ企画を最後の仕事として、移籍を許可すると言い出したのです。
コラボ企画が成功したら、コアエンタが最高の条件で契約すると言っているとドナルドは言いました。
で、ルイスは納得して、来韓したのです。
ドナルドに事情を聞くと、なんと、マネージャーのウォルターがしたことだと言われました。
唯一頼りにしていたウォルターが・・・です。
つい数日前にもウォルターとは話をしたところだったのに・・・。
ルイスの印鑑を使って資産を動かし、経費を誤魔化していたとドナルドは言いました。
そして、追い打ちをかけるように言いました。契約破棄訴訟を起こすと。
つまり、ドナルドとウォルターは組んでいると言う事です。契約の事で揉め、ドナルドは全財産を奪ったうえで、ルイスを放り出したと言う事なんです。
ウォルターはドナルドほどに悪人ではありませんが、大金に目がくらんだのと、雇い主のドナルドに逆らう事は出来なかったと言う事です。
ルイスに頼れる人はもう誰もいません。
キム代表は、これらの事情を把握しました。
すぐさま、ドナルド相手に訴訟を起こす準備を始めました。
そして、ルイスを呼び出しました。
キム代表は、コラボ企画を始める前に、これまでにルイスにかかった費用の清算を先にするよう要求しました。
払える筈はありません。
キム代表はそれが分かっていて、敢えて要求したのです。
同時に、今後の計画を話しました。
まずは、世論の反発を抑えるため謝罪会見を開くと言うと、ルイスは出来ないとはねつけました。
自分は潔白で、濡れ衣を着せられただけなんだからと。
しかし、現実は甘い物じゃありませんでした。
コアエンタのルイスへの支援はその時点で切られてしまいました。
ホテルのスイートは退室させられ、バッグ一つで出て行かざるを得ませんでした。
たった一人で街に出るしか無かったルイス。
こういう時、有名人は辛い。あちこちで目撃され、その様子を写メされ、SNSにアップされてしまうんですもん。
休まる場所がありません。
ソリンはキム代表からこの状態を聞かされました。
ルイスのマネージャーをすると言う事と、コラボ企画の件は、ルイスがキム代表の出した提案を飲むか否かにかかってると分かりました。
そして、支援が打ち切られたことも。
心配になりました。
隠れる所も無いルイスの様子が容易に想像が出来ましたから。
次々にアップされるSNSの情報を辿って、ルイスを探しました。
やっとソリンが見つけた時、ルイスは一人で夜の公園のベンチに座り込んでいました。
ルイス、ほっとしたでしょうね。
ソリンと会って、食事をし、やっといつものルイスに戻りました。生意気なルイスに。
ソリンは、自宅に連れて行きました。
両親に連絡し、物置をルイス用に片付けてもらいました。
狭くて物がたくさん置いてあって、決して満足できる部屋ではありませんが、ルイスはやっと落ち着いて横になることが出来ました。
翌朝、ソリンが起きた時には、既にルイスの姿はありませんでした。
朝早く出て行ったとソリンの父が言いました。
ルイスは荷物も携帯も置いて行っています。
ルイスはコアエンタのビルの屋上にいました。
まさか・・・です。