レビュー一覧は、こちらから。
今日から付き合おう・・・とドンギョンが言いました。
突然の滅亡の告白に、一瞬驚いた表情でしたが、すぐ心を決めた表情になりました。
ジナも、突然のヒョンギュの告白に驚きました。
ジナは怒りました。
でも、その怒りはすぐに消えました。ヒョンギュの笑顔を見た瞬間、18歳のころの自分に戻ってしまったのです。
自分が情けないと思いました。
でも、ドンギョンは18歳のジナが好きだったと言いました。一生懸命にヒョンギュに恋してるジナが。
ジナ・・・ドンギョンの言葉で一気に気分が良くなりました。
ジナは、入院してとドンギョンに言いました。
その話になると、ドンギョンは途端に言葉の歯切れが悪くなります。
入院を拒む理由を聞かれ、ドンギョンは言いました。
「会いたい人や、やっておきたいことがあるの。」
会いたい人の一番は滅亡ってことかな。
でもね、正式に付き合うことになった今、ドンギョンは急に滅亡に対して緊張したり、意識し過ぎてよそよそしくなりました。それまでの馴れ馴れしさとは違います。
反対に、滅亡は積極的に気持ちを表します。
「待つのと見守るのは俺の特技だ。でも、もうやめた。時間が惜しい。」
普通の恋人同士の雰囲気になってきました、ドンギョン&滅亡
ドンギョンを送ってきた滅亡。
すると、ドンギョンの家ではスジャたちが勝手にサムギョプサルパーティの真っ最中。
成り行きで、滅亡も加わっての食事会となりました。
スジャの夫ケビンも来韓しています。
滅亡に杯を差し出したケビン。・・・結局、その杯受けたの?
ビールを取りに部屋に入ったスジャは、そこでドンギョンが撮った遺影を見つけました。
もう我慢できませんでした。
遺影を抱きしめ、一人泣きました。決して皆には見せた事の無い涙でした。
それを、ドンギョンが見てしまいました。
皆を苦しめていると、改めてドンギョンは胸が痛みました。
戻って来たスジャは、すっかり泣き止んでいました。泣いていた事等、微塵も感じさせませんでした。
ドンギョンだけが知っていました。
いえ・・・滅亡も感じていたようです。
2人になった時、滅亡が言いました。お前の気持ちを話してくれと。聞けないし、見えないから・・・と。
何を?とドンギョンが聞くと、
「愛してる。」
と、滅亡が言いました。
そう言えば、滅亡は告白しましたが、ドンギョンは言ってませんよね。
この時も、ドンギョンは愛しているとは言いませんでした。
そしたら、滅亡は簡単な事から言ってくれと言いました。
「どれほど辛いか、どれほど悲しいか、どれほど生きたいか、どれほど怖いか。」
でも、ドンギョンは何も言いませんでした。
ヒョンギュとジュイクの関係は、気マズイままです。
ジュイクは、ジナとのことを敢えて黙っていたとヒョンギュに言いました。
ヒョンギュとジナは会うべきじゃないし、言う必要も無いと思ったと言いました。
出過ぎた真似をして済まなかったと謝りました。
「それだけか?」
と、ヒョンギュは言いました。
そこに、ジュイクの想いがあると、察しています。
ジュイクは答えられませんでした。
ジュイクは、ジナにヒョンギュとの関係を打ち明けました。
旧友で一緒に住んでいると。9年前、キスした時も・・・と。
「2人を会わせたくなくて、キスした。ああすれば、もう来ないと思った。」
ヒョンギュが消えれば、ジナはジナらしく生きられると思ったと言いました。謝る気は無いと。
ジナ・・・怒りと戸惑いとで混乱した表情を浮かべました。
ドンギョンはバケットリストを書き始めました。
まず、少女神に会いに行きました。
霧吹きを持って行きました。少女神が育てている鉢植えに水を上げるためのモノです。
「神がこんなにか細い肩で世界を背負って生きてたなんて、知らなかった。最後に伝えたくて。」
と、ドンギョン。
自分を救えるのは自分だけよ・・・と、少女神。
「愛しなさい。思い切り愛し、生きるといい。彼はあなたのために生まれたの。人間のために私が創った。」
主治医のチョン医師に偶然会いました。
チョン医師は結婚することになったと、招待状を差し出しました。
3か月後です・・・と。
「必ず出席してください。僕は友達がいないから。」
ドンギョンは笑顔になりましたが、出席するとは言えませんでした。
ドンギョンが次に会ったのは、チョ主任たち元同僚の人たち。
あんな辞め方をして以来、お互い気まずくて顔を合わせていませんでしたからね。
これが最後じゃないと、普通の別れ方をしました。
ドンギョンらしい明るさです。
ドンギョンは以前担当していた青年作家に会いました。
実はその青年作家、アイドル&俳優としてデビューしちゃってましてね。作家の仕事を辞めそうだったのを、ドンギョンが必死に引き留めた事がありました。
ドンギョンは青年作家にサインを貰いました。
卵巣がんの女性作家が推してる俳優というのが、偶然この人物だったんです。
ドンギョンはふと聞いてみようと思いました。作家としてどういう結論を導き出すか。
「愛する人を選べば世界が滅亡し、世界を守れば愛する人が死んでしまう。そう言う設定なら、どうすればハッピーエンドになれますか?」
なるほど・・・。ドンギョンが滅亡を愛していると言えない理由がここにあったんですね。
「なら、主人公が誰も愛さなければいい。悲しいだろうけど、選ばれし者は荷も重い。」
青年作家があっさりと言いました。
主人公が悲しむのに、ハッピーエンド?と、ドンギョン。
「その代わり、他の人々は幸せに生きられる。主人公の宿命です。」
ドンギョンは頭を殴られた感じがしたのではないでしょうか。
女性作家は推しからの自分の名前入りのサイン色紙を貰い、泣き出しそうなくらいに喜びました。
あなたは最近幸せ?と、女性作家。
ドンギョンが答えられないのを見て言いました。以前会った時はまるで、目の前にある甘いものを食べるかどうか迷ってるようだった・・・と。
「生きるのが楽しいです。」
と、ドンギョンは笑顔で言いました。
どうしよう・・・本当に今は凄く楽しくて・・・と。
女性作家はそっとドンギョンの手を握りました。
結婚するか?と、滅亡が突然言いました。
ドンギョン、驚いて戸惑い、狼狽えてしまいました。
ドンギョンは両親の納骨堂に滅亡を連れて行きました。
結婚前に挨拶しないと・・・と。
「今日は。ドンギョンの彼氏です。娘さんをください。一生幸せにします。」
と、大声で言う滅亡。
呆れて笑うドンギョンに、滅亡が言いました。どうしていつも本音を我慢するんだ?と。
でも、ドンギョンは我慢何てしてないと言い張りました。
ドンギョンはケーキを買って滅亡の誕生日のお祝いをしました。
ろうそくを吹き消す時はお願いもしてねと、ドンギョン。
願いは自分が叶えてあげるとドンギョンが言いました。結婚以外ね・・・と。
「俺の願いは、お前が生きる事。お前を生かす事。」
と、滅亡。
それはもう叶ってる・・・と、ドンギョンが言いました。もう十分あなたが生かしてくれてる・・・と。
じゃぁ・・・と、滅亡が言いました。
「お前が愛する世界で笑って生きて行くこと。出来るだけ長く。それから時々俺を思い出してほしい。」
ドンギョンは何も言わず、笑顔で滅亡を見つめました。
ドンギョンのバケットリスト・・・。
プレゼントを買う事、ジナに感謝を伝えること、編集チームに会う事、パク・ヨンのサインを作家に渡す事、彼の誕生日を祝う事・・・。
ここまでは実行しました。
最後の一つ、それは、別れる事と記されていました。
スジャたち皆と、滅亡とも・・・と言う意味ですよね。
皆を生かすためには誰も愛してはいけないわけだから・・・。
ソンギョンとスジャが眠る横を、そっと出て行ったドンギョン。
外には滅亡がいました。
お見通しでした。
何処へ行くんだ?と、滅亡。
ドンギョンの表情を見ていたら、別れの準備をしていると分かったと言いました。
「そうよ。別れましょう。別れたら二度と会わない。生き残ってたら結婚しましょ。」
あなたを生かす唯一の方法なの・・・と。
「俺や他の愛する人たちを忘れられるのか?」
と、滅亡。
努力してみる・・・とドンギョン。
「愛してるわ、あなたを。ごめんね、愛して。」
滅亡は泣き出しそうな切ない表情でドンギョンの手を取りました。
でも、ドンギョンはそっと手を離しました。
滅亡の手には、あの赤い腕輪が残されました。痛みにも耐えるという意思表示ですね。
ドンギョンはあの海岸に行きました。
小さな家で一人で生活をし始めました。
愛する人たちとの思い出に浸りながら、穏やかに過ごしました。
しかし、愛する人たちへの思いを忘れてしまうことはなかなか出来ません。
ある夜、滅亡が現れました。
追いかけるのは特技だと言っただろ?と。
ドンギョンは怒りました。一生会わないと言ったでしょ・・・と。
「いや、俺はまだ何も聞いてない。お前は本当の気持ちを隠してる。」
俺に全部言ってみろ・・・ドンギョン。
ため息を一つついたら、ドンギョンの心の中から本当の気持ちがあふれ出しました。涙と一緒に。
「生きたい。本当は凄く生きていたいの。私、あなたとソンギョンとスジャとジナと愛する人たちと一緒にもっともっとずっと生きていきたい。」
俺もだ・・・と滅亡が言い、ドンギョンを抱きしめました。
「俺も生きて行きたい、そしてお前と一緒に死にたい。」
やっと泣けましたね、ドンギョン。
子供のような泣きじゃくり方が、本当に痛々しくて泣けます。