菅田将暉、Fukase(SEKAI NO OWARI)出演のサスペンス。
“もし売れない漫画家が、偶然目撃した殺人犯の顔をキャラクター化して漫画を描いて、売れてしまったとしたら・・・”
という設定に興味を惹かれました。
画面が血まみれと言っても良いほどのシーンが多々あり、狂気に満ちた作品です。
救いなのは、高畑充希演じる極々普通の感覚を持った人の存在。そして、小栗旬と中村獅童の刑事コンビ。
狂気と平凡の対比がはっきりしています。
ただ思ったのは、Fukase演じる連続殺人犯が生まれた経緯が、今、リアルさを持って感じられるということ。
決して、創作物の中だけのものではないのではないかと。
秋葉原事件の犯人の死刑執行ニュースを聞きながら、ふと、思いました。
この事件は本当に解決したんだろうかと、ラストを見た瞬間、思いました。
もしかしたら、第二、第三の“両角(Fukase)”がいるんじゃないかと、不安を感じるラストでした。