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ジョンがオ検事を殴った食後、騒ぎを聞きつけたのか、イ次長が現れました。
有無を言わさず、ジョンを殴りました。
元々、イ次長、手を上げる事が多くて、ずいぶんたくさんの部下が被害に遭って来たようですね。
ジョンは即、異動となりました。
異動先は民願奉仕室。懲罰ですな。
民願奉仕室は、ソウル地検の敷地内にはありますが、物置部屋のような場所で、室長はパク・ジェギョン。
ジャージ姿で執務に当たるような、なんとも変わったオジサンです。
他に職員はいません。皆辞めたとパク室長は言いました。
前の職場で捜査官だったチョルギは自ら異動願を出してジョンについて来ました。
だから、現在、3名です。
仕事は、市民の願いを聞くことで、違法タクシーの摘発や不倫の内偵、迷子犬の捜索など、ジョンにとっては意欲の湧かない事ばかり。
廃棄物処理室と陰口をたたかれる職場です。
ジョンのような反抗的な者を辞めさせるための職場でもあるようです。
でも、それなりに一生懸命仕事をこなすジョンです。
いい加減には出来ない性分なんでしょうね。
一方でジョンは、チョルギと共に、左遷の原因となった“パク・イェヨン殺人事件”をまだ追っていました。
今回、摘発した違法タクシーの運転手が、被害者のパク・イェヨンを知っていた事から、思わぬ情報を掴みました。
パク・イェヨンには“アジョッシ”と呼ぶ金払いの良い男性の客がいたと分かりました。
イェヨンが務めていた風俗店のユ・ジンチョルがその辺の事情に詳しいと睨んだジョンは、ユ・ジンチョルを調べる事にしました。
ところで、ジョンには信頼する仲間がいます。
ジョンを中心としたチーム・・・ですな。勿論、チョルギも一員です。
一人は、ウンジ。
暴力団会長の一人娘ですが、その筋は引退すると言っていまして、組員が必死に引き留めようとしています。
とにかく、喧嘩が強い。
ジョンには全幅の信頼を置いているようですね。
そしてもう一人は、ジュンドと言うハッカー。
何やらたくさん軽微な罪を犯しているようで、それらを見逃す代わりに、ジョンの指示に従っているようです。
ウンジとジュンドは、ジョンの命を受けて、ユ・ジンチョルの社長室に入り込み、PCの情報を盗みだすことに成功。
同じ時、キム部長もまたユ・ジンチョルに目をつけていました。
イ次長と繋がっている事を掴んでいます。
探ってみろと、シン検事に指示しました。
が、シン検事が部下と共にユ・ジンチョルのところに乗り込んだ時には既に、ウンジたちによって荒らされた後でした。
データの中から、パク・イェヨンが死んだ日の写真が見つかりました。
なんと、写っていたのは、イェヨンとイ次長。親密な雰囲気が伺えます。
事件を早く収束させようとした理由がここにあると、ジョンは思いました。
ジュンドは、チョルギからジョンが作った略式起訴状を2通受け取り、破り捨てました。
これがまぁ、報酬みたいなもんですね
まだ、後23通残ってるそうです
ジョンは、ユ・ジンチョルを民願奉仕室に連れて行きました。
たくさんの容疑事実を挙げ、それを立件するぞと脅し、パク・イェヨンの事件とイ次長との繋がりを白状させようとしました。
データにあった写真を撮ったのがユ・ジンチョルだと考えているジョンは、知ってる事実を残らず供述書に書けと言いました。
ユ・ジンチョルも自分の身を守るためには・・・と気持ちが動き始めたように見えたところに、邪魔者が。
オ検事の部下たちが、差し押さえ許可状を持って奉仕室にやって来たのです。
容疑は、特殊暴行。
先日ジョンが反腐敗部が釈放したキム社長を罠に嵌めて逮捕した一件で、乱闘がありましてね。キム社長をのしてしまったわけですよ、ジョンが。
そのキム社長がジョンを告訴したと言うのです。
カン捜査官が作業を始めようとしたとき、パク室長が現れました。
勝手に奉仕室に手を出すなと言いました。
が、結局、作業は行われてしまったんですけどね。規則だと言われると・・・ね。
結局、ユ・ジンチョルは帰すしかありませんでした。
ユ・ジンチョルのところから押収したUSBメモリや写真等は全て持っていかれ、イ次長に渡りました。
イ次長は、ユ・ジンチョルを海外に行かせろとオ検事に命じました。
この一件は、シン検事からキム部長に報告されました。
イ次長とユ・ジンチョルは繋がっていると、シン検事が言いました。
そして、ジョンはまだイェヨンの事件を諦めていないと思うと。ユ・ジンチョルを捕まえたのは、イ次長を狙っての事だと思われる・・・と。
その時、イ次長が突然部屋に乗り込んでくると、何も言わずにキム部長を殴りました。
自分に何の報告も無く、勝手に動いた事を責めました。
「私が検事長になったら、まず最初にお前を首にする」
もう、自分の非を認めたように見られても仕方がない言動です。
シン検事は、思わぬ事態に驚いて立ち尽くしてしまいました。
流石にシン検事、ムカつきました。
もう、じっとしてはいられないと、取調室にいるジョンの元に急ぎました。
「一緒にイ次長を陥れましょ。」
ジョン、嬉しそうに笑いました。仲間が出来ましたからね、強力な。
「1つだけ条件がある。全て俺のやり方で行います。」
ジョンは、オ検事の監視下にありました。
が、シン検事が自分の部下にも協力してもらい、取調室からジョンを逃がしたのです。
自由になったジョンは、すぐさまユ・ジンチョルのところに向かいました。
ジュンドとウンジにちゃんと尾行させていますから、居場所は分かっていました。
ところが、裏をかいて逃げられちゃった。
でもね、ジョンは既に他にも手を打っていました。
ユ・ジンチョルを帰す前に、服にGPS発信機を密かに付けておいたのです。
が、発信機の示す場所に向かったものの、そこにユ・ジンチョルの姿はありません。
なんと、オ検事が発信機に気づいて、外させていたのです。
これまた流石です。
ユ・ジンチョルは堂々と一般客に交じって飛行機で出国しようとしていました。
指名手配をされているわけではありませんからね。
行先は上海みたいです。
気付いてジョンたちも追いましたが、ユ・ジンチョルは搭乗してしまいました。
飛行機を止めてくれと保安チームに連絡を入れましたが、令状が無いとダメだと一蹴されてしまいました。
既に滑走路を移動し始めている飛行機を止めるのは無理だとシン検事は諦めようとしました。
が、ジョンは諦めません。
どんな手を使ってでも、止める決心をしました。
なんと、飛行機に爆弾を仕掛けたと、通報したのです。
勿論、移動中の飛行機はUターン。他の便も全て搭乗手続きが中止されてしまい、空港自体が麻痺しました。
飛行機から降りてくるユ・ジンチョルを待っていたジョンたち。
しかし、ユ・ジンチョルも何かを察したのか、乗客とは別の通路から出ようとしたのです。
元々、海外に行きたくはなかったユ・ジンチョル。
でも、身を守るためだとオ検事に脅され、渋々従ったわけです。
このチャンスに身を隠してしまおうと考えたのでしょうね。
ジョンが見逃す筈はありません。
大捕り物となり、ユ・ジンチョルを抑え込んだのは良いけど、丁度やって来た警備の者に連行されたのはジョンの方でした。
爆弾を仕掛けたと言う電話をしたのが、ジョンだとあっさりばれちゃってたのです。
結局、ユ・ジンチョルはその場から消えてしまいました。
イ次長は、なんとか収められたとほっとしました。
なにせ、翌日は検事長の就任式当日ですから。
でもね、これで終わらせるジョンじゃありません。
就任式で、挨拶をしていたイ次長・・・イ検事長の足元から、突然ジョンが出現したのです
「あなたを、パク・イェヨン殺人事件の容疑者として緊急逮捕します。」