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ジェホンは、舞台をするとセヨンに伝えに行きました。
グムスンに見てもらいたいし、セヨンにも見てほしいと言いました。
セヨンには、ユ・ジェホンという舞台役者の真の姿を見てほしいと。
ドンジェがジェホンを呼びました。
「役者らしく、芝居が終わったら潔く舞台から去れ。」
と、ドンジェ。
芝居はまだ終わっていないと、ジェホンは言いました。
そして、ドンジェが何故結婚に執着するか考えたことはあるか?と、聞きました。
「お前は、完璧な人生に1つの汚点が出来たんだ。その汚点を払拭しようとセヨンさんとの結婚に執着してるんだ。結婚が決まっても気分は悪いだろ。何故か分かるか?お前がセヨンさんを愛しているからだ。お前が求めているのは、セヨンさんではなく、セヨンさんの心だ。やり直せ。まだ遅くない。」
ドンジェ、気づいていたんじゃないの?自分の心に。
グムスンの意識が戻りました。容体が良くなったわけではありません。
今、本物のムンソンを会わせるべきか、家族は悩みました。ショックを与えたくはないと考えると、ジェホンを呼ぶべきだと皆考えました。
サンチョル、セジュン、セギュ・・・と、グムスンに会いました。
皆、短い時間、グムスンとの時を過ごしました。
ジェホンは知らせを聞いて駆け付けました。
ムンソンとして会いなさいとセヨンが言いました。
ジェホンは、これまでと同じように、ムンソンとしてグムスンに声をかけました。
しかし、グムスンは既に知っていたのです、彼が本物のムンソンじゃないということを。
耐えきれずにジェホンが本当の事を告げると、グムスンは知ってたと言いました。
気付いてしまったけど、ジェホンや他の皆の気遣いが分かったから、知らないフリをしたんだと。
お前たちのお陰で幸せだった、だから、自分を責めないでとグムスンは言いました。
「カーテンコール、知ってますか?」
と、ジェホンが泣きながら言いました。
「舞台の終演後、再び幕が上がり、出演者が観客にお礼を言う事です。おばあさんも、人生の最後に皆にお礼を言わないと。どうしてもあなたに見せたいんです。必ず見に来てくれますよね?」
グムスンは、苦しい息の下、頷きました。
そしてまた意識を失ってしまったのです。
慌ててナースコールを押したジェホン。
主治医たちが駆け付け、何とか手当てをしてくれました。
帰宅したセヨンたちを待っていたのは、ムンソン。
帰宅した時、誰もいないのを見て、ムンソンは察していました。グムスンの容体が悪いということを。
「何かあったら知らせてくれ。俺も孫だ。」
と、ムンソンは言いました。
ジェホンは、サンチョルに、グムスンは全てを知っていたと伝えました。
目的も全部気づいていて、黙って知らないフリをしていてくれたんだと。
「おじさん、自分を責めないでください。」
ジェホンはサンチョルにそう言いました。
そして、ムンソンに会わせてほしいと。
ジェホンは、ムンソンに話しがしたいと言いました。
「あなたの代わりに、お祖母さんと過ごしました。どう過ごしたのか、教えようと思って。」
ジェホンとユニは、グムスンと初めて会った時の事から話を始めました。
グムスンは、手作りのクッパを食べさせてくれました。そのクッパを売って、財を成したんだと。
あなたに食べさせたかったんです・・・と。
ムンソンは、用意されたクッパを食べました。
美味しかったようです。それで心が少し和みました。
ジェホンは次にグムスンの部屋に案内しました。
そこには、ムンソンと父のヨンフンが、グムスンと再会した時に撮った写真が飾られていました。
細かいことは忘れていましたが、自分の手を両手で包んでくれたグムスンの手の温かさだけは覚えていました。
ジェホンはムンソンを外に連れ出しました。
ユニは、丁度帰宅したジウォンと話をすることに。
真実を知らされた時、流石にショックを受けたジウォンですが、それが落ち着くと、ユニの言動が嘘じゃなかったということにすぐに気が付きました。
優しいですよね、本当に、ジウォンは。
ユニと良い友達になれそうです。
ジェホンは、ムンソンを海に連れて行きました。
グムスンがヨンフンとムンソンを待ち続けた海です。
ムンソンは既に知っていました。先日、海を見つめるグムスンに会ってますからね。
ジェホンとムンソンはそれからお酒を飲みました。
しこたま飲んで、すっかり酔っぱらってしまったジェホンは、ムンソンだけに本心を明かしました。
自分は両親の顔すら知らないと。
だから、生き別れた家族に再会する、その気持ちがどんなものか気になったんだ・・・と。
ムンソンは、ノー天気に見えるジェホンにもいろいろあると知りました。
2人が一歩近づいたようです。
少し前、ムンソンは、ユニからサンチョルについても聞いていました。
サンチョルがグムスンにどれほど感謝しているか、だから、自腹で大金をはたいてムンソンを探し続けていたんだと。
そして、最後に全財産をこの芝居に掛けたんだと。
翌日、これが最後だと、ジェホンは竹林に連れて行きました。
グムスンが倒れる直前に2人で行ったところです。
その時、グムスンは言いました。
自分だけが待っていると思っていたけれど、ヨンフンとムンソンもグムスンが北に来るのを待っていたんだと。自分はそれに気づいて無かったと。
「お祖母さんは、自分を責め続けていたよ。でも感謝してた、ムンソンに。」
これで終わりだ・・・とジェホン。
ムンソンは、もう少しここにいたいと言いました。
いやもう、泣けて泣けて・・・