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ミラクル社が何かとスニャンの邪魔をしているとヤンチョルは思っていたでしょう。
行く先々で常にスニャンの先手を打っているように見えたでしょうね。
しかし、オ・セヒョンの後ろに居るミラクル社の大株主がドジュンだとは、思ってもみなかったようです。
お前だったのかと、ヤンチョルが確認すると、ドジュンは頷きました。
何故だと、ヤンチョルは叫びました。
ドジュンがヨンギやソンジュンに成り代わってスニャンの後継者になろうとしているとしか、ヤンチョルには思えませんでした。
「僕は、スニャンを買おうと思います、僕のお金で。」
と、ドジュンは冷静に言いました。
えと、ヤンチョルは声が出ませんでした。
そんな考え、ヤンチョルには思い浮かぶ筈がありません。想像を超えていました。
ドジュンはヨンギやソンジュンから後継者の座を奪おうとは思っていないのです。
ただ、ヤンチョルがヨンギの経営能力に不安を抱いていると察していました。
このまま長子継承の原則を貫いたら、今後、スニャンが成長できるかどうか確信が持てないでいると。
痛いところを突かれたヤンチョル。
しかし、言いました。反旗を翻した者は、たとえ子供でも許さないと。それは孫でも同じだと。
オ・セヒョンがチェ市長に賄賂を贈ったというスキャンダルが表ざたになれば、新ソウルタウンの開発はジェア建設からスニャンに移ることになると、ヤンチョルは言いました。
これでドジュンの負けだと。
しかし、ドジュンはちゃんと手を打ってありました。
内部資料によって情報を得て、ヨンギの妻の親類が不動産投機で不当に利益を得ている事をヤンチョルに教えたのです。そして、ミラクル社の大株主がヤンチョルの孫で、そこからチェ市長に賄賂が贈られたと公表されたら、世間はヤンチョルが裏にいると思い込むのは間違いないでしょう。
そうなると、スニャンの未来は閉ざされてしまいます。
ヤンチョルは、ドジュンの要望を飲むしかありませんでした。
オ・セヒョンは釈放されました。
その頃、ソンジュンはヒョンミンに呼び出されていました。
やはりヒョンミンは、ミラクル社の大株主がドジュンだと気付いていました。
ソンジュンは全く気付いていないと分かり、気持ちがはっきりしました。
「私とは合わない。円満に終わらせましょ。」
ソンジュンはプライドがズタズタです。しかし、体面を必死に保ち、余裕を見せて承諾しました。
ヤンチョルは、ヨンギの妻を問い詰めました。
ヨンギ妻の親類の名を使って投機した者は誰だと。流石にヤンチョルは、事情を察していたのです。
ソンジュンでした。
しかし、ヨンギが息子の罪をかぶりました。後継者から息子を外されたくなかったからです。
自分より出来の良い息子を、ヨンギは心から愛しています。
ソンジュンは、それを痛いほど分かっています。
そして、ドジュンも彼らの愛情の深さを知っていました。
その家族愛のせいで、ヒョンウは母を失いました。ヒョンウ自身も殺されました。
その上、家族の元へ帰れない体になってしまったのです。
だから、ヤンチョルの家族がスニャンを仲良く分けるなんてことは許せないのです。
スニャンを買おうとする本当の理由は、それでした。
ヤンチョルが長子相続を原則としている理由も、家族愛にありました。
自分亡きあと、子供たちが争うのを避けたいからなのです。
ヤンチョルは、ユンギにドジュンのことを話しました。
そして、ユンギにスニャン公益財団を贈与しました。
さほど利益を生むモノではありません。
つまり、ユンギにはこれ以上相続しないと言う意思表示でした。
ヤンチョルは、ソンジュンに言いました。
新ソウルタウンの入札で負けたリベンジマッチをしてみるか?と。
ヤンチョルが動きました。
スニャンの総力を使って、ミラクル社の新ソウルタウンの計画をとん挫させようとしたのです。
新ソウルタウンに入る予定の全ての会社が計画を撤回し、手を引くと連絡してきたのです。
チェ市長が手掛ける最初の事業が暗礁に乗り上げそうです。
ソンジュンが、チェ市長に手を差し伸べました。
チェ市長は、ドジュンからソンジュンに・・・つまり、スニャンに乗り換えるしかなさそうです。
また、ヤンチョルの権威の元に入ることになるわけです。
新ソウルタウンの事業をミラクル社からスニャンに移譲するつもりのようです。
ドジュンはさすがに悩みました。
が、思いつきました。
eスポーツのオンライン中継を。
当時はまだ時期尚早と言う感があって、ゲーム会社はなかなか食いつきません。
しかし、アニメ専門チャンネルが手を挙げました。
好条件を提示してきました。条件はミラクル社の大株主と直接会って話すこと。
ヒョンミンでした。
ヒョンミンは、ソンジュンではなく、ドジュンと手を組もうと考えたのです。
結婚も含めて。
断る理由のないほどに好条件を提示したヒョンミン。
しかし、ドジュンは断りました。
それを飲めば、自分は今後ヒョンミンの言いなりになるしかなくなってしまうからです。
「僕の主人になりたいと聞こえます。僕はあなたに指図されたくない。」
ヒョンミン、ドジュンのことを少しは想っていたのかしら
スニャンの権力と同じくらいに。
かなりショックを受けたように見えます。
自棄になったように、ソンジュンに連絡しました。
ユンギは、ドジュンにヤンチョルから話を聞いたと言いました。
そして、財団を相続することになったと。
ドジュンは謝りました。
しかし、ユンギはドジュンの計画に協力すると言ったのです。
母へインは心配でした。ヤンチョルに逆らう事になるからです。
夫ユンギに約束させました。ドジュンを守ってくれと。ヤンチョルやヨンギたち兄姉がドジュンを傷つけないように・・・と。
そして、ドジュンには、チン家の人のようにはならないで・・・と。
ここにも深い愛情があります。
思いもよらない事が分かりました。
ヤンチョルに病が見つかったのです。
脳動静脈奇形だそうです。
難しい場所にあるために、手術は無理だとか。
この大事な時に・・・とヤンチョルは苦悩しました。