レビュー一覧は、こちらから。
レビューするつもりが無かったので、1話は視聴後、即、削除してしまいました
よって、2話からとなります。
ハン・ジェヒョン=ユ・ジテssiは、4年の刑期を終えて出所しました。
ジェヒョンは、義父であるヒョンソングループチャン会長の罪を肩代わりしていたようですね。
出所したら、それ相応の地位で迎えるとチャン会長は言っていましたが、窓際的な地位を与えられたようです。
穏やかで全く感情を見せないジェヒョンですが、内心では何やら考えがあるようです。
ホテルで部下から報告を受けている時、ふと聞こえてきたピアノの曲。
ジェヒョンには忘れられない曲でした。
思わず涙がこみ上げてくるほどに・・・。
法学部の学生だったジェヒョン=ジニョンssiは学生運動にのめり込んでいました。
ある日、デモ中に、取締隊と乱闘になってしまい、偶然通りかかったユン・ジス=チョン・ソ二さんが巻き込まれてしまいました。
ジスは、ピアノ科に通う学生です。
転んでしまったジスを助けてくれたのは、ジェヒョン。
怪我をした手にハンカチを巻いてくれました。
ジスは、ジェヒョンに一目ぼれ
それからというもの、ジスはひたすらジェヒョンを探す日々。
名前すら聞けないで別れてしまいましたから。
やっとのことで、演台に立つジェヒョンを見つけた時の、ジスの笑顔が本当に可愛い
ジスは、大人しそうな風貌とは違って、かなり積極的。
戸惑うジェヒョンに、一方的にアピールしまくり。
が、ジェヒョンは全く相手にしません。
でもある時、偶然同じ映画のビデオを予約したことから、少し距離が縮まりました。
「Love Letter」です。
これって、中山美穂さん主演のあの作品のことOSTを覚えていないので、分からなかったのですが。
学生時代の友人が亡くなったと言う連絡が入りました。
学生運動を共にしていたファジンと言う女性です。
ジスは、お葬式に行けませんでした。
何か、会えない事情があるようです。
ジェヒョンは参列しましたが、ファジンの夫とちょっとした諍いを起こしてしまいました。
生前、ファジンがジェヒョンにお金を借りに来たことがありました。
しかし、その時、ジェヒョンは冷たく応対してしまったのです。どうも、別の事情があって苛立っている時だったようで。
ファジンが、病気の治療のためのお金を借りに来たとは知らず、結局、そのまま別れてしまっていました。
ジスは離婚しています。
息子ヨンミンの親権はジスにあるようです。
親権を貰う代わりに慰謝料等の金銭的補償を拒否したジスは、女手一つでヨンミンを育てています。
ヨンミンは、かなり頭が良いようで、貧しい家庭ではありますが、国際中学と言う名門校に特待生として入学しました。
ジスはホテルのピアノの演奏のアルバイトもしています。
父親が介護が必要な状態らしく、そちらの費用も馬鹿になりません。
その上、スーパーでの不当解雇に抗議するデモに協力もしてます。
そんなある日、ヨンミンが中学で事件を起こしてしまいました。
友達と喧嘩して、イスを投げつけて怪我をさせたと言うのです。
丁度、ジェヒョンがジスの演奏をホテルで聞いている時でした。
ジェヒョンは、演奏している曲が、昔ジスが弾いていた曲だったので、もしかしたら・・・と思ったようですね。
でも、ジスは仮面をして演奏しています。
それでも、確かめようとしたとき、妻ソギョンから怒りの連絡が入ったのです。
出所したばかりのジェヒョンは、義父チャン会長から、しばらく休むよう言われたので、しばらく会っていない息子との関係を考え、彼が世話をすることになっていました。
ジェヒョンは、ずっとジスを探しているようですね。
いったいどういう事情があったのかは、まだこれから・・・ですね。
ジェヒョンとソギョンの息子ジュンソが、ヨンミンと同級生だったのです。
そして、今回、ヨンミンが椅子を投げつけた相手というのが、ジュンソだったと言うわけです。
慌てて学校に駆け付けたジェヒョン。
と言っても、かなり距離があるようですね、学校まで。
そこで息子ジュンソに会った瞬間、ジェヒョンはほっとしました。
特に大きな怪我をしたわけじゃないと分かったからです。
事情を聞いた時、ジュンソの態度から、何か引っかかるものを感じました。
昔、似たようなことがあったようです。その時、ジュンソにも責任があったのでしょうね。
今回も同じような事があったんだろうと、ジェヒョンは察しました。
ジュンソを責めたりはしませんでしたが。
ジスも慌てて学校に駆け付けました。
彼女の場合は、列車で。
離婚した時、元夫セフンは、ヨンミンに何かあったら自分が親権を貰うと言い放っていました。ジスに未練があるからのようです。
だからこそ、ジスは必死に駆け付けたのでしょう。
校長は、ジェヒョンに平謝りしました。
ヨンミンもその場にいましたが、ジェヒョンはヨンミンに席を外させました。
このような場に子供を居させたくないと思ったのです。
それに、ヨンミンが暴力を振るうような子には見えなかったのです。
その時、ジスが入って来ました。
心からお詫びします・・・と頭を下げる女性の手を見て、ジェヒョンは驚きました。
そして、視線をあげたら、そこに立っていたのはジス。
ジスには、昔から癖がありました。手を組んで動かす癖が。
年月が経ってはいましたが、ジスだとすぐに分かりました。
ジェヒョンは感情が抑えきれず、何も言わずに部屋を出て行ってしまいました。
ジスも、校長もその態度に驚きました。
相当怒ってらっしゃるようだと、校長はジスを責めました。
慌てて後を追った校長に、ジェヒョンは、この件はもう不問に付すと言いました。大したことじゃないようだからと。
ジスはヨンミンに会い、事情を聞こうとしましたが、ヨンミンは何も話しません。
帰り、ジスが最寄り駅に到着した時、既に最終電車は出てしまった後でした。
途方に暮れてホームに立ち尽くすジスの隣に、ジェヒョンが。
ジェヒョンは、車で帰ろうとしていた時、ジスが歩いて駅に向かうのを見かけたので、後を追って来たのです。
ここは雪国ですね・・・と、ジェヒョンが声をかけました。
振り向いたジスは、男性が、さっき会ったヨンミンが傷つけた相手の子の父親だと気付きました。
そして、次の瞬間、ジスも気づいたのです、ジェヒョンだと。
「見つけた、ユン・ジス。」
ジェヒョンが言いました。
昔、同じセリフを言ったことがありました。
ジスは涙がこぼれました。ジェヒョンも・・・です。
ジェヒョン、今と同じセリフを言った時のジスの姿が、今目の前にいるジスと被りました。
この若い頃のジスとジェヒョンのシーンが、とっても綺麗です
なすすべもなく別れてしまったことがずっと僕を苦しめて来たと、ジェヒョンは言いました。
だから、ずっと探していたと。
ジスは言いました、すべて忘れてしまったと。
それが嘘だと、ジェヒョンはちゃんと分かっていました。
結局、帰る手立ての無い2人は、農家のような宿に泊まる事になりました。
このシーンが、「冬ソナ」を思い出させるものでして。
別々の部屋に泊まったことは、「冬ソナ」とは違いましたけどね。
昔の思い出が、次々と蘇る2人です。
実は、数日前、ジェヒョンが出所した日、乗った車が、横断歩道で歩行者に接触しそうになったことがありまして。
運転していたのは、秘書のカン・ジュヌでした。
接触しそうになって転んだのが、ジスだったのです。
その時、ジスはハンカチを落として行きました。
そのハンカチ、ジェヒョンとジスが初めて会ったデモの日に、怪我をしたジスの手に巻いてくれたモノだったのです。
ジスと再会して、その歩行者がジスだったとジェヒョンは気づきました。
そして、まだハンカチを持っていたんだということも。
忘れたなんて、嘘だと思いました。
ジェヒョンはジスにためらいなく接します。
しかし、ジスはどうしても一歩引いてしまうんです。
ご主人が心配してるんじゃ?と、ジェヒョンが聞きました。
ジスは、大丈夫だと言いました。ゆっくり帰って来いと言われた・・・と。
勿論、嘘です。
仕事は?と聞かれ、弁護士だとジスは答えました。
次々に質問するジェヒョンを、ジスは止めました。
「こういう会話は窮屈です。今回の事は感謝します。必要なら謝礼もします。でも、そこまでです。同じ学校の保護者と言うだけです。記憶の無い昔の話をされても困ります。」
そう言ってジスは一人道を急ぎました。
しかし、お互い、列車を利用するしかありませんし、降りる駅も同じソウル。
気づまりな時間でした。
ソウル駅で、ジェヒョンは迎えの車に乗り込もうとしました。
その時、バス停で長い列に並んでバスを待つジスの姿が目に留まりました。
夫が弁護士ならば、タクシーに乗るくらいの余裕はあるだろうと思ったようです。或いは、夫が迎えに来るとか。
気になったジェヒョンは、秘書のカン・ジュヌにジスの事を調べるよう命じました。
ジスは施設に父の見舞いに行きました。
父親は、認知症のようで、まるで子供のようにプラモデルを組み立てていました。
そんな父に、ジスは問わず語りをしました。
ヨンミンが、イスを投げた理由をどうしても言わないと、担任から連絡が来るまで、ジスはそのことを忘れてしまっていました。
ジェヒョンと再会したことが頭を占めていたのです。
悪い母親よね・・・とジス。
ジスは、ジェヒョンの事を忘れたことは無かったようです。ジェヒョンのことが心にあるから生きて来られたと言っても過言じゃないようです。
何度も、再会する時のことを想像してもいたようです。
でも、こんな惨めな再会は予期していませんでした。
ただ、嬉しかったことは確かでした。泣けてくるほどに・・・。