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パク・シガンは記者たちの質問に、録音は捏造されたものだと図々しくも言い放ちました。
でも、食い下がったユリは、続けて質問しました。
「だったら何故動揺して言ったんですか?まだ生きてた・・・なんて。」
車に乗り込もうとしていたパク・シガン、一瞬、動きが止まりました。怒りの表情でユリを見ました。
「あんたはもう終わりよ。」
ユリは小さく・・・でも、パク・シガンだけには聞こえるように言いました。
ユリとグムスクは、父やノ検事がまとめた文書を一斉にマスコミ各社に流しました。
どんな権力でも抑え込めません。ま、チュ・ミョングンたちは丁度裁判に出てる時でしたから、知る事もできませんし、知ったとしても対処は遅れますよね。
このタイミングを狙って、行動を起こしたのでしょう。
こうなると、もう止めようがありません。
まだ法廷にいたチュ・ミョングンの前に、チュノたちが現れました。
キム・ソ二殺人教唆の嫌疑で逮捕します・・・とチュノ。
とうとう、ファン秘書の証言を得ることが出来たのです。
ファン秘書の貸金庫から出て来たロックされた携帯には、殺人の指示を受けた時の音声が録音されていました。
チュ・ミョングンは連行されました。
手錠をかけようとしたのを押さえて、自ら行くと言ったチュ・ミョングン。
でも、チュノは許しませんでした。きちんと手錠をかけて連行したのです。これも、刑事の意地だったでしょう。こんな事すら権力をチラつかせて自由にしようとしたのを、許さなかったのです。
チュ・ミョングンは黙秘を続けました。
が、ソンイル財団には家宅捜査が入り、武器導入に関する不正の証拠が発見されました。
パク・シガンも党を除名された挙句、同じく武器導入に関する汚職容疑で逮捕されました。
往生際が悪く、連行されるときも、散々喚き散らしました。見苦しいったらありゃしない
最後の陳述で、ドヒョン父は自分の行動のせいで、亡くなった被害者に心からの謝罪をしました。また、捏造された報告書を知っていながら告発しなかったことで、その後のヘリ墜落という事態が起こり、その事故によりなくなった人に対しても謝罪しました。
「どんな判決をくだされようが、私は罪人です。」
裁判長は、ドヒョン父に無罪を宣告しました。
拘置所から出て来た父を、ドヒョンが迎え、そっと肩を叩きました。
ドヒョン父はまず最初にユリの父が眠る場所に行きました。
花を供え、お酒を撒き、頭を下げました。
その様子を、遠くからユリが見ていました。
ユリは一人旅に出ました。
心機一転、再出発するためでしょう。
グムスクは寂しい思いで送り出しました。
ドヒョンと父は10年ぶりに一緒に食事をしました。
初めて息子とお酒を酌み交わした父は、感慨深げでした。
こんな日が来るとは、思ってもみなかったのでしょう。
逮捕されたからと言って、チュ・ミョングンの考え方が変わるわけではありません。
いまだに自分の考えが正しいと思っているようです。
チュノは、無理やり正そうとは思っていません。
チュ・ミョングンが逮捕されて世の中の悪人がいなくなるわけじゃありません。
また別のチュ・ミョングンが出て来るでしょう。
その度に、捕まえること、それが自分に出来る事だと思いました。
ドヒョンはグムスクに言いました。
グムスクと会ってから、事故に遭う夢を見ると。そして、ノ検事を殺したチョ・ギタクの弁護をすると決めた時、グムスクがドヒョンに言いましたよね。
「息子の心臓は自分を殺した男を弁護しろと言いましたか?」
・・・と。
あの時、ドヒョンの目から涙がこぼれ落ちたのは、ドヒョン自身ではなく心臓が泣いているようだった・・・と。
グムスクは、息子は、息子の心臓は確かに生きていると感じたでしょうね。
この一連の事件は、思わぬ広がりを見せました。
キム・ソ二殺人教唆容疑でチュ・ミョングンが、そして武器導入に関する汚職でチュ・ミョングンとパク・シガンが逮捕されました。
しかし、汚職に関する容疑がかかる国会議員は20名以上、国防省の上層部にも広がりを見せました。
検察は捜査に躊躇してしまいました。
で、ここで止めておくようにとのお達しが署長からチュノに下ったのです。
チュノは勿論、我慢なりません。
猛抗議しましたが、どうしようもありませんでした。
しかし、一部の国会議員が特別検察官の発動を提議。
ドヒョンは特別検察官の補佐として捜査に関わることになりました。ヤン部長検事の推薦です。
チュノも、呼ばれました。
チュ・ミョングンたちを法廷に立たせました。
最後に、罪を認めるかと、ドヒョンがチュ・ミョングンに問いました。
でも、何と答えたかは描かれていません。
多分、ここで終わりじゃないからでしょうね。
続編が出来そうなストーリーです。
ジュノssi、やっぱりカッコ良いです
なかなかしっかりとした作りの作品でしたね。
でも、重すぎない適度な内容でした。
捜査経緯がかなり細かく描かれています。こういう手順でこんな事実が判明し、これとそれとが繋がり・・・と言った感じで。
相当きちんとした設計図が出来ていたように感じました。
お勧めですよ
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