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ジェヒョンは、尾行をまいてジスに会いに行きました。
服を着替え、ドンジンの車を借りたのです。
ジスにギターを差し出しました。
昔、買ってあげると約束したままになっていたのを思い出したのです。
受け取れないとジスは言いました。
ジェヒョンは正直にこれが口実だと言いました。
「会いたくて。」
少しだけ素直になって、2人は思い出話をしました。
学生運動をしていたことを、ジェヒョンは後悔していました。やり直したいと思っている事の一つでした。
学生運動をしていることを、ジェヒョンの両親は反対しませんでした。
本当は、運動などせずに、真面目に勉強をしていてほしいと思っていましたが、真面目で一途な息子が選んだ道ゆえ、止めてはいけないと思っていたようです。
父親も会社で組合で運動をしていました。
だから、息子の気持ちはよく理解出来ました。
主張が正しいということも十分分かっています。
しかし、それでもしてほしくは無かったのです。
息子じゃなくても、他の誰かに任せていてほしかった・・・と。ジェヒョン1人がやらなくても、世界は変わらないと思っていました。
ジェヒョンは、そんな両親の本音を知り、有難いのと同時に、済まない気持ちでいっぱいでした。
ジスは、どうして昔のように生きないのかとジェヒョンに問いました。
ジェヒョンはその問いに答えられませんでした。
この2人を、セフンが見ちゃった
ヨンミンを病院に連れて行ってくれた父兄だと、すぐに思いだしました。
そして、今話題になっている“ヒョンソングループの婿ハン・ジェヒョン”だと言う事にも気づきました。
セフンは、ジェヒョンの後をつけました。
それによって、ジェヒョンが誰かに尾行されている事に気づいたのです。
ジスの前科が分かりました。
食堂でアルバイトをしている時、常連客に散々侮辱するような事を言われてお盆をなげつけたらしいです。
そんな大した事のないことなのに、被害者は刑務所に入れると息巻き、ジスもまた刑務所に行くと言い張った末のことらしいですね。
ジスは、相手が自分のしたことを全く反省せずにいるのが許せなくて、敢えて大ごとにして世間に知らしめるのが目的だったようです。
弁護人として初めて会った時、セフンは凛としたジスに一目ぼれしたみたいです。
結局、執行猶予がつき、ジスは釈放されたのです。
多分、その時も想いを、セフンはまだ忘れられないのでしょう。
ジェヒョンは、母にジスと再会したことを打ち明けました。
母はジェヒョンの気持ちをよくわかっているようです。
でも、言いました。
「気の毒でやるせないでしょう。でもね、許されないことよ。」
分かってる・・とジェヒョン。
背中をなでる母の手の温かさに、涙が出そうでした。
ジスも、学生時代からの友達へジョンにジェヒョンと会った事を打ち明けました。
へジョンは、心配になりました。
ジスとジェヒョンの想いや経緯を知っているからでしょう。
心配しないで、傷つく道を選んだりしない・・・とジスは言いましたが。
ジェヒョンはチャン会長に対して反旗を翻しているようです。
密かに勢力を伸ばそうとしているようですし、チャン会長の犯罪の証拠も掴もうとしているようです。
でもね、チャン会長はそれに気づいているのです。
これまでは、ソギョンのために目をつむって来たのですが、そろそろ潮時かと考えています。
ソギョンにも気持ちを整理するよう言いました。
ジス父は、新聞に載っているジェヒョンの写真を見て、記憶が少し蘇ったようです。
何故なら、ジス父はジェヒョンとジスを別れさせた張本人だったからです。
ジェヒョンの事を調べ上げたジス父は、指名手配者リストにジェヒョンの名前を載せたのです。
特にこれといった罪状も無いのに。
ジェヒョンは仲間からその情報を得て、逃げる事を決断しました。
司法試験の勉強をするために、山のお寺にこもるとジスに言いました。
持っていったモノは、ジスから貰ったラジオのみ。
お寺でジェヒョンは静かに落ち着いた生活をしました。
ジスのことは忘れたことはありません。
現場を離れて逃げている自分が嫌でもありました。
そんなある日、友人が訪ねて来てくれました。
近況を聞き、自分がいったい何を目指しているのか、更に分からなくなってしまったジェヒョンでした。
友人が帰る時、1枚のテレフォンカードをくれました。
山の麓に公衆電話があったと言いました。
ジスの声が聞きたいとジェヒョンが思っているのに気づいていたのでしょう。
その頃、ジスは、ドンジンから、ジェヒョンが本当は逃げたんだと知らされました。
事情を聞いて、父の仕業だとすぐにジスは察しました。
ドンジンも、察していたので、敢えてジスに話したのでしょう。何か手を打てるのではないかと、ドンジンも思ったのでしょう。
しかし、事はそう簡単じゃありませんでした。
ジェヒョンを許してくれと頼むジスに、父は冷たく言いました。
「全てを手に入れる事は出来ない。一方を選ぶなら、一方は諦める必要がある。よく考えなさい。一番やりたいことをするのか、一番怖い事を避けるのか。もう彼に会わないと約束するなら、指名手配は取り下げる。もし会い続けるなら、捕まえて何年も投獄する。その世話をして生きろ。私の娘としてではなく、彼の女としな。」
ジェヒョンからの電話がかかってきました。
ジスはそれがジェヒョンからの電話だと察していました。
しかし、出ませんでした。泣きながら布団をかぶって出ませんでした。
がっくりしたジェヒョンの耳に、ラジオからアナウンサーの声が聞こえました。
“「お前はこれから自分の人生を歩め」映画「旅立ちの時」の最後のセリフです。時にはあの父親のように、時にはあの息子のように、孤独に戦っている恋人にこの言葉を伝えたいです。先輩の人生を歩んでください。リスナーからのお葉書でした。リクエスト曲は「さようなら」です”
ジェヒョン、これがジスの言葉だと気付きました。
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