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2020年。
ダウォンは、イガンの指示通り、あちこちに生態カメラを設置しました。
イガンはずっとドローンでダウォンの行動を見守っていますし、トランシーバーで通話し続けています。
ある日、深い森にダウォンが入っていったときのこと。
ふいにダウォンの悲鳴が聞こえました。森の中なので、上空を飛ぶドローンでは見ることが出来ません。
ダウォンの目の前に、ヒョンジョの霊が現れたのです
今度は、ダウォンの目にもヒョンジョの姿が見えました。
ダウォンが落としたトランシーバーからは、無事を確認するイガンの声が聞こえています。
ヒョンジョの霊は、そのトランシーバーを掴もうとしました。イガンと話したかったのでしょう。
しかし、掴めません。
悔しさにヒョンジョの霊は、何度も何度もトライしますが、出来ません。悔しくて地面を叩きました。
地面を叩く事は出来るのです。
“ソ・イガン”
霊は激しくトランシーバーを叩きました。しかし、霊が叩いたのは地面でした。
その時、入院しているヒョンジョの生身は、鼻血を流し始めていました。
霊が地面を叩いた右手には、青い痣が浮かび上がっています。
ダウォンは恐怖のあまり、駆け出しました。悲鳴を上げながら山を駆け下りて来ました。
尋常じゃないダウォンの様子に驚いたイガン。
「レンジャー服を着た人が・・・冬のユニフォームを着た人を見ました。服も手も血だらけで・・・。」
イガンは、以前やはりレンジャー服を着た幽霊を見たと言った遭難者の話を思い出しました。
ヒョンジョの写真を指差したのを・・・。
ダウォンも、ヒョンジョの顔を確認しました。
消えました・・・とダウォンが言いました。
イガンは、すぐにヒョンジョが入院している病院に確認をしました。
容体が良くありません・・・と看護師が言いました。
イガンはダウォンと共に病院に行きました。
看護師の話では、これまでにも同じような状況になったことがあったようで。
発作を起こすたびに、容体は悪くなっていると看護師は言いました。
「心の準備をしてください。」
ダウォンは眠るヒョンジョが確かに森で会った人だと断言しました。
信じられない・・・と。
イガンはヒョンジョの不思議な能力をダウォンに話して聞かせました。最初から信じられない人だった・・・と。
「彼は死を防ぐために山へ来たの。」
ダウォンは言いました、ヒョンジョは寂しそうな表情だったと。そして、イガンの声を聴いて、話したがっていたと。ずっとイガンを待っていたんだろうと。
2019年。イガンとヒョンジョに一体何があったのでしょう。
雪山で倒れるイガンを、ヒョンジョが必死に助けていました。
その後、2人とも救助されたのですが、ヒョンジョの意識は山に残ったままだったようです。
ヒョンジョは意識が戻った時、自分が霊魂だとは思わなかったようです。
肉体は病院のベッドの上。しかし、はっきりとした彼の意識は、山に残りました。
が、誰も気づいてくれません。
人工物にヒョンジョの霊魂は触れる事が出来ませんでした。
触れようともがく度、ベッドの上の肉体は発作を起こしてしまっていたのです。
彼が触れるのは、草や木、岩と言った自然のものだけでした。
それに気が付いたヒョンジョは、イガンと決めた印を残し続けているのです。イガンに死を止めてほしくて。
2018年。
山火事統制期間が始まろうとしていました。
ヒョンジョは最近見た予知夢が、その時の事ではないかと考えていました。
山火事統制期間を告知する垂れ幕が見えたからです。しかし、場所はどこか分かりませんでした。
それでも自分が防がないという気持ちが強くて、焦っていました。
山火事は一旦発生すると手が付けられなくなるから、皆で監視し、皆で防がないといけないとイガンは言いました。一人で抱え込むことはないと。
何か月も予知夢を見ることが無かったので、ヒョンジョはもう悲劇は終わったのかと思っていました。期待していたわけです。
「山の贈り物でしょ。」
と、イガンは励ますように言いました。
それによって救われた人は何人もいるわけですからね。
何者かが、ヒョンジョの事を調べています。もしかしたら、部屋にも侵入した
ヒョンジョは何か部屋に違和感を感じたようです。
分所の中を調べているのを見ると、関係者の一人ですよね。簡単に入る事が出来ているから。
山火事統制期間が始まりました。
レンジャー、職員総出で監視に当たる事になりました。
直前のレクリエーションで足を怪我したヒョンジョは内勤に入りました。
恐れていた山火事が発生しました。
火はあっという間に燃え広がりました。
イガンたち分所だけじゃなく、本部からも総動員となりました。
地上では防火線を作り、上空からはヘリが飛んで水を掛け、一旦は鎮火しました。
この時は、風も少なく、比較的燃えにくい林だったため、それ以上の延焼は、何とか防ぐことが出来たのです。
一旦は鎮火したと言っても、残り火があります。
それを3日間ほど監視し続けるようです。
ヒョンジョはふと気づきました。今年の垂れ幕の字は赤で、自分が見た予知夢の文字は緑だったことに。
調べてみると、過去の垂れ幕は、廃棄処分されるのですが、たまに、薬草取りの人が防水機能のある垂れ幕を持って帰ることがあると分かりました。
報告を受けたイガン、それをついさっき見たのを思い出しました。
違法薬草取りのオバサンたちが、摘発され、リュックの中から取り出したのが、垂れ幕で包まれた薬草だったのです。緑の文字でした。
よりによって、オバサンの中に、じゃがいも爆弾事件の被害者の妻がいました。
事件は解決し、イガンたちレンジャーのミスではなかったと判明していますが、オバサンは今でもイガンに対して反感を抱いているようですね。
と言うか・・・ まだ違法な事をしてるって事に、あたしゃ驚きましたよ
イガンは、残りの垂れ幕の在りかを聞き出しました。
以前、蛇を入れていた倉庫に置いてあると被害者の妻は言いました。
イガンとヒョンジョがすぐに倉庫に向かいました。
先に到着したのはヒョンジョ。
倉庫の中には、子供が3人。親の仕事が終わるのを待っていたようです。
ヒョンジョが声をかけて倉庫の中に入った直後、何者かが倉庫のドアを閉め、鍵をかけたのです。
この倉庫がねぇ・・・案外頑丈な建物なんですよ。
ヒョンジョがいくら体当たりしても、ドアは開きません。
残り火が大きな炎となりました。
また、山火事発生です。
倉庫に向かっていたイガンも、火事を発見。よりによって松という燃えやすい林に火が迫っていました。
風向きを考えると、民家も危険だと思われました。
倉庫の外にあったモノに火がつけられました。こちらは放火です。
火に包まれている事に気づいたヒョンジョ。
イガンも必死に倉庫に向かって走りました。
途中で足を滑らせて崖を転落してしまいました。
怪我は無かったようですが、思いもよらないものを発見してしまいました。
白骨死体です
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