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家門の栄光 コンプリート・スリムBOX [DVD] |
クリエーター情報なし | |
ポニーキャニオン |
理由不明の録画完全失敗から立ち直りました
ひとえに、レンタル店と“まぎぃライブラリー”のおかげ。
“まぎぃライブラリー”から、久しぶりに「家門の栄光」を引っ張り出して来ました。
ご存じ、パク・シフssi、ユン・ジョンヒさんを中心とした家族ドラマです。
54話という長丁場。たくさんの登場人物がいて、それぞれの事情があって・・・という、韓国ドラマ定番の作品です。
ジョンヒさん演じるダナの二人の兄の離婚という何とも波乱万丈なスタートで、それが何ともどたばたなので、視聴を断念しようかとも思いましたが、徐々に引きつけられて行き、泣きながら笑いながらの満足感を得られたのを覚えています。
今回、久しぶりの視聴となりまして。途中、早送り、スルーを繰り返しながら、ざざ~っと見終えました。
やはり笑わされ、泣かされましたね
この作品は、台詞が長いです。
そして、そのセリフに、説教くささを感じる時もあります。
パク・シフssi演じるガンソクが、ダナと芝居として交際を始めるのですが、その過程で、お互いに惹かれて行くことについて、あれこれと自分に言い訳しようとします。
その台詞も、本当に堅苦しい。固い言葉で心境を分析しようとするんですね。
そうやって自分の想いを勘違いだとか、単なる動揺だとか思いこもうとします。
ダナのハラボジの台詞は、やはり秀逸です。
決して難しい言葉ではなく、物凄く普通で、幼い子に対しても理解できるような話をしてくれます。
韓国人だけに当てはまるモノではなく、日本人である私にも、理解でき、納得できる言葉です。
ガンソクの家族とダナの家族は、180度違う考え方をしています。
それぞれの家族の中でも、一人一人は違う考え方を持っています。
そんな彼らが、少しずつ違う考え方の相手を受け入れ、歩み寄り、影響され、新しい考え方を作り上げていくのです。
宗家であるダナの家族の考え方が正しく、ガンソクの家族が間違っていると言うのではありません。
どちらもそれぞれに良いところと変えた方が良いところを持っています。
そんな二つの家族が交わることで、影響し合い、感化し合い、融合していきます。
だからと言って、二つの家族が全く同じ考え方になるわけではありません。
別の家族だと言う事は変わりませんからね。
宗家であるという重い殻を破ったラストは、皆の表情がとても明るいです。
そして、成り上がり者という引け目から、お金至上主義だったガンソクの家族もまた、本来の温かさを取り戻しました。
ラストまで満足させてくれた作品です。
そして何と言っても、パク・シフssiが素敵です。
冷徹で残忍さを感じさせる最初の表情から、厳しさを残しながらも、明るくお茶目で人懐っこい表情に変わっていくのですが。
そのどちらも素敵。
容貌の所為ですかね。
あの切れ長の目は、冷たさも充分だし、笑うと一転して可愛くなるし。
とにかく、時間は経っていますが、今でも充分楽しめる作品です。
未視聴の方、お勧めですよ