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キム・ドングへの罪悪感を必死に忘れようとして仕事に励んだスジェ。
1年後、キム・ドングの無罪が確定して釈放されたと言うニュースを聞いて、心から安堵しました。
コン・チャンは、無実が証明されて釈放される直前、看守の話を聞いてしまいました。
「ノ・ビョンチュルの管理代はキム・ドングの倍は貰わないと。」
と、誰かに話していたのです。
相手は手首に入れ墨のある男でした。
この事も、ビョンチュルは犯人ではないと確信する理由の一つでした。
自分を犯人にした後、ビョンチュルを身代わりにした人物がいると分かったのですから。
ユンサンは、コン・チャン=キム・ドングだと知って以来、10年前の事件の事を調べていました。
担当したのが、父チェ会長だったということを知りました。
何かあると感じました。
だから、兄のジュワンにそれとなく事件について聞きました。
キム・ドングを犯人にした経緯についておおよその見当がつきました。
キム・ドングを犯人にしたいチェ会長は、国選弁護人であるスジェが目障りだった。だから、スジェの恩師であるペク院長にサインを出した・・・と。
「手を抜くどころか、負けるように立ち回ったんだ。」
と、ジュワンはスジェのことを言いました。キム・ドングを裏切ったんだと。
「世の中は、俺たちの父親の手によって動かされているんだ。」
ユンサン、ショックでした。
ペク院長、実は、コン・チャンのことをずっと見守って来ていたのです。
娘ウンソを助けたがためにナジョンは殺されてしまったと知っていたのです。
だから、キム・ドングから改名してコン・チャンとなった後、ロースクールの資料等をポストに入れたのもペク院長でした。
コン・チャンがロースクールの面接に来た時は、本当に嬉しく思いました。
コン・チャンにようやくその事実を明かしました。
そして、言いました。
「ノ・ビョンチュルは本当に犯人だと思うか?」
コン・チャン、初めて自分と同じ意見の人がいる事を知りました。
コン・チャンは、スジェにノ・ビョンチュルが犯人ではない証拠を必ず見つけて見せると言いました。
名前は出しませんでしたが、ナジョンが事件の夜、その人の娘さんを助けたようだと。そこに何か謎があるに違いないと。
スジェは関心が無いと冷たく言いました。
でも、ソン・ミリムにビョンチュルのことを調べさせたりしてます。
スジェが苦しんでいることは、ソン・ミリムもジュニも気づいています。
コン・チャンにありのままを打ち明けろとジュニは言いました。あの時はそうするしか無かったと説明しろと。
コン・チャンなら分かってくれる・・・と。
でも、理解を求めるつもりはないとスジェは言いました。
スジェの部屋には、コン・チャンがまとめたナジョンの事件の一覧が貼られていました。
それは、コン・チャンの秘密の部屋にあったのを、スジェが写メしてきたモノでした。
ソン・ミリムとジュニもそれを見ました。
キム・ドングが無罪だということは、それだけでも分かりました。
なのに何故・・・ですよね。
キム・ドングを犯人に仕立て上げた人物は、次にビョンチュルを身代わりにしたわけで。
そして今、仮釈放を控えたビョンチュンは、突然喧嘩が原因として独房に入れられています。
それも何者かの指示かもしれないと、スジェは言いました。
「白骨遺体が発見されたからだ。」
と、スジェは言いました。真犯人とバックについている者は、自分たちの罪が暴かれると気付いているだろうと。
ジュニは、ナジョンの名前に聞き覚えがありました。
10年前、研修医で忙しかったのでニュースを見てる時間など無かった筈なのにとジュニは言いました。
ハン・ドンオの飲酒運転の一件は、何とか穏便に収めることができました。
それによって、ハンスバイオ売却の前向きな交渉が再開。
SPパートナーズのユン代表やハン・ドンオたち関係者が集まりました。
ユン代表が贈り物と称して、大きな写真を持ち込みました。
スジェ、その写真に見覚えがありました。
ペク院長の部屋に飾ってあったのです。
ユン代表が届けて来たのには、何か意図があると、スジェは察しました。
以前、ユン代表が口にした“ペク院長の娘カン・ウンソ”。
それも、おそらく敢えてスジェに教えたに違いないと思いました。
ウンソは今どこで何をしているのかと、ユン代表に問いました。
「10年前事故に遭い、その時から記憶も止まったままです。」
その時、ジュニから連絡が入りました。“チョン・ナジョン”と言う名前をどこで聞いたのか思い出したと。
なんと、研修医だったジュニは、事故で担ぎ込まれたウンソの手当に当たっていたのです。
その時、ウンソは“チョン・ナジョン”と言う名札の付いた上着を着ていました。だから、それが名前だと思ったのですが、本当は“カン・ウンソ”だった・・・と。
そして、交通事故以外に、性的暴行を受けた形跡があった・・・と。
その瞬間、スジェはユン代表とペク院長が隠して来た事実に気が付いたのです。
「カン・ウンソさんの件は事故ではなく事件だったのですね。だからまだ絶望の淵に?」
と、スジェがユン代表に言いました。
そう聞かれると、辛いです・・・とユン代表は言い、席を立ちました。
ノ・ビョンチュルが独房で首を吊った状態で発見されました。
一見すると自殺のようです。
スジェやコン・チャン、ペク院長、ユン代表は愕然としました。
重要な証人がいなくなってしまったのですから。
コン・チャンは、ペク院長に言いました。
ノ・ビョンチュルは犯人じゃ無いし、自殺したのでもない・・・と。
ペク院長は、その訴えを聞いても、全く動揺を見せません。
その様子を見て、コン・チャンはペク院長が一連の事件の裏にいる人物、真犯人を知っていると気付きました。
誰なのかと聞いても、証拠が無いとペク院長は言うだけ。
証拠が無いから捕まえられないと。
その時、コン・チャンは部屋に掛けられている写真に気づきました。それは、ナジョンがアルバイトをしていたコンビニの写真でした。この場所でナジョンとウンソは出会ったのです。
コン・チャンはすぐにその場所がどこなのか分かりました。
何度もその場所を訪れたことがあったからです。
ユン代表がハン・ドンオに贈った写真が、これでした。
その瞬間、コン・チャンはペク院長はずっと長い間・・・10年前から自分が無実だと言う事を知っていたに違いないと気付きました。そして、ずっと自分を見て来たんだと。
「済まない。」
と、ペク院長は言いました。
無実だと証明する力が無かったと。
「間違いを正す日が来ると信じて待った。君とスジェがここに来た時、その時が来たと思った。」
そんな事を聞かされても、コン・チャンは納得することは出来ませんでした。
この10年と言う長い時間を苦しみ続けてきたコン・チャン。ペク院長の思いに共感することなどできませんでした。
ですよね
ペク院長がチェ会長の指示に従うしか無かったのには、理由がありました。
自分の不正を知られてしまったのです。
それを伏せてもらったばかりに、ウンソの事があっても、キム・ドング事件も黙って口を瞑るしかできなかったのです。
ユンサンが久しぶりにロースクールに登校して来ました。
授業でスジェが敗訴した裁判を取り扱う事を提案。キム・ドング事件です。
勝訴した相手ソ弁護士も敢えて呼んでいました。
ユンサン、裁判が本当はどう進んだのか、コン・チャンに教えたかったようです。そこにチェ会長の意図が反映されていたことも含めて。
流石に動揺を見せたコン・チャンに、8班のメンバーはメールで励ましの言葉を送りました。
皆ついていると。コン・チャンには何の罪も無いと。
スジェはユンサンに質問がある筈だと水を向けました。
「証人は何故かキム・ドングに不利な証言をしています。要請したのは教授ですよね?準備不足だったのですか?」
敗訴した理由をコン・チャンに教えるつもりだと、スジェは気づきました。
「最善を尽くした結果かと。」
と、コン・チャン。
「最善を尽くして無かったのでは?」
と、ユンサン。
スジェはキム・ドングを無実だと証明できたかもしれない証拠を、検察も警察も無視したことを指摘しました。
ソ教授は、捜査を諦めたのはスジェだろと反論。
「誰?」
と、スジェ。
キム・ドングが拘置所に収容されて1年後に、彼の無罪を主張するTV番組の放送直前、ノ・ビョンチュンを真犯人にした人物のことです。
「先輩は違う。先輩はそんな器じゃない。バックに誰かいる。誰なの?」
ソ教授は勿論答えません。
スジェを散々バカにして、教室を出て行きました。
チェ会長の秘書ハ室長が、キム・ドング=コン・チャンだと知りました。
え昔、無罪放免となった後、コン・チャンを車ではねた事があったの
スジェはペク院長を直撃しました。
「知ってる事、推測してること、ユン代表と計画してること、全て話してください」
ペク院長は、ウンソのところにスジェを連れて行きました。
そして、10年前の一件を話し始めました。
ペク院長も、彼なりに一所懸命事件の事を調べていたのです。
それによって、ウンソはジュワン、ハン・ドンオ、イ・シヒョクによって暴行され、逃げようとしたときナジョンと出会い、その直後に交通事故に遭ったと分かったのです。
「彼らの父親、特に当時検事長だったチェ・テグクが放っておくはずが無い。」
と、ペク院長は言いました。
息子を守るために、キム・ドングを犯人にしたんだと。
スジェはあまりの事に、愕然としました。
疑問が浮かびました。
それを承知の上で、道理に従えとスジェを説得しようとし、従わないスジェを、次に母と兄のことを持ち出して動揺させたのは何故か・・・。
「キム・ドングが無実だと分かっていて、自分にキム・ドングを捨てさせた。何故ですか」
と、ペク院長に詰め寄りました。
「無実のキム・ドングは地獄のような1年を拘置所で送り、私は罪悪感に苛まれ続けた。それなのに、娘を酷い目に遭わせた3人の父親に10年間も取り入って・・・。」
待つようにと自分が言いました・・・と、ユン代表。戦う準備が出来るまで我慢してくれと自分が言った・・・と。
それを聞いてもスジェは納得できませんでした。
「娘の復讐の準備が出来るまでの時間、依頼人の人生はどうなってもいいと」
私には罪があったんだ・・・とペク院長が口を割りました。
ハ室長から、キム・ドング=コン・チャンだという報告を受けたチェ会長。
激怒しました。
なんと、死んだと思っていたようです。つまり、あの事故は、チェ会長の命を受けたハ室長が起こしたものだったのです、キム・ドングを殺すために。
「10年前も任せたんだぞ」
コン・チャンは、ユンサンに聞きました。
どうしてソ教授を呼んであんなことをしたのか・・・と。
ユンサンは言いました。コン・チャンはスジェを騙し、スジェはコン・チャンを捨てたんだ・・・と。それを分からせたかった・・・と。
敗訴したから、スジェはTKに入る事ができたんだと。家族が逮捕されたから取引に応じたんだと。
「だからお前とスジェさんはうまくいかない。」
ユンサンは、この会話をスジェに聞かせていました。携帯を通話状態にして。
「関係無い。」
と、コン・チャンは言いました。それは正しい選択だからと。
「父親ですら信じてくれなかった俺を、教授だけは信じてくれた。“信じる”と言う言葉が生きる力になること、先輩は分かりますか?」
お人よしだな、だから利用されるんだよと、ユンサン。
「かまいません。信じてくれる人は一人で十分です。」
スジェはその言葉を聞きながら泣きました。
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