
この前の日曜日、福島潟へオニバスとガガブタの花を撮影していた時のことです。
同じようにオニバスなどを狙って撮影に来ていた同業者の方が沢山いました。
撮影の時は、余程のことが無い限り、無言で被写体に集中しながらシャッターを切り続けます。
私も同じように撮影していたら、独り言なのか、誰かに問いかけたかは分かりませんが、ツブヤキが聞こえてきました。
曰く「今日は、(花に)虫が止まってくれないし、困ったなー」と言う内容でした。
オニバスやガガブタは、一定のエリアに咲いていますので、同じ時間帯に写真を撮影すると、同じ光線状態で撮影することになります。
日の出の時間帯だったら、逆光でアクセントをつけたりできますが、午前中は光線が頭の上から降り注ぐだけなので、アクセントをつけづらいように感じます。
それで、花と言えば虫の連想から、花に虫が止まってくれないかなと言いたくなるのも分かります。
ただ、虫たちも訳があって花に止まりますから、人間の思うとおりには止まってくれません、偶然を狙う感じです。
(ただし中には、虫の習性を熟知した上に、これと思う花を見つけて、そこへ虫が止まるのを待って撮影する達人もいらっしゃいますが)
オニバス沼には、チョウチョやトンボが飛び交っていますので、花に止まってくれないかなと言う嘆きも分かります。
私が撮影した限りでは、チョウチョよりもトンボの方が狙いやすいと感じました。
チョウチョは、花の蜜を求めて次から次へと花を移動するんですが、トンボは同じ場所へ長時間止まってくれるからです。
今日の画像は、日曜日に撮影した中から、草花へ虫が止まっている様子をチョイスしました。
下の、一番最初の画像は、オニバスに何かぶら下がっているなと思ってファインダーを覗いたら(クローズアップしたら)、トンボ(ギンヤンマだと思いますが)が止まっていて、少し驚いたやつです。
想像するに、この花でヤゴから脱皮して成虫になっている途中だったのではないかと思います。
他にも、シオカラトンボ、イトトンボが飛び交っていました。
チョウチョは、モンキチョウとモンシロチョウ、イチモンジセセリ(ちょっとあやふや)がいました。
後、虫ではありませんが、この沼でネイティブなカモが歩いたり泳ぎ回ったりしていました。
結構人馴れしているほで、上手く狙えば花とカモの取り合わせが狙えますね。



