

お盆前の猛暑と比較すると、空模様が大きく変化したように感じます。
今日は朝から小雨模様でした、日中も雨が降ったり、曇ったりを繰り返す空模様でした。猛暑の時と比較すれば気温は高くないのですが、湿気がものすごく多くてうっとうしく感じました。
美人林の話です。
美人林と言っても、怪しげな飲み屋さんの店名ではありません。
旧松之山町(現十日町市)にある、ブナ林に付けられた優雅な名前です。
ご存じの方も多いと思いますが名前の由来は「あまりにもブナの立ち姿が美しいことから「美人林」と呼ばれるようになりました。(引用情報:まつのやま.comより)」です。
8月14日に、家族と親戚で美人林を訪れました。
はるか昔に訪れたことがあるんですが、当時の記憶はほとんと忘れていて、道順ですら親戚のナビゲートなしでは走れませんでした。
当日は、曇天で時々雨が落ちてくるあいにくの天候でしたが、人気スポットなので駐車場には結構車が止まっていました。
ブナ林と言うと、木漏れ日が創りだす光と影の情景が素晴らしいですが、雨が降って林の中を漂う濛気が見せる情景も良いものです。
訪れた日は時々雨が降っていたので、林の中に何とも言えぬ濛気が漂っていて、神名備た雰囲気が素晴らしかったですね。
美しいブナの立ち姿は、美人林の名に恥じないですね。
しかも、地面にはブナの枯葉が一面に敷き詰められていて、それがブナの立ち姿を一段と綺麗に見せていると感じました。
旧川西町(現十日町市)に「二六公園」と言うブナ林がありますが、こちらは地面の地形が変化に富んでいて、同じブナ林でも違った眺めです。
美人林は、プロやアマチュアを問わず、沢山の写真家によって撮影されています。
当然、私もカメラを持参しましたが、どこへレンズを向けても「絵になる」と感じました。
朝から晩まで、一日撮影していても飽きない撮影スポットだと思います。
林の中は暗いので、撮影には三脚は必須です。
この日は家族連れだったので、さすがに三脚を立てての撮影は出来ません、カメラのISO感度を上げて、絞りは開放状態で撮影せざるを得ませんでした。
それでもシャッタースピードは上がらないので、撮影した殆どの写真が手ブレしてしまいました。
そうであっても、撮影した写真を見ると、写真の腕が上がったと感じさせました。(超手前味噌ですね)
それほど、被写体としては素晴らしいスポットなんですね。
お題の「傘いらず」です。
当日は時々雨が降っていましたが、帰る間際に一際激しい雨が降ってきました。
傘をささなければずぶ濡れになる位の雨でしたが、美人林の中にたたずんでいると、ほとんど雨があたりません。
林を暗くするほど茂っているブナの葉っぱが雨傘の役目をしてくれるんです。
自然の雨傘の下、雨宿りをして、しばしブナ林の素晴らしさに話が弾みました。



