マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

センス

2010年11月28日 | カメラ








今日は、新潟の冬らしい一日でした。
朝から、風が強くて、雨混じりでした、気温もグーンと下がって、寒かったです。
昨日とは、180度逆の天候になってしまいました。

今日は、昼前まで、出かける先について悩んでいました。
実は、今日開催されるイベントに、2つエントリーしてしまって、最後の最後までどちらへ参加するか、迷っていました。

一つは「江戸時代に学ぶ 新発田藩と江戸幕府」と題した講演会(新潟日報主催歴史フォーラム)です。講演者の一人が徳川恒孝氏、この方は徳川宗家18代目(徳川家康から数えて)の当主です。
徳川家18代目当主のお話を聞きたくて申し込みました。募集数は当初500名の予定が、応募者多数のため1,000名に座席を増やした程の人気です。

もう一つは「椎名誠名誉館長 写真を語る」です。ビュー福島潟名誉館長である椎名氏が中学生フォトコンテストの表彰式へ来館します。
今回の中学生フォトコンテストは椎名氏が審査を行いました。フォトコンテスト作品の講評と写真の講演が予定されていました。

迷いに迷ったんですが、「椎名誠名誉館長 写真を語る」を選択しました。
13:30-15:00まで、椎名氏の講演を聞きました。

今年の中学生フォトコンテストは、椎名氏が審査を行ったため、応募数が恐ろしく増えたそうです。
最初に、中学生フォトコンテストの表彰式を行いました。審査をした椎名氏から直接賞状と賞品が手渡されるという、豪華な表彰式です。
続いて、フォトコンテストの作品をスクリーンへ映しだして、一点一点講評が行われました。
最後に、椎名氏の作品をスクリーンへ映しだして、写真のお話と言う内容でした。


椎名氏は、中学生のフォトコンテストを審査したのは初体験だそうです。
通常は、アマチュアやプロの写真を審査しているが、応募者は入選するためにあらゆる事をやってくるそうです。
例えば、カエルが3匹仲良く手をつないだ写真が応募されたそうです。でも、これは接着剤でカエル同士をくっつけて撮影すると言う行ってはいけないテクニックを駆使していました。当然、失格処分です。
これは悪い例ですが、大人の作品と比較して、中学生の写真に対する感性は、新鮮に写ったようです。

講評で本人からも話を聞いていました。
でも、審査している椎名氏の受け取り方とは違って、中学生はある意味アバウトに撮影しているんです。
準グランプリに入った作品は、友達から借りたカメラで、アニメで見た気に入ったシーンと同じ場面を撮影したそうです。
一所懸命コンテストに応募している人からすれば、がっくりするような話です。
でも、アニメと同じようなシーンに遭遇して、しっかりと撮影したのだから「センス」が良いと思います。

楽しい半日を過ごすことができました。ただ、徳川家当主の話も聞いてみたかったです。私は一人しか存在しませんので、こればかりはどうにもなりません。

上の画像は、来場した椎名氏です。
今日は風が強くて、福島潟の木々も葉っぱを地面へ散らしていました。
その様子です。

下の写真は、昨日撮影した阿賀野川河川敷のシンボルツリーです。
椎名さんの、白黒写真を見ながら説明を聞いたら、こんな悪戯をしたくなっちゃいました。














コメント
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