先日、Radikoで放送を聴いていたら、二つほど面白いことを聴きました。
一つは、ラジオ局のアナウンサーが、4月からRadikoで聴けるようになったこと、だから全国の皆さんへ是非聴いて欲しいとPRしていたことです。
もう一つは、聴取者からのメール紹介で、関東に住んでいるけど、新潟のラジオを聴く方法を見つけたのでという内容でした。
どちらも、Radikoの趣旨からすると、言ってはいけないことだし、お便りを紹介してはいけないケースです。
Radikoが聴取可能な地域は、基本的にそのラジオ局が存在する都道府県に限られています。
しかし、蛇の道は蛇です。
新潟のラジオを聴く方法を見つけたのお便り通り、スマホにはRazikoという本家Radikoに似た名前のアプリケーションが存在します。
このアプリは、本家を文字っているとおり、本来の聴取地域を飛び越えて、Radikoで放送している全国のラジオ局を地域で狙い撃ちして、聴くことができるアプリです。
ところがです、先日Razikoが急に動作しなくなりました。
NHK系統はOKなのですが、Radikoで放送している番組は、一切聴けなくなりました。
調べてみると、どうやらRadiko側で対策をとったようです。
そういえば、Radikoがバージョンアップしている表示がでていたので、インストールしたら、それからNGでした。
私は、アプリのバージョンアップは自動更新しないようにしているんですが、ちょっと勘を働かせればなと悔やみました。
さらに、蛇の道は蛇です。
Webで検索すると、取り敢えずの対応策が引っかかりました。
スマホ端末をroot化してあれば、ほとんど手数をかけずに対策ができるようでした。
root化していない端末の場合は、手順が多くて面倒さを感じたのですが、このままの状態は癪なので、その対策を実行してみました。
無事、再びRazikoで放送を聴けるようになりました。
ただし、全国の放送が聴けるようになったからと言って、聴いているのは地元の放送番組がほとんどです。
ただし、好きな時に全国の放送を聴けるという手段を確保できている状態がありがたく感じます。
手順はWebで検索できますが、基本的には以下の手順を踏むようです。
Radikoのインストール用ファイルを入手する。
インストールしてあるRadikoをアンインストールする。
インストール用ファイルを、サードパーティ製アプリとしてインストールする。
余談ですが、今回Radikoがとった対策は、スマホのメモ内に存在する「k20120408_155342_aSmartPhone.jpg」と言う画像ファイルが関係しているらしいです。
Radikoが、放送地域を限っているのは、Radiko側の自主規制であって、法律的には全国放送しても、問題はないようです。
電波を使ったAM放送は、関東や関西を除いて、聴取可能な地域は、放送局が存在する都道府県内に限られています。
建前はそうですが、海辺へラジオを持って行って受信すると、新潟では日本海に面した道県の放送が簡単に聴けます。
それなりのアンテナ、受信機を用意すれば、自宅にいても多分日本全国のAM放送を聴取することができるはずです。
そうでなければ、かつてベリカード(受信証)を集めることが流行った説明できません。
FMについても、日本全国は無理にしても、それなりのアンテナ、受信機を用意すれば、結構広域の聴取ができます。
結局は、ラジオ放送を無料で聴取できるようにする代わりに、コマーシャル用に時間枠を売るビジネスモデルを、現状から崩したくない放送局の論理が変わらない限り、RadikoとRazikoのイタチごっこは続くのでしょうね。
Radikoの聴取区域をフリーにして、番組の競争状態を作れば、駄目になる放送局が発生するかもしれないけど、尻すぼみ状態から右肩上がりに成長する可能性もあると思うのですけどね。
写真は、Razikoの動作画面です。