OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

永遠の愛聴盤

2006-09-27 17:51:59 | Weblog

モノ集めは周囲の理解が無いと、気持ち良く出来ません。

浪費とか場所を取るとか、そんな重圧に悩まされて今日まで来ている私ですが、一番参ったのは、バイクで事故って入院中に、妹とガールフレンドにエロ本やSM誌の山を発見されたことです。

妹にはオナニーを見つかったこともあるし、感づかれていましたけど、それでも完全に気まずい世界でした……。

まあ、若き日の笑い話でもありますが、笑って許してもらえないですね……。

ということで本日の1枚は、その頃に私が愛聴していたこれです――

オーロラの救世主 / Electric Light Orchestra (Jet)

ジェフ・リンが主導していた時期のELOが1976年秋に発表した大傑作盤です。

前述の事件はそれから2年後の事ですが、その頃でも全く飽きないで聴き続けていたという極私的名盤です。

内容は言わずもがなのビートルズ大会♪

「マジカルミステリー」前後が好きならば、一発です♪

冒頭から劇的な「タイトロープ」、泣きの「テレホンライン」、哀愁ロックの「哀愁のロッカリア」と続くA面3連発が、まず止められません♪

あっ、ここはジョンだっ! ここはポール、そしてここはジョージだぁ~♪ だと独りニコニコして至福の時間が過ぎていくのです。

このバンドは、ご存知のとおり、ムーヴというマイナーなグループが先祖でしたが、そのエッセンスをパクッたのがクイーンでした。

つまりムーヴ→クイーン→ELOという構図があるんですよ、誰も言わないけど……。

それをカミングアウトしたのが4曲目の「ミッション」です。あぁ、ビートルズ♪

B面に入ると、いきなりドゥービー・ブラザースみたいな「ソーファイン」が心地良く、しかし途中はトッド・ラングレンになるという凝り様ですから、憎めません。

そしてタイトル曲「オーロラの救世主」は、完全に我国の杉真理の世界♪ というより逆なんでしょうが、ポール・マッカトニーがアース・ウィンド&ファイヤーしたような、たまらん仕上がりです。

続く「アバヴ・ザ・クラウズ」は、もう山下達郎ですねっ♪

また次の「ドゥ・ヤ」はムーヴ時代のリメイクですが、完全にクイーンにあてつけた演奏になっています!

さらにオーラスの「シャングリ・ラ」は甘くせつないメロディとストリングスで、もう涙が止まらない世界です。

という事で、捨て曲無しのウルトラ名盤とは、この事です。

実は最近、紙ジャケ仕様でCD復刻され、ELOのCDは初めて買ったんですが、ジェフ・リン公認のマスターなんで、シビレきっています。ボーナストラックも充実していますし、なによりも紙ジャケットの作りで押し型までも復刻してあるのが、またまた涙物♪

コメント (2)
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