今日はタイミングが悪いというか、思いっきり仕事に振り回されました。正直言って、疲れた……。
ということで、本日は――
■Kind Of Blue / Miles Davis (Columbia)
今更、私などが云々するアルバムではないほどの名盤です。まさにモダンジャズの金字塔!
メンバーはマイルス・デイビス以下、当時のバンドレギュラーだったキャノンボール・アダレイ(as)、ジョン・コルトレーン(ts)、ビル・エバンス(p)、ウイントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds) というだけで、完全降伏でしょう。
録音は1959年の春、なんと発売前から名盤という噂があったそうです。確かに、これは名盤の中の大名盤でしょう。
しかし今日では、オリジナルアナログマスターにピッチの狂いがあったということで、CDでは正確な演奏スピードに補正されているそうですが、う~ん、なんだかなぁ……。
なにしろ、それが発覚したのは発売されてから30年以上たっての事です。とすれば、その間にミュージシャン側がそんな事に気がつかないわけが無く、それでも放置していたのですから、現行CDの演奏が正確なピッチだとしても、それはオリジナルとは言えないでしょう。
ですから、この名盤はアナログLPで聴くのが正しいのです。
ちなみに、その裏ジャケ解説はビル・エバンスが担当しておりますが、なんと「All Blues」と「Flamkenco Sketches」の曲名を取り違えて説明しているという???がありますね。
まあ、いろいろとやってくれるのが名盤の必要充分条件かもしれません。