OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

くれないホテルは何処にある

2017-10-09 20:26:00 | 歌謡曲
くれないホテル / 西田佐知子 (ポリドール)
 

ふぅぅ~~、いくら仕事関係の機密保持、そして悪企みの密談が必要だからといって、昨深夜から先ほどまで某ホテルにカンヅメ状態だったというのは、流石に疲れました、心身共に……。

そこで今夜は癒しを求めて西田佐知子が昭和44(1969)年に出した、これがオシャレな歌謡曲の決定版「くれないホテル」であります。

あぁ……、なんといってもミディアムテンポでやるせなく節回す西田佐知子のアンニュイなボーカルにはグッと惹きつけられるばかりなんですが、橋本淳が綴った歌詞のモダンな文学性と筒美京平の附したメロディの洋楽っぽさは、当時の我が国歌謡界でも屈指の先進性(?)があったと、まあ、今は思うんですが、リアルタイムではそんなこんなには深く考えるところもなく、ただただ大好きな西田佐知子が、こんな素敵な歌を演じてくれるという、その雰囲気に酔わされていたのが、その頃には純真な少年であったサイケおやじの偽りのない気持ちだったんですが、実は今現在、すっかり老年期に入っても、それは継続中というほど、西田佐知子が歌う「くれないホテル」は素敵なんですよねぇ~♪

だからというわけじゃ~ありませんが、楽曲としての「くれないホテル」は筒美京平自らがお気に入りと公言しているようですし、業界内にも、例えば山下達郎や細野晴臣、さらには坂本龍一でさえも、大好きと告白されているのですから、ちょい聴きには地味な印象の中にも、細かいコードの使い方やアレンジの奥深さが秘められているのでしょう。

そのあたりをサイケおやじには理論的な解釈は無理なんですが、だからこそ、「くれないホテル」には不思議なミステリが仕込まれていると思えば、聴くほどに素直にシビレてしまうのも、ムベなるかなと思うばかりです。

ということで、今週は相当にタフな日常が続くのは必定と、その覚悟を求められながらも、なかなか出来そうもないなぁ……。

泣言タレてもしょ~がないんですけどねぇ~~~。
 
あぁ、くれないホテルは何処にある……。
コメント (1)
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