九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

随筆 僕は「サッカーオタク」  文科系

2010年01月21日 18時11分46秒 | 文芸作品
 僕は確かにサッカーオタクだ。何がこんなに好きなんだろうと、時々振り返ることがある。サッカー記事でも、自分がどんなのを特に楽しがっているかな、とか。サッカー週刊誌でもサッカーダイジェスト以外はほとんど買わないし、そのダイジェストでさえ内容によって買わない時も多いから、好き嫌いはわりにはっきりしている。そんな点などから自分の「オタク観点」がよく見えてくる。感情の分析、表現は本来難しいものだが、とにかくやってみよう。

 昔は中田英寿に、この数ヶ月では長谷部と長友それぞれへのインタビューなどに惹きつけられた。後2者のポイントを思い出してみると、例えばこんなところらしい。
 まず、いずれもが世界的名選手と最近マッチアップしてきたその実体験を生き生きと語っている、その部分だ。そこで僕の印象に特別に残っている話は、マッチアップ選手とのやりとりとか、相手の優れた点の表現とかであったりする。自分のここを補えば十分以上に対抗できるという下りなどがあれば、僕も一緒になって興奮しているのかも知れない。つまり、1人の若者の、健康で一途な世界水準の野心の揺さぶられ方、自己反省、抱負などに、一部でも本人同様に浸り、興奮し、勇み立ってでもいるらしい。これは、考えてみれば実に幸せなことである。
 ちなみに、分析・表現力が乏しく、単に抽象的な反省や抱負の言葉などが連ねられたインタビューにはさっぱり興味が湧かないみたいだ。ダイジェストに比べてマガジンはそう感じるし、サッカーは他のスポーツに比べて特に、表現力がない選手は大成しないスポーツなのだと思う。0コンマ何秒で組織流動し、ほとんど休みがないという11人同士の闘いは、「身体が覚えたからもう良い」では全く手に負えず、表現力こそ大切になってくるのではないかと思う。 
 表現ということでは代表選手は今、岡田監督から一人一人の「改善点レポート」を渡されている。聞けば、個人としてもベスト4を目指す水準のものらしい。長谷部も長友も、最近は特にその最先端を走る選手であるわけだ。そこに表現された世界水準への改善点を日々意識しつつ、ガーナのエシエンやオランダのファンペルシーらと実際に対決してみてこれを反省したりしながら、個人としても「世界ベスト4選手」を本気で目指しているわけだ。

 そんな長谷部のインタビュー部分を抜粋して終わる。24歳(当時)にして09年5月ドイツ優勝達成チームの純然たるレギュラーになりおおせた選手である。
【 質問 ブンデスリーガでは、ドイツ代表の選手を相手にしても普通にプレーできている。
答「確かに代表クラスとやっても、あまり差は感じないですね。ドイツ代表のほとんどの選手がブンデスリーガでプレーしていますけど、正直怖さを感じたことはないです」
質 12月8日のチャンピオンズリーグのマンチェスター・U戦では、ポルトガル代表のナニとマッチアップして、ほぼ仕事をさせなかった。
答「ああいう攻撃を武器にしている相手にも、やられる気はしませんね」
質 マンチェスター・U戦の試合後には、手応えを得たと言っていた。具体的には?
答「攻撃の部分です。以前からある程度守備には自信を持っていましたが、最近は攻撃のときに、どんどん前に行けている。自分の調子がいいというのもあるんですけど、強いチームが相手でも攻撃面でいいプレーができて、これはやれるなと手応えを得られました」
質 あの試合では、簡単にワントラップで前を向いたり、積極的にドリブルで突っかけていた。
答「今、すごく気持ちがノッているんですよ。前へ前へというゴールへの意識が強くなっているのを自分でも実感しています」
質 今年5月にブンデスリーガで優勝した頃と比べても、さらに成長しているように見える。この半年で何か変化があった?
答「今季が始まって約5ヶ月が経ちましたが、攻撃面で自分の色を出せるようになってきたんですよ。ドイツに来た当初、Jリーグでボールを運ぶ感覚でプレーしていると、周りから足が出てきて、ボールを取られてしまうことが多かった。今季やっと、攻撃の感覚がつかめてきました」(中略)
質 (ブレイクのきっかけとなった)シャルケ戦では81分に右サイドを抜け出し、グラウンダーのクロスで決勝点をアシストしている。
答「クロスを上げる前のワンタッチ目のトラップが、僕の理想ですね。マッチアップしていたドイツ代表DFのベスターマンを、簡単にかわすことができた。シャルケ戦は本当にターニングポイントになりました」(後略)】

 ちなみに去年のドイツは、世界2位にいた期間が最も長かったチームであり、かつワールドカップなどのここぞという本番ゲームに極めて強い国である。技術的と言うよりも、体と心が特別に屈強で、組織的守備に身体を投げ出すと言ったお国柄と言える。
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砂川政教分離訴訟大法廷判決を傍聴して 森田麻里子さんのメールより

2010年01月21日 17時39分03秒 | Weblog
★差し戻し判決は苦肉の策でしょう。どういう現実的解決が有るのでしょう。しかし判決が突き付けた意味は大きいので拍手。(プログウオッチャー)
===========================================================

今朝の新聞で「違憲判決」という見出しが出ていると思います。
朝日は「妥当な判断」と書いていますが、…という思いの判決でした。
 空知太神社に関しては「違憲」と判断しつつ、原審を破棄し、札幌高裁に再戻しです。
富平神社は「違憲状態が解消されている」とし、「合憲」。しかし「地縁団体」としての町内会への「譲渡」についての憲法判断はしていません・微妙な判決です。原告は20年近く砂川市と交渉し、どうにもならないので裁判に訴えました。最高裁は「違憲だけれど、解決の余地を探すために、差し戻し」という判断をしたのです。
 原告の竹内さんと弁護団は「最高裁は憲法を守った」「富平神社不当判決」のという垂れ幕を出しました。判決後の協議がとても長かったです。
 記者会見では弁護団が「このような判決は始めて」と述べましたが、「この判決の評価出来る所をいかして、改憲阻止に利用したい」とも述べました。
 原告2人の内、竹内さんが日本キリスト教会信徒。
所属教会の加藤牧師が支援団体の事務局です。
竹内さんは「平和遺族会」の活動で、もう一人の原告高橋さんと出会われたそうです。高橋さんはシベリア抑留後中国ブジュン刑務所に7年いて、帰国後「中国帰還兵の会」で活動されていたとの事。
87歳で、病気療養中です。
 記者会見で「何点の評価が出来るか」など竹内さんに質問がありました。
竹内さんは「65点。8月に80歳になるが、差し戻しになったが、頑張る」と話されました。
 なお神社庁からもたくさん傍聴に来ていたそうです。
神社庁の概算では公有地の神社は6万か所とか。
富平方式で行くと、日本全国の公有地の上に立つ神社が町内会に無償で神社が譲渡されてしまいます。地縁団体と一定の宗教が強く結び付くって、政教分離原則に違反してると、私は思いますが…
 

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政権交代を機に「大岡越前」「遠山の金さん」から卒業を    JANJANさとうしゅういちさんの意見

2010年01月21日 16時31分08秒 | Weblog


★「政権交代を機に「大岡越前」「遠山の金さん」から卒業を」
というJANJANに載ったさとうしゅういちさんの記事を紹介します。いい加減マスコミの低レベルな報道姿勢を卒業して大人になるべきでしょうね。(ネット虫)
http://www.janjannews.jp/archives/2367321.html
=============================================================

はっきり言って、今までの司法(とくに自民党政権末期)は、
「大岡越前」からあまり進歩していないのが実態ではないでし
ょうか?国民も国民。マスコミもマスコミ。被疑者・被告人=
悪人であるかのような固定観念はやめるべきです。そういう意
味では「一般論」と断りながら「指揮権発動はありえる」とい
う千葉法務大臣の発言は、まっとうです。さすがは弁護士ご出
身だな、と思いました。

ちょっと、疑問なのが、鳩山総理の国会答弁です。

取調べの可視化法案について、検察批判と誤解されないために
、提案を見送る、ということ。

また、企業団体献金の禁止についても、「各党の議論にお任せ
する」という消極的な態度です。

可視化については、小沢さんがどうこうではなく、志布志事件
のようなでっち上げなど、冤罪・でっち上げ被害者が相次いで
いるから、可視化が必要なのではないでしょうか?小沢さんの
ためではなく、国民の人権のため、と言い切れば良い。

企業団体献金禁止についても、消極的過ぎる。「小沢さんは自
民党的な人であることはわかっているが、企業団体献金を禁止
するのでその点は自民党とは違う」と期待した有権者も多いで
しょう。予算がかかる話でもないので、この問題ではマニフェ
ストを遵守し、企業団体献金を禁止すべきです。それにより、
自民党の反撃(というより、共産党ならともかく、自民党があ
れこれいうのは言いがかりに近い)も断ち切り、雇用対策、景
気対策に全力を挙げるべきでしょう。


いまこそ、大塩平八郎!
さとうしゅういち Satho Shu-ichi
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ムネオ語録「検察はフォワードに出てきたGK」@民主党大会 池田香代子プログより

2010年01月21日 09時08分39秒 | Weblog
★大好きな池田香代子氏のプログにhttp://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51323542.html先日の民主党大会での鈴木ムネオ氏の来賓あいさつの文章と音声が載せられていた。なかなかの迫力であった。 (プログウオッチヤー)
====================================================
16日の土曜日に開かれた民主党党大会の映像が、党のサイトにアップされています。

そつなく誠実な鳩山代表も、異様なほどの凄みを漂わせる小沢幹事長も、まあ想定内でしょう。

それに先立ち、各党党首のあいさつが続きます。社民党の福島瑞穂さんは、沖縄の米軍基地のことを民主党員の前で念押しし、国民新党の亀井静香さんは、鈴木さんの言葉によると、スマートな、お行儀のいいごあいさつをしました(寝癖ヘアスタイルはいつものとおり)。新党日本の田中康夫さんは、ベーシックインカムについて、わかりやすいレクチャーをしました(これ、一見の価値があります)。

そしてしんがりに登壇した新党大地代表の鈴木宗男さんは、おおよそこんな演説をしました。党の規模順だと思いますが、まさに大トリでした。映像は「来賓挨拶1」の最後、15分30秒あたりからです。

「来賓挨拶1」
http://asx.pod.tv/dpj/free/2010/20100116taikai_02_v300.asx


「検察はゴールキーパーだ。手も足も使える。それがフォワードに出て、手も足も使って何でもありになったらどうなるか。狙われたら、誰でもやられる。わたしは8年前経験した。みなさんの中にも、わたしを批判した人はいる。

あのとき、検察のリークで、わたしはムネオハウスで、三井物産の北方領土関係で、アフリカODAで捕まると言われた。これらの件は裁判になっていない。検察のリークで、世論誘導されていたのだ。結局わたしは、政治資金規正法にもとづいて400万円の領収書を切ったことで逮捕された。

冷静に考えてほしい。千葉法務大臣、12月8日、わたしは検察リークの有無について質問趣意書を出し、その答弁が閣議決定を経て戻ってきている。「検察リークはない」と。閣僚のみなさん、チェックしてほしい。石川代議士に、マスコミに情報提供しているのかと訊ねたら、「してない。なのにわたしの発言が新聞テレビに出てくる。ふしぎだ」と言っていた。それを知っているのは、もういっぽうの検察だけ。検察が正義だと思ったら大間違いだ。

特捜部は、昭和22年、隠匿物資捜査のためにできた。今の時代にあっているか(ヤジ「事業仕分けだ!」)。おっしゃるとおりだ。特捜部がエリート意識をもって、俺たちが国家の支配者だ、国民が選んだ政治家ではなく俺たちが国をリードするのだと、思い上がって権力を行使したらどうなるか、考えてほしい。取り調べの全面可視化をしなければだめだ。中井国家公安委員長、よろしくお願いする。

今、石川さんに検察はこう言っているはずだ。「民主党も小沢もおまえを守らんぞ、だからこっちに協力すれ。誰もおまえを支える者はいないぞ、鈴木も離れるぞ」こんなささやきをしているはずだ。神経戦だ。情報戦をしかけてめろめろにして、つごうのいい調書を取っていく、これが特捜のやり方だ。わたしの秘書もそうやって落とされた。

間違った権力とは断乎戦っていこうではないか。鳩山代表には決断力がないと、マスコミは言うが、たいへんな見識と胆力を持っている。アンドレイ・マルコフという19世紀後半の有名なロシアの数学者は、壊れた機械をどう立て直すかという論文を書いているが、鳩山首相は1977年の博士論文でこれを引用している。壊れた機械を立て直す、まさにこれが政権交代だったのだ。今、鳩山代表には堂々と権力に立ち向かってもらいたい。

小沢幹事長にお願いがある、ここは堂々としてほしい。『秘書を信じている、何もやましいことはない』というあの発言こそが説明責任を果たしている。自信をもって幹事長の役割を果たしてほしい」

とまあ、内容としてはこんなところですが、文字で読んでもあの迫力は伝わりません。ぜひ5分間の視聴をお勧めします。行政のトップにある鳩山さんに、「堂々と権力に立ち向かえ」もあったものではありませんが、この日の朝には鳩山さんご自身が、「(小沢さん)どうぞ戦ってください」と言っていて、この人たちが実感からついこういう言い方をしてしまっているのなら、これはひょっとして検察とのすさまじい暗闘がくり広げられていて、そこでこの人たちは隠然たる権力の存在を感じているのかと、想像をたくましくしてしまいます。

それにしても、5分でこれだけのことが表現できる話術は圧巻です。先にあいさつに立った各党代表にコメントし、小沢代表、そして鳩山、千葉、中井各大臣を名指しし、全閣僚も、かつて自分を批判した人もいるという言い方で満堂の民主党員も名指しして、結局その場のほぼすべての人を名指しし、どきっとさせ、自分一人に向かって話されたような気にさせる。脱帽ものです。

ムネオさんの話芸に感心しているばかりではいけません。メディアはあいかわらず、「関係者」という名前の検察の人間のリークを報じ続けています。これは国家公務員法違反だ、と若手閣僚がテレビで発言していました。内閣も調査に乗り出すそうです。

メディアもメディアです。検察リークは論外で、そうでなくても、裁判員制度が始まったことから、予断をあたえるような犯罪報道は慎むことになったのではなかったでしょうか。なのに、「小沢まっ黒」と断定したい「関係者」の発言を垂れ流す。それについての反省は、メディア内からは出てこないのでしょうか。

そんな中、石川さんの弁護人、安田好弘弁護士らが千葉法相に取り調べの全面可視化を要求した、というニュースがちいさく報じられました。時事通信などは、弁護士らは任意の取り調べの時、「検事が『容疑を認めないと帰さない』などと自白を強要したと主張している」としていますが、同じニュースでもこの恫喝ともとれる検察の発言に触れない朝日新聞などは、ごくそっけない、一般論のような書き方です。

そこで思ったのですが、弁護団の記者会見は映像化して、逐一、youtubeなどに挙げたらどうでしょう。そうすれば、マスメディアが報じない、けれど弁護団は重要だと考えていることが、遺漏なく知れ渡ります。弁護団記者会見の可視化、これはすぐできます。やってください、お願いします、安田さん。

そして、きょうも書きます。小沢さん、わたしたちにわかるよう、説明してください。
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なぜ日航は破綻した?    らくせき

2010年01月20日 14時48分46秒 | Weblog

中日新聞によれば原因は、放漫経営。
全日空にくらべて賃金が高いことなどと。
企業年金も槍玉に。
親方日の丸体質が根本原因とも。
たしかに経済情勢の変化についていけなかった。
それが破綻の原因でしょうか。

一方、赤旗によれば、
国の航空政策によって採算のとれない
地方空港への就航などが赤字の原因のひとつに。
また、アメリカからの圧力で大型ジャンボ機を購入。
これには政府からの要請もあったと。

赤旗の記事によれば、日航の破綻の原因のかなりの
責任は政府にもあることになります。
親方日の丸体質ということは、
こういう背景があっての事だったんですね。

しかし中日を読んでいただけでは、
こうした政府に不利になる情報は、あまり入手できません。

取材先が国、日航の経営陣に偏っているためでしょうか?
国交省などの取材では、国に不利な情報が出てくる
可能性は少ないでしょうから。
こうした偏りを正すのがデスクの仕事。
出来事を歴史的にも眺める力が必要で、
遊軍に幅広い取材を指示するのが仕事でしょう。

しかし、今日の紙面では、国民が判断を下すさいの
正しい情報が充分に提供されているとは言えないでしょう。

   

よく言われることですが、情報源は複数に。
反対派の意見にも耳を傾けること。
(北朝鮮とパイプを一本も持っていない政府なんて
信頼できませんよ。)

このブログは、いろいろな情報を載せ、判断の材料を
広く提供することも大切でしょう。




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大本営発表     只今

2010年01月20日 09時04分33秒 | Weblog
 【メディアが権力の暴走を止めようとしなくなったらどうなるか。
  再び「いつか来た道」をたどることになるのは明らかです。軍官僚が政党を押しつぶし、戦争への緒を開いたことを私たちはけっして忘れてはいけません。あのとき掲げられていたのもまさに《正義》の御旗でした。
 時代は変り、いまの検察官僚は当時の軍官僚と重なります。世の中を圧倒的な大本営発表が席巻するなか、甚だ微力ですが、せめて弊誌だけでも検察に迎合することのない国民目線の報道に徹したいと思います】
 

 以上は、『週刊朝日』の「編集後記」山口一臣氏の一文です。
 筑紫哲也健在なりせば、彼は今日の事態をなんと言っただろうか、と囁き交わしていたのですが、彼がにっこり頷くような上記のコメントに出会い、紹介させていただきます。
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憲法9条の事実上の改憲につながる「国会法」等の改悪に反対します

2010年01月20日 08時11分45秒 | Weblog
★憲法改悪共同センターから「国会法改正反対の要請とFAX]をもらいました。
「国会法」改正案の焦点は、政府の憲法解釈を担ってきた内閣制局長官の答弁を禁じ、「政府による憲法解釈は内閣が責任を持って行う」(鳩山首相11.2衆議院予算委員会)ことにあります。しかも、与党が議会制度協議会で一致しない場合は、多数決で通すと言っていることも問題です。

みなさん 与党が今国会で国会法改悪法案を通す構えです。
「国会法改悪反対の要請書」とFAX先を活用して、要請行動を強めてください。                                 (昭和区九条の会会員)
====================================================================
「憲法9条の事実上の改憲につながる「国会法」等の改悪に反対します」
                      
【要請趣旨】
民主・社民・国民新党の与党3党は、1月18日開会の通常国会で、①政府参考人制度の廃止、②内閣法制局長官を政府特別補佐人から外し官僚答弁を禁止するなどを内容とする、「国会審議の活性化のための国会法等の一部改正法案」を提出しようとしています。
「国会法」改悪の焦点は、政府の憲法解釈を担ってきた内閣制局長官の答弁を禁じ、「政府による憲法解釈は内閣が責任を持って行う」(鳩山首相11.2衆議院予算委員会)ことにあります。しかも、与党が議会制度協議会で一致しない場合は、多数決で通すと言っていることも問題です。
これまでの内閣法制局の憲法解釈は、自民党政権の意向に即して自衛隊を「合憲」とし、自衛隊の海外派兵を容認するなど、解釈改憲を極限まで進めるものでした。しかし一方で、憲法改悪反対の世論と運動の前に、憲法9条のもとでは、①海外での武力行使、②他国との武力行使の一体化は許されないとの見解を堅持する側面も持っています。
今回の「国会法」改悪法案は、内閣法制局長官の排除により、この2つの制約を取り払う狙いがあり問題です。憲法による権力制限という立憲主義の根本を踏みにじり、憲法99条の内閣の憲法尊重擁護義務を空洞化する事実上の改憲であり、絶対に許せません。
「国会法」等改悪の下敷きとなっている経済同友会提言(2002年10月)は、そのねらいを「首相がリーダーシップを発揮できるよう政権基盤を強固なものとし、永続的な改革を実現する政治の仕組みを構築」するとしています。そして、①内閣と与党の一元化推進による首相のリーダーシップの確立、②マニフェエスト選挙の実現と単純小選挙区制の導入、などを提唱しています。
民主党マニフェストの衆議院比例定数80削減や鳩山内閣の基本方針等もまた、首相権限を強化し、国会の最高機関性を否定し、国民を代表する機能、国会の審議機能や行政府監督の機能を形骸化しようとするもので、「提言」を具体化したものに他なりません。
私たちは、憲法9条の事実上の改憲につながる「国会法」等の改悪、首相権限を強化し、国権の最高機関としての国会の権能を踏みにじる、「国会改革」に反対し、以下のことを要請します。

【要請項目】
1.憲法を時の内閣が都合よく解釈することに道を開く「国会法」等の改悪をしないこと。
2.衆議院比例定数の80削減をしないこと。
3.「国会改革」を口実とした首相権限強化、国会権限の形骸化をおこなわないこと。

政党への要請ファックス送付先

 首相官邸   鳩山由紀夫首相  03-3581-3883
民主党     鳩山由紀夫代表  03-3595-9961
社会民主党  福島瑞穂党首    03-3506-9080
 国民新党   亀井静香代表    03-5275-2675

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南ア大会ベスト4へ、サッカー代表は本気  文科系

2010年01月20日 07時07分12秒 | スポーツ
 元旦の毎日新聞23面に岡田監督のインタビューが載っていて、その抜粋報告を元旦の当ブログにご紹介した。こういうものだ。

 【 質問「目標のベスト4まで、今のチーム力はどの段階にあるか」
回答「昨年9月にオランダ、ガーナと対戦し、『本当に勝ちきるためにはこういうことをやっていかなくてはならない』という、はっきりとした道筋が見えた。恐らくW杯までの中で大きなターニングポイントだった。今、かなりいい線に来ているのは確かだが、まだ一線は越えていない(中略)」
質「一線を越えるには何が必要か」
答「『走り勝つ』『ボール際で競り勝つ』『キックの精度』。この三つを今より上げていくこと。ベスト4に入るために、やるべきことは分かっている(中略)」
質「新しい選手が入る可能性はあるか?」
答「今のメンバーは、かなり高い意識を持っている。『W杯に行ってみたいなあ』くらいの気持ちでは練習にもついて来られない。新陳代謝は必ずあると思うが、かなり強い気持と何か特徴を持っていないと割り込んでくるのは大変なことだと思う。(中略)
 ベスト4を本気で目指している選手。世界に対し、『ちょっと一発やってやろうぜ』って気概を持っている選手。そういう選手が自然と集まると思う」 】

 見られるとおり、監督は本気でベスト4を目指し、既に選手たち何人かをそういう「本気モード」へと洗脳し終えている。選手1人1人に「改善すべき点のレポート」を出しては次回に確認するというようにやっているのだから、レギュラークラスはおおむね洗脳し終わっているはずだ。いやむしろ、そういう「本気モード」に突入した選手がレギュラーを確保したというべきか。岡崎、中村俊輔、遠藤、長谷部、長友、中澤、トゥーリオらが、そうなのではないか。

 さて、こんな事を考えていたら、過去に最も深刻な総括が必要な本番ゲームを、僕は思い起こした。言わずと知れたドイツ大会、それも初戦のオーストラリア戦である。その時の相手監督は、奇しくも南ア大会1次リーグ最難敵オランダの歴史を刻みつつある名将・フィディングだった。日本の最大弱点を見抜き、正すためには、この闘いをこそ振り返る必要があると思う。
 以下は僭越ながら、06年6月28日、当ブログの拙稿からの抜粋である。

【 オーストラリア戦は完全な負け試合だった。最後9分間の3点を差し引いても、全ての数値がそれを示している。ボール保持率、シュート数(6対20)、枠内シュート数(2対11)、パス総数(269対360)、ペナルティーエリア進入数(10対29)などなど。これらは全て毎日新聞掲載の数字である。ただ、運良く取れた点を守って勝つという道はあったのかも知れない。それにしても、最後15分間に日本があのように攻めに出るなら、前と後が意思一致して一緒に攻めねばならなかった。あのように前線と後陣が間延びして攻めては、ボールを奪われて逆襲にあいやすく、危ないこと甚だしい。
 クロアチア戦は先に見たような数字の上では勝ち試合だったが、枠内シュートが五対六と互角なのだから、勝ちきれなかったというところだろう。オーストラリア戦とは全く違って、攻守両方を繋ぐ役割を担う中田が前線に行けて、彼がマン・オブ・ザ・マッチになったのが勝勢の証拠だ。中田が、予選リーグ敗退の16チームから大会役員選出ベストイレブンに日本人ではただ1人選ばれたのは、このマン・オブ・ザ・マッチが大きかったと、僕は思っている。その中田も「勝ちきれなかったゲームだった」と語った。(中略)
 さて、このチームはゲームの好不調にムラがあり過ぎるとは、前からテストマッチで示されていたことだった。攻めるときに後陣が引き気味になると、日本の「走る長所」が「無駄走り」にされるということについて前後陣間で論争があって、最後まで意見が一致しなかった。不一致なままで下がり気味という事実は残されてしまった。これがムラの正体だ。引いていてロングボールで攻めるというチームにはこの欠点を突かれるのである。それについてジーコは最後まで、選手の自主的論争を微笑みつつ見守っていた。第1戦ではそれが裏目に出てしまい、第2戦でジーコが初めて監督強権を発動した。4バックにしてDFラインを上げさせたのである。それによって、中田の守備が第1戦より劇的に減って、ムラのある日本の「勝ちパターン」となったのだった。
 さて、強権発動を第1戦にやったら確かにこういう結果にはならなかったと思う。が、その方が良かったかというと僕はそうは思わない。監督抜きの選手間の自主的論争というのが、日本スポーツ界の歴史に最も欠けていたものだったのだから。選手23人が本戦の1つまで犠牲にしてその事を学んだのだ。結果的にはジーコがそうさせたということになる。日本人監督だったら論争を黙って見ているなんてことは絶対にないし、とっくに強権発動もしていたはずだ。しかし強権で隠した弱点はゲーム中のちょっとした要素からずるずると露出させられる時が必ず来る。結局、ジーコがその日本全体の弱点を骨身にしみるように教えてくれたということになる。
 日本が目指すべきは「なるべく接触を避けるパスサッカー。そのための組織と、死ぬ気の走力」、「組織も死ぬ気の走力も選手の自主的判断からしか育たない」、こういうことなのだと思う。これらは中田が、日本サッカーの長所として言い続けてきたことである。
 それにしても、あの第1戦、ムラがある日本チームにしても最悪のゲームぶり!あれは、一体どういうことなのか。ジーコにも全く意外だったようだ。「終盤の、あんなに疲れ切った選手たちを見たのは初めてだ」と語っていたのだから。このジーコの表現にこそ、あのゲームの「敗因」が潜んでいると思う。
 あのゲーム序盤のオーストラリア、体当たりが凄まじかった。それに対して通常のゲームのようには審判がファールを多く取ってくれなかった。特に中村と中田がちょっとパスの出し所を探していると、すぐにドカーンと来た。また、2人がボールを持ったときは、受け手全員にぴったりマークが付いて、蓋をされていた。2人があんなにパスの出し所を探していたのは見たことがないぐらいだ。強くて球離れが速い中田はなんとか耐えていたが、当たり弱く球を持ちがちの中村は恐がり、さらには自信を喪失し始めていたはずだ。こんなふうにして序盤から度々ボールをカット・逆襲されたからこそ、その結果として後陣が怖がってずるずる下がることになってしまったのだ。接触プレーに弱い日本への、敵将ヒディングの作戦でもあったと思うのだが、この「怪我も覚悟の肉弾戦」という点でもワールドカップは特別な闘いなのだ。オーストラリアはさらに、日本戦用の「ファールになりにくい体当たりの仕方」なども随分研究してきたようだった。例えば地面に置かれた足の甲を踏みに来るなどというのを、僕は少なくとも3、4回は見た。やられた日本選手は次の動作がもう完全に止まってしまう。ワン・ツーのワンを放った選手の足が踏まれると、その受け手はもうツーが放てないからドリブル、そこへまたガツンッだ。
 さて、こうして日本の弱点は世界に知れ渡った。どう対処したら良いのか。組織的パスカット、パス交換の精度を上げるという以外には無いだろう。走り回って敵ボールにプレスをかけあう、受け手が走り回って味方ボールを受けてあげあう。そういう組織的精度と走り続けることでは絶対にどこにも負けないこと。幸い次のオシム監督は「走るサッカー」の日本に、さらにその「走りの自主的組織化」を教えてくれた監督である。最適任者だと思う。あのボスニアのサラエボの出身。旧ユーゴ最後の黄金期の代表のような人。子飼いの選手たちが民族毎に分かれていった悲劇と平和の尊さとを誰よりも知っている人でもある。特に熱い拍手を送りたい! 】

 さて現在、このオーストラリア戦をこそ、岡田監督は最もしっかりと総括していると、僕は確信している。その教訓が、冒頭に紹介した毎日新聞インタビューの以下の重点目標であることはまちがいないと思う。『走り勝つ』『ボール際で競り勝つ』『キックの精度』。特に重要なことがこの2番目、『ボール際で競り勝つ』なのだろう。日本相手にフィディングが主戦法としたあの体当たりなどを、恐れてはならないのである。相手大男の体当たりを僅かに逸らして、強い体幹で重心低く当たり、背の高い相手をよろめかせねばならない。
 また、岡田監督が最近のゲーム中にフィールド全体に向かって最も多く繰り返している言葉はこれだと思う。「上がれ! 上がれーっ!」

 久しぶりに代表に呼ばれた平山相太。全く欲がないように見えた彼が、今は、こんな事を唱える日々を送っているらしい。
「体幹、体幹、体幹強化! そして、階段登りなどを入れて死にものぐるいで走ってます。毎日吐きそうになり、夜には筋肉痛も酷い。酒はすっぱり止めました!」
 以前90キロを超えていた体重も、今はベストの82キロ。それをさらに81キロにするのだという。しかも、「食べて痩せる」を唱え、筋肉そのものを換えようとしているらしい。そう、平山の属するFC東京には、代表常連の長友佑都や今野泰幸に加えて、有望代表になりつつある徳永悠平や石川直宏までいる。彼らによって平山までが「本気モード」にさせられたに違いないのである。
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中央日報の記事を   らくせき

2010年01月19日 14時43分39秒 | Weblog
小澤さんの事件で韓国の中央日報の記事です。
記事について、
アンケートがあり、賛否両論があります。
そこも面白いですよ。

  

「よくやった」。 キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長。
療養のため弟に‘しばらく’権力を譲った。
その間、弟は兄の側近をすべて追い出した。
カストロが療養を終えて弟に会った時、憾みを一つも出さずに
「よくやった」と話した理由は何か。

権力の属性を熟知していたからだった。
人や金、情報などの権力は、常に1カ所に集まるものだ。
押し出された権力はあっという間に崩壊する。
‘生きた権力’はそのために怖い。
しかしいくつかの例外的な状況が今、韓国と日本で見られる。

まず日本の東京地検特捜部。
日本政界の最高の実力者である小沢一郎幹事長への捜査が強力に行われている。
今はどういう時期か。 なんと54年目にして事実上初めて政権交代が実現し、
新政権の力と勢いが最も強力な時だ。
こうした雰囲気の中で‘生きた権力’の小沢氏を容赦なく押さえ込もうとしているのだ。

東京地検特捜部の不変の原則は「法のみを見る」だ。
このため権力との衝突を避けようとする、
「赤れんが」と呼ばれる法務省の高位官僚と葛藤を起こす。

ここまでは韓国の検察とほとんど変わらない。
しかし根本的な差が一つある。
47年に東京地検特捜部が発足して以来、33人が特捜部長を務めたが、
後に検事総長(韓国の検察総長)になった人はわずか3人。
すなわち、東京地検特捜部長という席は出世のためのステップではない。
私心なく原則に執着する。
日本国民が東京地検特捜部に絶対的な信頼を送る理由だ。

韓国には朴槿恵(パク・クネ)元ハンナラ党代表がいる。
2008年2月の李明博(イ・ミョンバク)政権発足後、
彼女は絶対権力に頭を下げたことがない。
各懸案で自分の声を出した。 常識ではあり得ないことだ。
にもかかわらず彼女を支えたのは東京地検特捜部と同じく
「原則」を曲げない姿勢だった。
「帝王的だ」という一部の批判も私としては受け入れがたい。

‘生きた権力との対立’という共通分母を持った2つの事例だが、
東京地検特捜部と朴槿恵ははっきりと違う。
いや、違わなければならない。 東京地検特捜部は法と原則を見ればよい。
しかし政治家の朴槿恵は原則だけでなく、
国家の百年大計と国民の心も見なければならない。
世論がどのように形成されるか分からない状況で、
「世論が変わっても自分の立場は変わらない」と述べたのは、
こうした点で無責任だった。
世論はすなわち国民の心であるからだ。
世論よりも所信を重視するのは自由だが、世論を無視するのは過信だ。

金玄基(キム・ヒョンギ)東京特派員

   


記事には、外国(日本)を先進国として見習う点の多い国として
実態より良く見てしまう落とし穴があるようにも感じますが、
ちょっと横から見ると、こうも見えるという例でしょうか?

私は、この記事は面白かったですが、さらに
記事に対する日本人の読者アンケートが
肯定、否定、ともに多く、やや肯定が上回ったことが
興味深く感じました。










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「鳩山政権」転覆を謀っている、と思われる集団への質問状  JANJANの記事から

2010年01月19日 10時17分26秒 | Weblog
★JANJANのオムニバス欄に夏野繁造氏が今回の逮捕劇を演出した勢力に質問状を提起している。どう答えるか興味深々である。(ネット虫)
===========================================================
1.今回の「小沢政治資金虚偽記載疑惑」捜査は、正体不明の団体『世論を正す会』による告発から始まった。この団体に実体はあるのか?

2.国会開催直前の民主党議員や秘書の逮捕は権力の乱用、暴走である。
(1)収支報告書の不実記載は在宅起訴、罰金刑がオチで逮捕・拘留は不当である。正当な理由はあるのか?

(2)マスコミと検察の連携プレイによる世論操作が頻繁にあり、国家公務員による明らかな守秘義務違反がある。行為の正当性を示せ。

(3)前代未聞の「逮捕」行動にでたからには相当の理由を要するはずだが、根拠はナニか? どの程度の裏付け証拠、証人を確保しているのか?
   関係者によれば、服役中の水谷建設の元役員、民主党立候補者になれなかった元秘書らの証言程度、のようだが他にあるのか?

(4)そもそも国権の最高機関である国会の開催直前に、それを執行する国会議員を前例なく逮捕に及んだことは、議員とその議員を選んだ国民の権利を蹂躙するものである。
   少数の国家公務員(検察官、裁判官)が、立法府の機能に重大な影響を及ぼし、国会議員と国民の基本的人権を一方的、恣意的に奪った事実にどのような責任をとるのか? とれるとすれば具体的にその方法はなにか?

3.本来、立法府は審議をつうじて日本国の経営を決定していく使命がある。ことに現下、疲弊した経済の立て直しや山積する喫緊の諸問題を早急に解決せねばならない状況下にあり、5年前の「不動産購入資金の原資解明」などは、なんら国民生活の安定、日本経済の発展、向上に関係するものではない。
にもかかわらず、国会の場において、執拗に「小沢問題」を追及することは、国会を混乱させ審議を妨害することになり、結果、国民生活、日本経済のアシを引っ張ることになる。かように生産性のない所業は、国会議員の立場を自ら放棄するものと見えるが如何か?

4.「小沢問題」を大きく扱うことで、いたずらに国会を混乱させて、補正予算、本予算を成立させず、結果、政権の転覆を謀ることを目的にしていないか?.「オムニバス」カテゴリの最新記事
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小沢問題肥大の異常な政治状況と国民の不幸   天木ファン

2010年01月18日 21時20分00秒 | Weblog
★天木さんがプログで心配して怒っていました。同感です。


小沢幹事長をめぐる政治資金疑惑問題について多くの読者から意見を聞かれる。

 私はこの問題で意見を述べる事を意識的に避けてきた。 

 この問題は、民主党対反民主党、小沢対反小沢の不毛な論争になるからだ。

 何よりも我々には事実関係を知るすべがない。

 しかし小沢秘書ら三人の同時逮捕と、それに対する小沢・鳩山民主党の全面対決姿勢
を見て、どうしても一言書いておきたいと思った。

 私の視点は、どちらが正しい、というものではない。どちらを支持するというもの
でもない。

 今の政情は異常、異形であり、このまま事態が推移すると不幸になるのは国民だ。

 政権交代で国民が求めていた官僚支配からの脱却が危うくなる。

 なんとしてでも民主党はこの異常事態を克服し、民主党改革を正常に戻さなくては
ならない。

 そういう思いから一回だけ書いておく。

 今の状況のどこが異常なのか。

 それは政権を取った民主党が検察に追究されたことである。

 西松事件の時は、政権政党は自民党であった。だから自民党が検察官僚を使って国策捜査したなどと騒がれた。

 しかし今回は違う。民主党は政権政党なのだ。官僚を支配する立場にある。

 考えても見るがいい。自民党政権下で検察官僚が自民党と相談せずに総理を訴追するか、できるか。

 今回程度の疑惑で、検察官僚が小泉、安倍、福田、麻生らを、自民党に相談なく訴追したか、それを自民党は許したか。

 断じてそれはなかっただろう。

 たしかに田中総理は逮捕された。しかしあの時は自民党内部の権力闘争、権力分裂があった。

 こう考えると今回の検察の動きは明らかに異常である。民主党はなめられている。

 しかし、もっと異常なのは、小沢幹事長が全面対決を宣言し、鳩山首相がそれを国民の前で支持したという事である。民主党の中で誰もそれに異論を挟むものがいないという事である。

 行政の長が行政機関のひとつに過ぎない検察批判をし、その検察と国民の前で全面対決すると宣言する。

 これは極めて異例で異形だ。

 そんな事をするぐらいなら、いっそ指揮権を発動して検察の越権にストップをかけるべきだった。

 いずれにしてもその適否は国民が判断することになる。

 なぜ鳩山・小沢民主党の対応が好ましくないのか。

 それはこのまま行けば、検察と鳩山・小沢民主党政権の戦いは長期化する。

 なぜならばどちらも引き下がれないからだ。白黒は裁判の判決をまたなければならなくなる。

 その間に膨大な政治エネルギーが浪費され、巨大な政治空白が生まれる事になる。

 政治の空白は政策の空白を生み、ただでさえ危機的な国民生活がほったらかしになる。

 なによりも官僚が息を吹き返す。

 私の最大の関心分野である対米外交を例にとってみても、その不幸は明らかだ。

 1月19日には日米安保条約改定50周年にあわせて日米共同宣言が発表されるという。

 これほど重要な政治声明にも関わらず、国民は一切知らされていない。

 この政治声明が政治主導の議論を経て作られたものであるという話はまったく聞かない。もはや民主党政権にとってはそれどころではないだろう。

 日米双方の官僚たちによって作られる政治声明が日本の将来を規定することになる。

 こんな事が許されていいのか。

 断片的に報じられる政治声明案はつぎのごとくだ。

 「核兵器廃絶に向けた努力を約束する一方で、核保有国の脅威をにらんだ日米安保体制の『抑止力』としての重要性を打ち出す」という(1月15日東京)。

 「日米同盟がアジア・太平洋地域で果たした役割を評価しつつ、21世紀も引き続き、両国が同盟を基礎として地域の安定と発展に寄与していく姿勢を明確に示す」という(1月16日産経)。

 まるで自民党政権下で発出されるような内容だ。

 つまり自民党も民主党も外務官僚に対米外交を丸投げしているということだ。

 何のための政権交代だったかということだ。

 一事が万事である。

 政治が混迷し、その裏で官僚が息を吹き返す。

 これだけは避けなければならない。そしてその責任は民主党政権にある。

 二言目には、「小沢なき民主党では政権を維持できない」、とか「官僚と戦えない」などと言われる。

 もしそれが事実であれば、民主党に政権を担う資格がないということだ。

 小沢・鳩山なき民主党でもこの国を正しく動かしていける。

 官僚支配から国民支配の政治を実現できる。

 民主党はそれを一日も早く国民の前で示し、行動に移さなければならない。

 私を含めた民主党支持者の多くが思っていることはその事に違いない。 
 
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随筆 不整脈ランナーの手記(8) 「多分、ランナー断念」  文科系

2010年01月18日 11時07分08秒 | 文芸作品
 ずっとここに書いてきたこの連載がいま、表題のような結末を迎えているようだ。こんな結果とは全く逆のことを意図してこれを書き始めたのだけれど。明日の定例通院では、多分そういう「宣告」が下るだろう。前回の表題が「一進一退」であったが、この「一退」がそれで終わらなかったどころか、ちょうど坂道を転げ落ちていったのかなと、年が明けてからは特にそんな心境にさせられている。心臓がギリギリ無理をした最後の好調だったのではないかとは、奇しくこのシリーズ(その6)だったかへの落石さんのコメントの言葉だ。わずか1ヶ月ちょっと前の彼のこの言葉をこの時は、笑って聞いていたことを思いだす。本当に笑っていたのだ。他方、只今さんが下さったコメントは逆に「『今思えば、60代こそ花だった』と文科系さんはならないでしょう」と励まして下さったが、それも雲行きが随分怪しくなってきた。

 普通の生活での脈拍が、12月末頃から急に増え始めた。安静時の1分60拍が、70~80ほどに上がったようだ。ちょっと動くと120にもなるし、ジムのマシーンを6キロ時でしばらく歩いていても、130~155と大揺れである。これほどの揺れは僕には珍しく、それだけ不整脈もあるということ。現在まで最近の最高心拍が165ほどだからこのままならばもう到底走れないのだし、心臓というものの性格からしてももう元へは戻せないと推測される。お酒が過ぎたかなという夜には、息が苦しい時さえたびたびである。身体の寒暖もなにか非常に不安定になってきた感じがする。ついに、足温器を入れて床につくようになったし。
 まー心臓が急に老いたということ、それも「自分の無理なトレーニングで急に老化させた」? もっとも、こういう覚悟をも持ちながらの確信犯だったのだけれど。

 こんな心境にちょうど追い打ちをかけるように、悲しい知らせが昨日今日と一斉に届いた。24日に予定した「ギター遊びの会(このブログにたびたび書いてきました)」の出席が僕の他たった1名になりそうなのだ。8名の予約があったのに、1人は仕事、1人は介護時期に突入模様、そして3人が身体の故障で、あと1人・今回のゲストは、友人の欠席に同調せざるを得なかったというもの。中でも特にもの悲しいのは首、肩、腰と3者3様の身体の故障。初老期に入ったギター弾きが、熱心なほどに陥る陥穽である。無理な姿勢を強いられる弱い部分が年齢に耐えられなくなって、練習時間やスタイルを変えねばならなくなったということらしい。言葉も出ないほどに沈鬱になる。練習が思うに任せないだけではなく、1人はこれからリハビリを経ないと弾けないというほどに悪化しているとのことだ。もう1人も、それに近いのではないか。なんせ老化による変調、故障はほとんど総て、その人にとっては不意打ちの初体験ばかり。ひどさ加減の推定も、治癒見込み期間さえもが、見当も付かない試行錯誤の連続となる(みんなが、だんだんに、こうなっていくのですよ)。もっとも、「僕らはこの先が短いのだけど、年齢に長短はあってもみんな『こんなふう』なのだよ」と、これが実はこの手記シリーズの大きなおせっかい、狙いだったのだけれど。

 さて、出席予定者・のぶりんさんのお返事メールが、今届いた。
【 それから今回のお楽しみ会は体調不良者が多いので「延期」するということで如何ですか? というのは皆さん欠席するということを、大変申し訳ない気持ちでおられると思うので。あなたからそういう意味のメールを送信されたら、皆さんホッとされるのではないでしょうか 】
 いつもながらの細かいご配慮が有り難かった。今から、言われたとおりに全員に連絡しようと決めた。

 なお、この続きがここに出なければ、もうこのままだったのだろうなと憐れんでやって下さい。またなお、このシリーズ・バックナンバーは以下です。同じ心房細動を抱えた人、抱えるかも知れない人には、何かの参考になるかも知れないと思って、拾ってみました。
 (その1)11月2日、(その2)同3日、(その3)同8日、(その4)同12日、(その5)同28日、(その6)12月8日、(その7)同21日。以上でした。
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当ブログ閲覧数記録更新中  文科系

2010年01月17日 23時22分09秒 | その他
 gooブログ編集部の発表によると、当ブログ週間閲覧数が新記録を更新中です。過去の最高は去年衆議院議員選挙時の8月23~29日で、8,221でしたが(選挙の時に増えるというのは、ここの法則みたいです)、12月20日から、こうなっています。
 20~26日 8192、 27~1月2日 8854、 3~9日 8513、そして10~16日 9097人です。なぜなのでしょうか。
 この間のアクセス数はそれほどでもないんです。それぞれ上の週間延べ人数で、2060人、1947人、1894人、2062人ですから。なお、これの過去記録は、去年11月15~21日で、2719人でした。よってこの間の閲覧数の増加はこういうこと。今までが1日に300人ほどの方が3回ぐらい覗いてくださっていたのが、4回以上覗かれるようになったということらしいです。投稿数はここはいつも多くって、この間特別に増えたということではないと思います。またなお、年始年末が良い数字になるということは、過去のこのブログにはなかったことです。

 天下のgooブログ135万のうちで3000位台から、ちょくちょく2000位台になるようになってきました。印刷活字がどんどん売れなくなって、ウェブサイトだけに人気が集まっているこの時代に、週1万回読まれるというのは、本で言えば凄いベストセラーと言えないでしょうか。高いお金を出して自費出版をしても、1000冊売れればすごいことです。無理に勝って貰ったとか、贈呈したとか言うのではなく、全く自主的に読んで貰えるのですから、有り難いことだと思います。

 これからもここを大事にしていこうと、改めて思った次第でした。

 以上読者の方々に感謝の意を込めてのご報告でした。願わくば、コメントを書いて欲しいです。コメントを書く読者が増えて欲しいです。よろしくご協力下さい。  
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総務相が新聞社の放送局への出資禁止を明言 ビデオニュース・オン・ディマンド より

2010年01月17日 10時22分27秒 | Weblog
★マスメディアの独占についてはかねがね疑問をいだいていたが、この新しい動きは期待が持てるのだろうか? (ネット虫)

原口一博総務相は14日の外国特派員協会での講演の中で、現在のメディア集中排除原則を改正し、新聞社のテレビ局への出資を禁止する法案を国会に提出する意思を表明した。
 「クロスメディアの禁止、つまり、プレスと放送が密接に結びついて言論を一色にしてしまえば、そこには多様性も民主主義の基である批判も生まれないわけであります。これを、法文化したいと考えています。」原口氏はこのように語り、マスメディア集中排除原則を法案として提出する意向を明らかにした。
 アメリカを始めとする先進国の多くでは、言論の多様性やメディアの相互チェック能力を担保するために、新聞社が放送局に資本参加する「クロスオーナーシップ」を制限したり禁止する制度や法律が設けられている。しかし、日本のメディア集中排除原則では、基本的にテレビ、ラジオ、新聞の同時保有を制限するにとどまっている。これが日本のメディア市場が、5つの全国紙と全国放送網の系列が圧倒的シェアを維持したまま固定化され、過去50年にわたり新規参入がまったく行われていない原因の一因となっている。
 原口氏はまた、政府の介入を招きやすい原因とされてきた、総務省が直接放送事業者に放送免許を付与している現行制度の改正にも触れ、「長い間の政権が、総務省というむき出しの権限を持っている機関を直属に、そこが直接放送局の免許を与える、非常に言論の自由、報道の自由、放送の自由に対して、シグニフィカント(有意義)な存在、この存在を解体することがある意味、私の努めであるとそう考えているわけです」と語り、現在の放送行政のあり方を根本から変えていく姿勢を明確に打ち出した。
 民主党は昨年8月の総選挙前に公表した党の政策集で、クロスオーナーシップの見直しや放送免許を付与するために政府から独立した第三者機関(日本版FCC)を創設する政策を明らかにしていた。しかし、放送行政を担当する総務大臣が、新聞社が放送局に資本参加する「クロスオーナーシップ」の禁止を明言したのは、これが初めて。
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東京地検特捜部による石川議員逮捕はマスコミを使ったクーデター」だ 山崎康彦氏

2010年01月16日 16時04分27秒 | Weblog
★以下はこJANJANの山崎氏の記事の紹介です。落石氏の記事補強のニュースです。 (ネット虫)

東京地検特捜部は1月13日、民主党の小沢幹事長の政治資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐって、「陸山会」事務所や小沢氏の元秘書・石川知裕衆院議員の議員会館事務所や地元事務所をはじめ大手ゼネコン鹿島建設などを一斉に家宅捜索しました。

 また小沢一郎民主党幹事長の元秘書・石川知裕衆議院議員を逮捕されるとのニュースがたった今NHKで流れました。(15日22時現在)

 昨年の3月3日に行われた「西松建設事件」での「陸山会」事務所強制捜査のときと同じく、今回も強制捜査の現場の一番絵になる場所にマスコミが事前に待ち構えていて事務所に向かう検察事務官の姿を撮影したのです。

 検察が事前に強制捜査情報を大手マスコミにリークしたのです。

 今回の家宅捜査には東京地検特捜部トップの佐久間地検特捜部長の姿はありませんでしたが、昨年の3月3日の最初の「陸山会」事務所への家宅捜査では、派手なキャメルの丈長コートを着た佐久間東京地検特捜部長が先頭にたって乗り込んで行く姿を見ることができました。

 「国家の正義」である検察官が颯爽と「悪」を退治しに乗り込んでいく姿を大手マスコミに撮影させて全国に報道させたのです。

 何も知らない国民の多くはその映像だけで「強制捜査=陸山会=小沢一郎=悪」の先入観を持ってしまうのです。

 これこそが東京地検特捜部の狙いであります。

 今回の強制捜査が新たな証拠を見つけるための家宅捜査であったならば、昨年3月の強制捜査ですべての書類や資料を差し押さえられた「陸山会」事務所にはほとんど書類は存在せず、せいぜい1時間ほどいてダンボール箱2-3個を押収して引き上げていたはずです。

 それが当日の午後5時から翌日の午前零時過ぎまで実に7時間以上もの間、十数人の検察事務官が事務所内にとどまっていたのはいったい何をやっていたのでしょうか?

 また段ボール箱数十個が車に積み込まれる映像が放映されましたが、本当にそれほどの書類や資料が事務所にあったのでしょうか?

 鈴木宗男衆議院外務委員長は、平成14年に自分の事務所と自宅が家宅捜索された時の体験を2010年1月14日のブログの中で以下のように書いています。

ムネオ日記
http://www.muneo.gr.jp/html/diary201001.html 

 「段ボール箱を何箱押収した」と言うが、書類等をあの段ボール箱にぎっしり入れるととても一人では持てない。捜査官は仰々(ぎょうぎょう)しく段ボール箱を抱えていくが、その中身はせいぜいノート一冊、書類少々で、極めて軽いものなのである。段ボール箱にはもっと書類が入るところを少ししか入れずに、捜査官がただただ数多く運び出した様にしていた。

 何も知らない多くの国民は検察が長時間捜索した結果新たに大量の証拠書類が押収されたのだ、とだまされたはずです。

 検察が1月18日開会予定の通常国会直前の1月13日に大手マスコミを使って「強制捜査=陸山会=小沢一郎=悪」のパーフォーマンスを強行したのは、どんな汚い手を使ってでも政権奪還をもくろむ自民党と公明党に国会の場で「小沢金権疑惑」を追求させ、本来の予算審議や61の法案審議をストップさせて鳩山民主党政権を窮地に追い込み民主党政権を転覆させるのが目的なのです。

 検察と大手マスコミの背後には、是が非でも民主党政権を転覆したい自民・公明党、日本の独立を許さない米国支配層とCIA、利権を剥奪される日本の特権官僚、新自由主義でぼろもうけした大手資本家、宗教カルトと右翼・暴力団が束になって控えているのです。

 賢明な国民の皆さんは「検察のパーフォーマンス」にだまされてはいけません。

 鳩山民主党政権は腹をくくって暴走する検察と闘うべきなのです。

 主権在民の日本を熱望する国民もまた今こそ一致団結して検察と大手マスコミが一体となって仕掛けてきた「民主党政権転覆のクーデター」を絶対に阻止しなければならないのです。
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