Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

辻寛子マリンバコンサート

2011-05-28 08:52:33 | 新音律
5/21 ルーテル広島教会.

「自身の音楽表現を見つめ直すため,三年間の充電期間を経て,再始動の第一歩となる待望の舞台」とのこと.

2部構成で,1部は辻さんの作品が中心.手紙の朗読にあわせた演奏等.

休憩後はマリンバのために作られた4曲.

プログラムに David Friedman の作品があったので興味を持った.解説には「5オクターブのマリンバで4手でメロディ・ハーモニー・リズムを,まるでピアノを弾いているふうに...」とあり,難曲とは思うが,聴く側にとっては意外にかわいらしいクラシカルな小品. David Friedman は Dave Samuels との双頭ジャズグループ Double Image が有名.

個人的には,邦人のふたり,三宅一徳と久留智之の作品が好き.やはりマリンバはニッポンでしょう.
久留さんはかって広島大学におられたことがあり,今回の作品「ヒトと樹と」は辻さんのために作られた.最終版が届いたのは当日だか前日だか であったらしい.東北地方の木挽歌が題材になっているが,伐られた「樹」のなかには,マリンバの材料になるものもあるのだろう.

辻さんには10年くらい前,学会で演奏をお願いたことがある.ずいぶん成熟されたが,饒舌な関西弁による MC は相変わらず.今ではおとつみき音楽事務所代表.
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