恒例 大学ジャズ研のサマーコンサート.ここで新入生がデビューする.
数年前に,新入生バンドのお相手を経験したことがある.このときのメンバーはしぶとく残る人が多く,ときどき集まって演奏したりして,追いコン (追い出しコンサート? コンパ?) に出て終わった.リユニオンを期待したい.
今年の新入生バンドはみな上手い.もともと 心得のある人が沢山入って来たうえに,各楽器に上級生が張り付いて指導した感じ.
当大学のジャズ研の隆盛はかってないことである.どうなってるんだろう.
さて,昨年に引き続き実験ジャズ (写真) を試みた.
C ジャムブルース : 全員が違うキーでいっしょに合奏する.練習では 5 度ずつずらしたキーでやったが,ひびきがきれいでつまらん!というので,本番では全音ずつずれたキーが割り当てられた.テーマ提示部分はかなりキモチ悪かったが,演奏中に次第にフィードバックが効いて,気持ち悪さが減少していった感じ.
サティのグノシエンヌ 1 番 : ふつうにフロントがソロをまわすのだが,原曲には小節線がない.コードはあるが進行しない.そこをやるという趣向.個人的には出さないはずの音を出したのが悔やまれる.
帰ってからジャック・ルーシェの CD を聞いてみた.やはりうまいものだ.彼のバッハより良い.でも原曲をひとりで素直に弾いたほうがもっと良いかも.
ケージ流不確定性音楽 : くじで 4 種類の「指令」を 6 人のメンバーに割り当てる.指令の内容は当人にしか分からない.
指令の内容はもっぱら音を出す (あるいは消す) タイミングについてであって,「どんな音」ということは一切なし.楽器の音だけではなく,となりの楽手をひっぱたいて,声を出させるのも有り,だったかも.
演奏時間はケージの作品にちなんで 4 分 33 秒と決められたのだが,意外に長かった! 聞いて (見て) いるほうはもっと長く感じたかも.
もう一曲準備したが時間切れ.
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