副題 音の環境学ことはじめ
岩波書店(2003/10)
出版社/著者からの内容紹介
現代人が生きる都市の音環境は,現世人類が発祥した熱帯雨林と大きく異なる.自分には聞こえない音にこそ,脳への重要な働きがあるのだ.最先端科学が教えるところと,アフリカ,バリ島などで得た驚くべき音響工学的データにより,現在の音環境からの脱出が,文明を左右する重要課題であることを論証する.生涯をかけた渾身の労作.
600 ページの,どのページにも (賛成できることばかりではないが) ちゃんとしたことが書いてある.
騒音のレベルを比べると,(テレビをつけなければ) 都会のマンションの一室のほうが森の中よりずっと小さい...とか.
ベートーベンが聴覚でなく視覚を失っていたら,交響曲は作曲できなかったはずだ...とか.
ただし文章は晦渋.
縦書きだし,著者は人文系の方かな と思ったが,農学博士とのことであった.
大学図書館で借りたらやたらと鉛筆で線が引っぱってあり,傍線部分を拾い読みする傾向に陥ってしまったので,この本は返却し,自腹で一冊購入.
岩波書店(2003/10)
出版社/著者からの内容紹介
現代人が生きる都市の音環境は,現世人類が発祥した熱帯雨林と大きく異なる.自分には聞こえない音にこそ,脳への重要な働きがあるのだ.最先端科学が教えるところと,アフリカ,バリ島などで得た驚くべき音響工学的データにより,現在の音環境からの脱出が,文明を左右する重要課題であることを論証する.生涯をかけた渾身の労作.
600 ページの,どのページにも (賛成できることばかりではないが) ちゃんとしたことが書いてある.
騒音のレベルを比べると,(テレビをつけなければ) 都会のマンションの一室のほうが森の中よりずっと小さい...とか.
ベートーベンが聴覚でなく視覚を失っていたら,交響曲は作曲できなかったはずだ...とか.
ただし文章は晦渋.
縦書きだし,著者は人文系の方かな と思ったが,農学博士とのことであった.
大学図書館で借りたらやたらと鉛筆で線が引っぱってあり,傍線部分を拾い読みする傾向に陥ってしまったので,この本は返却し,自腹で一冊購入.