Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

小磯良平展 @ ふくやま美術館

2013-02-25 09:13:24 | 新音律
意外に点数が多い割に会場が狭く,おまけに土曜日のためかヒトが多く,この地方にしては活気のある展覧会だった.



上のモデルは小磯家の子どもたち.となりに奥さんをモデルにした絵があって,親子がよく似ていることが認識できた.




青木繁「海の幸」を連想した.こちらの方がずっと上手.量感はあるが動感はなく,装飾的だが,それが狙いなんだろう.




塗り残しも計算に入れた画面構成.このほか,顔だけ丁寧に描いて衣服はデッサンみたいな油彩もあった.
こういう顔立ちがお好きらしい.




このおっぱいはすごい.足もすごい.まんなかのモデルは女中さんだそうだ.
「女中」というのも今では死語になってしまった.




「所蔵品展 熊谷守一」.こちらはがらがら.
油彩は2-3点だが,この方の絵は,小磯に比べるとぐっとアバンギャルド.版画にしてもほとんど変わらない絵の元祖みたいだ.
一気書きのような日本画と書が多数.裸婦を見ていると風景が見え,風景を見ると裸婦が見えるという画家の言葉だが,このヌードも風景を前に描いたのだろうか.
コメント
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