
図はhttp://meg.aalip.jp/gallery/MRI.htmlによります.
温泉 (と言っても,スーパー銭湯みたいな...) で我慢して いつもより長湯した後雪がちらちらする中で車に乗ったら,気分がしだいに悪くなった.出てから 30 分後あたりで脂汗がどっと出て,1-2 分のことと思うが,意識を失う.
友人からのメールで脳梗塞のことを聞いたばかりだったので,今度は自分の番か! と思った.しかし,一晩寝たら何事もなかったかのように回復.ウェブで調べたところではいわゆる脳梗塞の症状とは違うようだ.
かかりつけの内科医さんは首をひねり,「脳神経外科で MRI を撮っても損はないでしょう.いや,すぐにでも再発するかもしれない,すぐに行った方が良い」.
と言うわけで,べつなお医者さんで MRI 初体験.
磁場の中に頭を突っ込み電磁波を当てられるのだが,単調なノイズのもとでの 30 分は苦痛.結果として得られた画像は健康そのものだそうだ.
このノイズは,ブザー音,打撃音など.第1楽章から第5楽章くらいまである.後で見せてもらったら,5種類の画像があった.すなわち,平面図,立面図,側面図,血管だけの図が2枚.たとえば平面図は10枚異常の切断面でみたところ.各楽章は単調なパターンの繰り返しだが,これは断面図撮像の繰り返しに対応している...と思った.
MRI は昔の核磁気共鳴に違いない.しかし,データを瞬時に画像化するところがすごい.これが街のお医者さんにあるところもすごい.ちなみに,3割負担,初診料コミで 6000 円くらいだった.
お医者さんの診断は,血管迷走神経反射性失神.若い人にも多いが,70 歳を超えると症例は倍増するのだそうだ.「また起きるかもしれないが,横になっていれば数分で回復する」とのことだが,周りの人はびっくりするだろう.
自分の髑髏を視るのはあまり気持ちのいいものではない.
あとで考えたことだが,撮影した図面はお医者さんに帰属するのだろうか? こちらにも肖像権があるはずだから.pdf ファイルをくれてもよさそうなものだ.