雨宮 処凛,河出文庫 (2014/03).
「BOOK」データベースより*****
右翼と左翼。命懸けで闘い、求めているのはどちらも平和な社会。なのに、ぶつかり合うのはなぜか?テロ、革命の歴史や、天皇制、戦争についての認識のちがいなど、両方の活動を経験した著者ならではの視点で噛み砕く!原発、領土問題、ヘイトスピーチなど近年起こった社会問題について書き下ろした「終章」を新たに収録。*****
真面目な本.
Wiki によれば,著者は*****
あまみや かりん、女性、1975年1月27日 - は、作家・社会運動家。かつて「ミニスカ右翼」と形容された元右翼活動家だったが、その後は「ゴスロリ作家」を自称する左派系論者に転向。筆名の由来は、ギタリスト琴桃川凛から。*****
読了後ウェブを見て初めて著者が女性と知った次第.
最初に出版されたのは 7 年前で,シリーズ本「14歳の世渡り術」の一冊.小生レベルにはちょうど良かった.記述には両翼を体験したヒトならではの説得力がある.右翼・左翼の活動家それぞれ3名ずつへのインタビューのページ数が多い.天皇制と靖国を除けば,右翼の言うことも理解できるというのが小生の感想.しかし,この部分は著者が両翼から手近なお友達を相手に選んだ印象もある.
左翼 = インテリ,右翼 = 体育系はその通りと思う.ボク的には右翼 = 体制側という印象が強かったが,それはこの本を読んだ後でも変わらない.しかし親米右翼と反米右翼があったりして,ややこしい.
現在の逼塞した状況で「国内にいながら国際的な最低賃金競争の最底辺」にいる人たちは,左翼を味方とは考えない.かっては「米帝」が敵だったが,日本全体が韓国のテクノと中国の労働力に押され,今では中韓が「敵」になっているのだそうだ.
昔は君が代も靖国も右翼の得意とする主張だったのが,全部実現されてしまった.これには (一部の) 右翼自身も驚いているらしい.靖国参拝への米中韓の反感をバネに国民の愛国心らしきものをあおるあたり,政治家のやり方は上手い.現内閣こそ右翼の優等生か?!
「BOOK」データベースより*****
右翼と左翼。命懸けで闘い、求めているのはどちらも平和な社会。なのに、ぶつかり合うのはなぜか?テロ、革命の歴史や、天皇制、戦争についての認識のちがいなど、両方の活動を経験した著者ならではの視点で噛み砕く!原発、領土問題、ヘイトスピーチなど近年起こった社会問題について書き下ろした「終章」を新たに収録。*****
真面目な本.
Wiki によれば,著者は*****
あまみや かりん、女性、1975年1月27日 - は、作家・社会運動家。かつて「ミニスカ右翼」と形容された元右翼活動家だったが、その後は「ゴスロリ作家」を自称する左派系論者に転向。筆名の由来は、ギタリスト琴桃川凛から。*****
読了後ウェブを見て初めて著者が女性と知った次第.
最初に出版されたのは 7 年前で,シリーズ本「14歳の世渡り術」の一冊.小生レベルにはちょうど良かった.記述には両翼を体験したヒトならではの説得力がある.右翼・左翼の活動家それぞれ3名ずつへのインタビューのページ数が多い.天皇制と靖国を除けば,右翼の言うことも理解できるというのが小生の感想.しかし,この部分は著者が両翼から手近なお友達を相手に選んだ印象もある.
左翼 = インテリ,右翼 = 体育系はその通りと思う.ボク的には右翼 = 体制側という印象が強かったが,それはこの本を読んだ後でも変わらない.しかし親米右翼と反米右翼があったりして,ややこしい.
現在の逼塞した状況で「国内にいながら国際的な最低賃金競争の最底辺」にいる人たちは,左翼を味方とは考えない.かっては「米帝」が敵だったが,日本全体が韓国のテクノと中国の労働力に押され,今では中韓が「敵」になっているのだそうだ.
昔は君が代も靖国も右翼の得意とする主張だったのが,全部実現されてしまった.これには (一部の) 右翼自身も驚いているらしい.靖国参拝への米中韓の反感をバネに国民の愛国心らしきものをあおるあたり,政治家のやり方は上手い.現内閣こそ右翼の優等生か?!