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Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは

2014-04-22 08:21:07 | 読書
岡崎 琢磨,宝島文庫 (2014/03).

シリーズ 3 作目だが,初めての長編らしい.小生は2作目はパスした.

舞台はバリスタのコンテストで,出場者 6 人.ここで豆がすり替えられるなどの競技妨害が起こるのだが,登場人物が多過ぎ.せっかく会場の平面図があるのだから,人物リストもほしかった.
ミステリとしては,手品ネタ応用のコーヒー容器とか,揺すると鍵が開いてしまう窓とか,かなり陳腐.

バリスタ大会なるものの種目・運営については知らなかったのでおもしろかった.このシリーズは日常のミステリ路線かと思っていたら,血も流れるし,けっこうどろどろした内容.シリーズ懸案と思われる,彼と彼女の関係も棚上げ.京都らしい雰囲気とも無縁.カバーのイラストも,「心を乱す... 」というサブタイトルも,このストーリーからは遠い.

新幹線の友にと購入した目的は一応果たした.
しかし実時間で進行した,STAP ミステリの方がよほど面白かった.
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