津和野生まれの安野光雅さんは庄内弁がお好きで,ファーブルの昆虫記を庄内弁に直してもらって,NHK で放送したことがあるそうだ (エブリシング,文春文庫 1994).山形県だからと言って山形弁というものはなく,存在するのは庄内弁・置賜弁・最上弁などである...ということだが,いまではそれぞれをちゃんと喋れる人を探すのは難しいらしい.
それはそれとして,この「木綿のハンカチーフ」は選曲がよい.
call and response の call の部分だけ標準語で通すという解もありかな.
歌っている 朝倉さや さんが先日 NHK の朝の番組で紹介されていた.民謡の天才少女として有名だったそうだ.
清水脩の編曲をクラシックよりの合唱でよくやる「最上川舟唄」だが,やはりこの朝倉版 River Boat Song は本場モノらしい.「よいさのまかしょ」ではなく「よえさの...」なんだな.
Wikipedia によれぱ,この曲は昭和に作られたとのことである.でも,北原白秋作詞・町田嘉章作曲の「ちゃっきり節」はいかにも新しく感じられるのに対し,こちらは古い曲に聞こえる.