個展を計画している.面白半分だが,かってそういうタイトルの,吉行淳之介編集の雑誌の英訳が Half Serious だった...けっこう面白半分も大変なのだ.
契約した会場に行ってみた.奥野ビルは知っていたが,ギャラリーそのものを同定したのは初めて.長尾玲子さんの個展「はる」の最終日であった.トップのピアノは少し大きいが,10センチ平方か,それ以下の刺繍が50点.絵本もたくさん作っておられる.残るは食欲のみのぼくとしては,食べ物に惹かれた.ネットに「社食の12ヶ月」という大作を発見.作品の撮影の許可をお願いしたら画集をいただいてしまった.このギャラリーを「日本一良心的」と評価しておられ,毎年個展のため新潟から上京されているとのこと.
展示方法など貴重な御助言をいただいた.ギャラリー壁面はコンクリートの上に板張り,その上に壁紙という構造なので,刺繍やCDケースならピンで十分留められる.タイトルはラベルシールで貼ればきれいに剥がれる.作品売却に伴う画廊によるピンハネはゼロ.