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Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

藤森照信, 山口 晃 「日本建築集中講義」

2021-09-06 08:52:55 | 読書
中央公論新社 : 中公文庫 (2021/8).単行本は淡交社 (2013/8) .初出は茶道の月刊誌「なごみ」の2012年の連載.文庫版には「百年前の日本の住まい 平野家住宅」を収録.

Amazon の紹介*****
建築家・藤森照信氏と絵師・山口晃氏が法隆寺や日吉大社など日本の名建築13件を見学し、それぞれの魅力を再発見! 路上で磨いた観察眼が冴えわたる藤森センセイのユーモア溢れる解説と、山口画伯の審美眼が捉えた美とほころびの面白さが光る。マジメに学んでおおいに笑って、目からウロコの見学記。*****

講義の対象,すなわち藤森・山口ペアの訪問先は
法隆寺/日吉大社/旧岩崎家住宅/投入堂/聴竹居/待庵/修学院離宮/旧閑谷学校/箱木千年家/角屋/松本城/三渓園/西本願寺

ふたりの対談というより,どちらかと言えば,先生藤森・生徒山口スタイル.ただし美術が話題のときは師弟関係が逆転することがある.藤森氏は訪問先の好き嫌いや,案内人=解説者との相性をあからさまにしているが,年齢からくる我儘というものだろう.山口氏は冷静に何にでも興味を示しているようだ.
写真は小さく黒っぽくてよくわからない.
山口氏の4コマ漫画は,吹き出しの文字が達筆で最初のうち違和感があった.「なごみ」編集担当の女性ふたりが漫画ではさんざんいじられている.茶道雑誌ならではの浮世離れした天然さんという印象だが,本当のところはどうなんだろう.

この項継続の予定
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