昨日の東広島芸術文化ホール「くらら」の抽選会で小耳にはさんだ話．サロンホールのグランドピアノの調律はなってない．練習室のアップライトも怪しい．事前にチェックした方がいい...
ジャズなのに調律にこだわるの，などと言う勿れ．うるさい人はうるさいのだ．
スマホにはマイクも周波数測定アプリも付いているのだから，測定してピッチ状態をデータとしてホール側に示すことはできそう．でもスマホ利用は誰でも考えることだろう．ググった末， iPhone に「ピアノ調律チェッカー LITE」なる無料アプリを発見・ダウンロードした．測定範囲は C2-C6 だが，有料版はもっと広いのかもしれない．
我が家のピアノ YAMAHA G2 はと言えば，コロナ前は人が集まるので毎年正月に調律していたが，ここ２年半は放置状態．左が測定結果．
ばらつき度とかたより度 (音程ズレ量 : セント) の星数による評価がわからない．この場合，調律曲線は見事に無視して，全てプラス側に かたよっている．平均はずれているが，ばらつきはそれなりに小さい．でもこの評価は甘すぎないか !?
もう一台家にあるのが鍵盤打楽器に分類される，音域３オクターブのビブラフォン SAITO VS-1500DC．スペクトルは単一ピークで音叉に近い．こちらを測定した結果が右で，ピアノに比べればピッチは完璧に近い．多少調律曲線を意識している気配もある．
調律の対象がピッチだけではないことは承知だが，これらの結果をどう考えればいいのだろうか，エキスパートにこのアプリを評価していただきたいところ．
しかし，くらら練習室のピアノに関しては，調律に不満だったら自費で調律してください...で終わりにされそう．
