堀内誠一,谷川俊太郎「音楽の肖像 LA MUSIQUE EM PORTRAITS」小学館 (2020/10).
書店で気になっていた本を図書館で借用.
堀内誠一 1932-1987 は Wikipedia によれば,グラフィックデザイナーにしてエディトリアルデザイナーにして絵本作家.
巻末の令嬢・堀内花子さんの文章によれば,ヤマハのPR誌「ピアノの本」の表紙がこの本のもと.ピアノを絵に入れるというリクエストが,作曲家シリーズという形になった.途中からエッセイも連載するようになった.
だからエッセイがない作曲家もある.この場合は当時の写真や肖像画をもとにしたらしいスケッチがエッセイのページを埋めている.
絵のタッチはさまざま.ベートーヴェン,チャイコフスキーなど,ときどきピアノ不在の絵もある.僕が好きなのはこのガーシュイン.
谷川俊太郎の詩は,ぼくの好みではない.この抱き合わせがなければ,買って本棚に並べるのだが...