
懐メロ CD セットの広告に 森の水車 : 高峰秀子 というのがあった.この歌は荒井恵子による 1951 年のラジオ歌謡だったので,歌詞も旋律も覚えている. Youtube によればその 10 年近く前の 1942 年,18 歳の高峰秀子によって録音されたが,発売から4日後に戦時にふさわしからずとされ,発禁となっていた.
おなじ 1942 年の「鈴懸の径」は OK.短調の曲は良いが 長調はダメとされたのかな ?
米山正夫作曲のこの曲はドイツの作曲家リヒヤルト・アイレンベルクの Die Mühle im Schwarzwald が下敷きになっている.トップ画像はこの曲の Youtube 動画からいただいたが,われわれの水車小屋のイメージはヨーロッパとはずいぶん違う.
高峰秀子さんのディスコグラフィの最後は 1951 年の「カルメン故郷に帰る」で,これは日本最初のカラー映画の主題歌だった.彼女の役は故郷に帰るストリッパーで,小学生だったぼくには関心がなかった.主題歌ではなく挿入歌「そばの花咲く」がなぜか学生時代に大学サークルで,定番 山の歌のひとつになっていた.
カルメンの前が 1949 年の「銀座カンカン娘」である.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます