路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【正平調】:旅行に出掛けるお母さんに「おこづかい」、そう言って・・・

2020-01-17 06:00:50 | 【災害・地震・津波・台風・竜巻・噴火・落雷・豪雪・大雪・暴風・土石流・気象状況】

正平調】:旅行に出掛けるお母さんに「おこづかい」、そう言って新聞配達でためたお金を渡し、周囲をびっくりさせた。

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【正平調】:旅行に出掛けるお母さんに「おこづかい」、そう言って新聞配達でためたお金を渡し、周囲をびっくりさせた。

 前田勝次さんの小学生時代のエピソードを、25年前の本紙が伝えている◆前田さんは大阪工業大3年のとき、阪神・淡路大震災で亡くなった。21歳。思いやりのある子だったのに。いいところがいっぱいあったのに。なんでもっと優しくしてあげなかったかと、母の心はいまも苦しい◆父も悔やんだ。大学に近いワンルームマンションに住みたいと息子は言っていた。西宮市内に下宿をさせたが、地震にやられるなんて思いもしなかった。いや、もし別に受かった島根の大学に行かせておけば…◆「世の親であれば、みんなそう思うでしょう」。お母さんの言葉である。岡山県の実家から被災地へと急ぎ向かった。車の中でわが子の死を知った。それからしばらくの間、時をどう過ごしたのか覚えていない◆1月17日は数年前まで西宮市にある震災慰霊碑を訪ねていた。つらくとも「ここに来ると多くの人が同じ運命だったと思える。それだけが救い」。震災10年の折、そう語っていたお父さんも一昨年、世を去った◆しんしんと胸に降り積もった悲しみがわずかでも解けてくれたら。きょう各地にともる鎮魂の明かりに願う。2020・1・17

 元稿:神戸新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【正平調】  2020年01月17日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【阪神淡路大震災25年】:震災で亡くなった友よ、復興シンボル神戸はやったよ

2020-01-17 03:00:30 | 【災害・地震・津波・台風・竜巻・噴火・落雷・豪雪・大雪・暴風・土石流・気象状況】

【阪神淡路大震災25年】:震災で亡くなった友よ、復興シンボル神戸はやったよ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【阪神淡路大震災25年】:震災で亡くなった友よ、復興シンボル神戸はやったよ 

 6434人が犠牲になった阪神淡路・大震災は17日で25年。サッカー・Jリーグのヴィッセル神戸は元日の天皇杯で初のタイトルを獲得した。

 阪神大震災があった95年1月にチームとして始動した神戸は復興へと歩む人々の希望でもあった。震災25年の節目に、ようやくたどりついた初優勝に勇気づけられ、新たな1歩を踏み出したスタッフ、サポーターもいる。

   ◇   ◇   ◇

 神戸市須磨区の産婦人科医、益子和久さん(70)は93年に市民団体「神戸にプロサッカーチームをつくる市民の会」(愛称・オーレ!KOBE)を設立。神戸の街に出て、23万人を超える署名を集めた。ともにチラシを配った多くのメンバーが震災で亡くなった。あの日から四半世紀。初タイトルの悲願達成に「仲間たちには『ここまで神戸が強くなったよ』と報告したい」と話した。

産婦人科医の益子和久さん(撮影・松浦隆司)

  産婦人科医の益子和久さん(撮影・松浦隆司)

1日、天皇杯を制し歓喜する神戸イレブン

   1日、天皇杯を制し歓喜する神戸イレブン

 被災者の高齢化が進み、震災の風化を懸念する声もある。益子さんは「地震を忘れないために神戸讃歌がある。ヴィッセルが強くなるほど震災の記憶が多くの人に受け継がれる」。チームは復興のシンボルであり続ける。

 <神戸讃歌の歌詞>

 ♪俺達のこの街に お前が生まれたあの日

 どんなことがあっても 忘れはしない 

 共に傷つき 共に立ち上がり

 これからもずっと 歩んでいこう

 美しき港町 俺達は守りたい

 命ある限り 神戸を愛したい

 ※エディット・ピアフの名曲「愛の讃歌」に歌詞をのせ、応援歌を合唱する

 ◆阪神・淡路大震災 

 1995年(平7)1月17日午前5時46分、兵庫県淡路島北部を震源にマグニチュード(M)7・3の地震が発生。神戸市などで観測史上初の震度7を記録。死者6434人、重傷者約1万人、被害家屋は約64万棟に上った。国内の大都市を襲った地震としては戦後最悪。

 ◆ヴィッセル神戸 

 川崎製鉄水島を母体に94年設立。95年元旦に「ヴィッセル神戸」として始動したが、初練習を予定していた1月17日、震災が起きた。チームは練習拠点を転々とさせながら同年から日本フットボールリーグ(JFL)に出場。97年にJリーグ昇格。神戸市から資金支援を受けたが経営破綻し、04年に株式会社クリムゾンフットボールクラブに営業権譲渡。17年4月に法人名を楽天ヴィッセル神戸株式会社と変更。ヴィッセルは「VICTORY(勝利)」と「VESSEL(船)」の造語で「勝利の船」の意味。本拠地はノエビアスタジアム神戸。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・災害・地震、阪神・淡路大震災25年】  2020年01月17日  03:00:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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【阪神淡路大震災25年】:共に歩んだ神戸初タイトルで新たな1歩

2020-01-17 03:00:20 | 【災害・地震・津波・台風・竜巻・噴火・落雷・豪雪・大雪・暴風・土石流・気象状況】

【阪神淡路大震災25年】:共に歩んだ神戸初タイトルで新たな1歩

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【阪神淡路大震災25年】:共に歩んだ神戸初タイトルで新たな1歩 

 6434人が犠牲になった阪神淡路・大震災は17日で25年。サッカー・Jリーグのヴィッセル神戸は元日の天皇杯で初のタイトルを獲得した。阪神大震災があった95年1月にチームとして始動した神戸は復興へと歩む人々の希望でもあった。震災25年の節目に、ようやくたどりついた初優勝に勇気づけられ、新たな1歩を踏み出したスタッフ、サポーターもいる。

   ◇   ◇   ◇

 新装の国立競技場で行われた天皇杯、鹿島との元日決戦。神戸の運営会社でチケット販売を統括する芝英幸さん(44)は試合前、スタジアムの外で業務に当たっていた。そのとき、サポーターが大合唱する応援歌「神戸讃歌(さんか)」が聞こえてきた。

スタッフとしてチームを支える芝英幸さん(撮影・松浦隆司)

  スタッフとしてチームを支える芝英幸さん(撮影・松浦隆司)

 「♪共に傷つき 共に立ち上がり…」

 街の復興を願い、サポーターが作詞した応援歌には万感の思いがこもっていた。「選手、サポーター、スタッフが1つになっていた。神戸市民、震災で亡くなった方の思いをすべて受け止め、みんなが国立にいた」。悲願のチーム初タイトルは芝さんを勇気づけた。 震災当時、神戸大2年生だった芝さんは、香川県の実家を離れ、神戸市灘区で米穀店を営む宇根一夫さん(当時72歳)、妻重子さん(同65歳)の自宅兼店舗の2階に下宿していた。激震で宇根さん方は全壊。夫妻は亡くなった。「爆弾が飛んできたと思った。怖くて頭から布団をかぶって震えていた」。逃げ出そうと、2階の部屋の窓を開けると、目の前に地面があった。外に出ると、宇根さん夫妻の姿はなかった。

 隣の部屋の住人が救出を試みていたが、恐怖で体が動かなかった。約2時間後に諦め、2人でその場を離れた。「自分が逃げることで精いっぱいだった。がれきをかき分ける勇気もなかった」。大学卒業後も神戸に残ったが「救い出すことができたのでは…」。自責の念に駆られた。

 01年、神戸の運営会社に就職。営業や経理を担当してきた。「神戸のために仕事がしたい。スポーツは被災者の元気の源になれるはず」。そう信じ、裏方としてチームを支えてきた。

1日、天皇杯を制し歓喜する神戸イレブン

   1日、天皇杯を制し歓喜する神戸イレブン

 震災後、1月17日を迎えるたびに「つらい記憶に背を向けようとしていた」。今年は違う。神戸の復興をアシストしたことを夫妻に報告できる。「過去を取り戻すことはできないが、少し吹っ切れたかもしれません」。天皇杯優勝で目標だったアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を初めて獲得した。「忙しくなりそうです」と芝さん。チームとともに新たな1歩を踏み出した。【松浦隆司】

 <神戸讃歌の歌詞>

 ♪俺達のこの街に お前が生まれたあの日

 どんなことがあっても 忘れはしない 

 共に傷つき 共に立ち上がり

 これからもずっと 歩んでいこう

 美しき港町 俺達は守りたい

 命ある限り 神戸を愛したい

 ※エディット・ピアフの名曲「愛の讃歌」に歌詞をのせ、応援歌を合唱する

 ◆阪神・淡路大震災

  1995年(平7)1月17日午前5時46分、兵庫県淡路島北部を震源にマグニチュード(M)7・3の地震が発生。神戸市などで観測史上初の震度7を記録。死者6434人、重傷者約1万人、被害家屋は約64万棟に上った。国内の大都市を襲った地震としては戦後最悪。

 ◆ヴィッセル神戸

 川崎製鉄水島を母体に94年設立。95年元旦に「ヴィッセル神戸」として始動したが、初練習を予定していた1月17日、震災が起きた。チームは練習拠点を転々とさせながら同年から日本フットボールリーグ(JFL)に出場。97年にJリーグ昇格。神戸市から資金支援を受けたが経営破綻し、04年に株式会社クリムゾンフットボールクラブに営業権譲渡。17年4月に法人名を楽天ヴィッセル神戸株式会社と変更。ヴィッセルは「VICTORY(勝利)」と「VESSEL(船)」の造語で「勝利の船」の意味。本拠地はノエビアスタジアム神戸。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・災害・地震、阪神・淡路大震災25年】  2020年01月17日  03:00:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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【2020年01月15日 今日は?】:長崎半島沖の通称「軍艦島」の炭鉱が閉山

2020-01-17 00:00:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2020年01月15日 今日は?】:長崎半島沖の通称「軍艦島」の炭鉱が閉山

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2020年01月15日 今日は?】:長崎半島沖の通称「軍艦島」の炭鉱が閉山

 ◆1月15日=今日はどんな日

  軽井沢でスキーバスが転落し大学生ら15人死亡、26人重軽傷(2016)

 ◆出来事

  ▼東京高速鉄道の虎ノ門~新橋間が開業、渋谷~新橋間が地下鉄で結ばれる(1939)▼長崎半島沖の通称「軍艦島」の炭鉱が閉山(1974)

軍艦島(2015年7月2日撮影)

        軍艦島(2015年7月2日撮影)

 ◆誕生日

  ▼冨士真奈美(38年=女優)▼高橋元太郎(41年=俳優)▼落合恵子(45年=作家)▼石原良純(62年=タレント)▼町田康(62年=作家)▼桐山瑠衣(91年=グラビアタレント)▼吉岡里帆(93年=女優)▼加藤美南(99年=NGT48)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2020年01月15日  00:01:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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