【新型コロナ】:トランプ氏「免疫ができた」専属医「感染恐れなし」
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:トランプ氏「免疫ができた」専属医「感染恐れなし」
トランプ米大統領は11日、自身の新型コロナウイルス感染について、FOXニュースの番組で「私には免疫ができたようだ。戦うための健康を取り戻した」と述べ、大統領選の選挙活動への復帰に前のめりの姿勢を見せた。10日にはホワイトハウスでイベントを開いて再選への支持を訴えた。活動を本格再開し、劣勢挽回を狙う。
専属医は10日、トランプ氏の症状が改善して他人にウイルスを感染させる恐れはなくなったと発表した。陰性とは明示しなかったため、米メディアでは懐疑的な見方がくすぶっている。
CNNテレビによると、トランプ氏は11日、支持者らとの電話で「検査で陰性だった」と主張。ただCNNは陰性の証拠はなく、専属医の見解とも食い違うと指摘した。
トランプ氏は11日、詳しい健康状態に言及しなかったが「薬は服用していない」と説明した。「私はこの恐ろしい中国ウイルスをやっつけた」と語り、感染拡大への中国の責任を強調しながら全快をアピールした。
さらにツイッターで「もう感染はしないし、感染させることもない」と投稿したが、ツイッター社は「誤った有害な情報の拡散を防ぐルールに違反した」と警告、投稿を見えなくした。
12日には激戦州の一つで大票田の南部フロリダ州で選挙集会を再開する。13日には東部ペンシルベニア州、14日には中西部アイオワ州を訪れ、世論調査でリードを保つ民主党の対立候補バイデン前副大統領を追い上げたい考えだ。
トランプ氏は、バイデン氏が最近の選挙運動で「マスクを握りしめて、せき込んでいた。メディアは注目すべきだ」などと主張、懸命にライバルの追い落としを図った。
10日のイベントでは、庭に集まった数百人を前にバルコニーでマスクを外して約15分間演説した。
ホワイトハウスでは9月26日に大人数の屋外イベントが開かれ、トランプ夫妻を含め出席者の感染が相次いだ。拙速な活動再開には専門家から批判が上がっていた。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・北米・トランプ大統領・新型コロナウイルスの感染】 2020年10月12日 12:46:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。