《社説①・01.23》:トランプ2.0 米国のパリ協定離脱 気候対策後退を懸念する
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説①・01.23》:トランプ2.0 米国のパリ協定離脱 気候対策後退を懸念する
地球温暖化に歯止めをかけようとする国際社会の努力に水を差すようなことがあってはならない。
トランプ米大統領が、温暖化対策の国際ルール「パリ協定」から再び離脱する大統領令に署名した。
パリ協定を採択した国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)=フランス・パリで2015年12月(同条約事務局提供)
「世界で最もエネルギーコストの安い国」を目指し、バイデン政権時代の政策を転換する。「(化石燃料を)掘って掘って掘りまくれ」と、規制緩和による石油や天然ガスの増産を促す一方で、大規模風力発電や電気自動車(EV)などへの支援策を撤回する。
各国は温室効果ガス排出量の実質ゼロに向け、来月までに新たな削減対策を国連に提出するよう求められている。米国は昨年、「2035年までに05年比61~66%減」という目標を発表した。その扱いも不透明となった。
元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2025年01月23日 02:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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