【東京都知事選】:玉川徹氏「蓮舫さんの思うつぼだ」小池知事が自民の支援を受けた場合の影響を分析
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【東京都知事選】:玉川徹氏「蓮舫さんの思うつぼだ」小池知事が自民の支援を受けた場合の影響を分析
元テレビ朝日社員の玉川徹氏が28日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への3選出馬が見込まれる小池百合子知事(71)が、裏金事件で大逆風下にある自民党から本当に支援を受けるのかどうか、関心を持っていると述べた。
都知事選をめぐっては27日、立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が参戦を電撃表明。蓮舫氏は今後立民を離れる見通しで、完全無所属での立候補を予定する。一方、小池氏が出馬を決めれば都議会自民党は支援する方針。小池氏はかつて都議会自民党を「ブラックボックス」と呼んで対決したが、最近は距離が縮まっていることが指摘されている。
玉川氏はこうした経緯を念頭に「僕は、自民党が支援に回るのか回らないかが当面の関心。それより、小池さん側が支援を求めるか、求めないかだ。求めないのに(自民は)勝手に支援するわけにいかない」と指摘。「(4月の)補選からずっと自民党に逆風が吹いている。その辺を意識して、蓮舫さんも『反自民』というふうなことを掲げている。そういう中で小池さん側がどうするのか。もしも自民党の支援をくださいということになれば、むしろ蓮舫さんの思うつぼだ」と言及した。自民党が本当に小池氏を支援すれば「どっちかというと今はマイナスではないか」とも述べた。
その上で「逆に小池さんが(自民党の支援を)断ると、自民党の実動部隊は動かない。(26日の)静岡県知事選では、自民党支持者の3割が自民党ではない候補に入れている」と、静岡県知事選での出口調査のデータに触れ「自民党が支援しないということになれば、自民党を支持している人たちはどちらに回るのか」とも指摘した。
都知事選の告示日は、通常国会会期末の6月23日と近いが、党裏金事件を受けた政治資金規正法改正案をめぐり「自民党案は、中途半端なものが出てくる可能性が大きい」とも指摘。「そうすると、自民党のイメージが(都知事選に)どう関わってくるのか。かなり面白い選挙になると思う」とも述べ、小池氏が自民党の支援を受けるメリット、デメリットに関心を寄せていることを明かした。
都知事選にはこのほか、広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)が出馬表明。「NHKから国民を守る党」は新人13人の出馬を発表し、最終的に30人の擁立を目指す方針。会社経営の山口節生氏や児童精神科医の大和行男氏、公職選挙法違反の疑いで警視庁に逮捕された政治団体「つばさの党」代表の黒川敦彦容疑者も4月に出馬表明している。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・選挙・東京都知事選】 2024年05月28日 10:30:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。