愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

35%投票率=65%県民の投票棄権=忌避は憲法の土台が崩れている!

2018-12-18 | 地方選挙

選挙は日常の政治活動の総決算!

住民が選挙を忌避・棄権する政治とは何か!

住民=国民が選挙に参加しない体制をつくることが

国政も県政も市町村政の政権温存・安泰になる!

住民が主人公の政治を構築するためには

住民自身が

国政と地方政治の結果つくられる生活に対する改善運動を

取り組む以外に途はない!

さもなければ、労働・勤労は徒労に終わる!

国民によってつくりだされた付加価値は

国民のものにはならない!

では誰のものになるか・・・・・?

佐賀新聞 山口知事再選/棄権の民意くみ取る努力を 2018/12/17

任期満了に伴う佐賀県知事選は、現職の山口祥義氏(53)が大勝で再選した。1期4年間の実績が高く評価された結果だが、共産系新人と一騎打ちの選挙戦は、無所属新人4人が争った前回とは打って変わって盛り上がりを欠き、国策課題の争点も論議は深まらなかった。投票率は過去最低を更新し、35%まで落ち込んだ。今後4年間のかじ取りでは、棄権した6割以上の民意をくみ取るためにも、引き続き現場に積極的に足を運んで県民との対話に力を入れ、直面する課題に取り組んでほしい。
山口氏は常々、佐賀県の歴史や産業、観光、住民の潜在力に触れ、県民の「志と誇り」を醸成する必要性を主張し、3月に開幕した肥前さが幕末維新博覧会を筆頭に事業を展開してきた。今回も「人を大切に、世界に誇れる佐賀づくり」を掲げ、子育て支援や教育、福祉、スポーツ、農林水産業・中小企業の振興策などを推進する考えを示した。有力な対抗馬が現れなかったことからも、県政の方向性は支持を得ているといえる。
2期目も国策に絡む四つの課題が佐賀県には横たわる。佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画、2基が相次いで再稼働した玄海原発、九州新幹線長崎ルートの整備方針見直し、国営諫早湾干拓事業の開門問題で、いずれも曲折を経てきた課題である。
相手候補の今田真人氏(72)は、オスプレイ配備計画と玄海原発稼働の反対を強く訴え、現職の批判票の受け皿を狙った。形の上では争点となりはしたが、今回は公開討論会も実現せず、直接の論戦の場はなかった。山口氏は「意を尽くせない」として、演説で積極的には語らなかった。
県内世論を二分する問題である。その中で山口氏は昨年4月に原発再稼働に同意し、今年8月にオスプレイ配備計画の受け入れを表明した。街演では難しいが、集会などでは、決断に至った理由や思いをじかに聞きたかった県民は少なくないだろう。普段は会えない県民にも発信できる機会だっただけに、発言を控えめにしたことは残念でならない。
再選した山口氏は、国策課題について猶予なく判断を迫られることになる。オスプレイ配備計画は公害防止協定の見直しで県有明海漁協との協議が来春にも始まる。根強い反対の声に、知事がどう向き合っていくのかが焦点となる。新幹線長崎ルートも、整備計画の前提とされたフリーゲージトレイン断念によって新鳥栖-武雄温泉間をフル規格か、在来線を利用するミニ新幹線で整備するのか、判断時期が来る。現状では巨大な追加負担を強いられることを主な理由に反発している。先行きは見通せていない。
国際線の増便で佐賀空港はアジアの玄関口として訪日観光客が急増し、県内に住む外国人も増加傾向が続いている。入管難民法改正により来春からは外国人労働者のさらなる増加が予想され、2020年の東京五輪・パラリンピックで観光客も伸びる見通しだ。佐賀から地方の「共生」モデルを発信していく気概を求めたい。
4月末で「平成」が終わる。新時代の地方のリーダーとして、「一人ひとりの想(おも)いや痛みに敏感な県政」の実現へ向け、幅広く県民の声に耳を傾ける姿勢を忘れないでほしい。(辻村圭介)(引用ここまで)

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