閣議決定された中東地域への自衛隊派遣は
現在、活動しているアフリカ・ソマリア沖の海賊対策とは
任務や派遣の根拠などで違いがある
海賊対策で行われている船の護衛は任務に含まれていない
相手に危害を加える武器使用が許容されるのは 「正当防衛」と「緊急避難」に限定
保護の対象も日本に関係する船に限定
船の位置などを知らせるAISと呼ばれるシステムを切ったまま航行するなど
不審な動きをする船について種類や進路などの情報を収集する
防衛省設置法に規定された「調査・研究」に基づく長期の海外での活動
日本に関係する船の安全を確保するために必要な「情報収集」活動
海賊対処法に基づく護衛の活動とは
外国籍船を含めたすべての船を対象にしている
海上警備行動では
相手を停船させるために武器の使用が可能
矛盾だらけの安倍政権の狙いは
トランプ大統領への屈服をゴマカス作戦!
対中包囲網作戦として
成長著しいアジアと潜在力の高いアフリカを重要地域と位置づけ
2つをインド洋と太平洋でつないだ地域全体の経済成長をめざす
自由貿易やインフラ投資を推進し、経済圏の拡大を進める
経済界の要請と
政治家安倍晋三の祖父岸信介の野望のスリカエ作戦!
北朝鮮・韓国などに対して
安倍政権の意向を忖度したメディアが北朝鮮・韓国などに対して使っている
思考回路=国内問題の失政をスリカエ・ゴマカス手口と同じ!
安倍首相・菅官房長官の発言を見れば一目瞭然!
「どんなときも対話が必要であり、厳しい問題があるからこそ対話すべきだ」
というのであれば自衛隊の「派遣」ではなく
憲法9条平和主義路線の徹底化をはかればすむ!
「中東地域で緊張が高まっている状況を踏まえる」と言いながら
「日本に関係する船舶の防護の実施を直ちに要する状況にはない」としている!
とくにわが国は 中東地域では、原油の約9割をこの地域に依存している
原油が途絶えれば大変なことになる
日本関係船舶の航行の安全確保が非常に重要
情報収集態勢を強化することが必要
派遣される自衛官の安全を確保しながら、
航行の安全や地域の安定に独自の貢献をしていきたい
「派遣を延長する場合は改めて閣議決定し、必要性が認められなくなれば、活動を終了する」
閣議決定にした矛盾だらけの理由
今回の自衛隊の活動は、
国民の権利や義務に関わらない行為
実力の行使を伴うようなものではない行為
と言いながら
活動の地理的範囲などを明記
自衛隊を海外に派遣する重要性
国民に対する説明責任の明確化
国会に報告
するとしながら、
今後も国会をはじめ、国民に丁寧に説明していきたい
安倍政権の「丁寧な説明」とは
国会・民主主義を無視・否定する代名詞・枕詞!
いずれの国も、広大な海域を自国の取り組みだけでカバーするのは困難
船舶の通航量や関係国の取り組みの状況などを踏まえ、
効率的に実施していくことが必要
であるならば、
自衛隊ではなく外交力の向上が必要不可欠!
イラン周辺の関係国に日本の取り組みを説明するため
関係国と連携し、航行の安全確保のための情報収集をしっかり行っていきたい
年明けにサウジアラビアなど中東地域への訪問を検討している
ということは、
まず初めに「閣議決定ありき」だったことが
改めて浮き彫りに!
NHK 自衛隊派遣 政府 必要性を丁寧に説明 野党「なし崩し的」批判 2019年12月28日 5時13分 自衛隊
日本に関係する船舶の安全確保のため、政府は中東地域への自衛隊派遣を決めました。防衛省設置法の「調査・研究」に基づく長期の海外派遣は初めてで、政府は派遣の必要性を丁寧に説明していくことにしています。
NHK 首相 自衛隊中東への派遣「独自の貢献を」年明け中東訪問検討 2019年12月27日 19時25分 自衛隊
中東地域への自衛隊派遣をめぐり、安倍総理大臣は民放の番組収録で派遣される自衛官の安全を確保しながら独自の貢献を行う考えを強調し、関係国に日本の取り組みを説明するため年明けに中東地域への訪問を検討していることを明らかにしました。
NHK 自衛隊の中東地域派遣 現地での活動は? 武器使用は? 2019年12月27日 17時40分 自衛隊
政府は中東地域で日本に関係する船舶の安全確保に必要な情報収集態勢を強化するため、日本独自の取り組みとして、自衛隊の護衛艦と哨戒機の派遣を27日の閣議で決定しました。具体的な任務や活動はどうなるのでしょうか?閣議決定された中東地域への自衛隊派遣は、現在、活動しているアフリカ・ソマリア沖の海賊対策とは任務や派遣の根拠などで違いがあります。
活動範囲は3つのエリア
任務は船の安全に必要な「情報収集」
今回の中東地域での任務は、日本に関係する船の安全を確保するために必要な「情報収集」です。防衛省関係者によりますと特に船の位置などを知らせるAISと呼ばれるシステムを切ったまま航行するなど不審な動きをする船について、種類や進路などの情報を収集するということです。一方、日本に関係する船の防護が直ちに必要となる状況にはないとしていて、海賊対策で行われている船の護衛は任務に含まれていません。派遣根拠は「調査・研究」という枠組み
今回、海外派遣の根拠とされたのは防衛省設置法の「調査・研究」という既存の枠組みです。海賊対策や、平成13年からインド洋で行われた給油活動で自衛隊を海外に派遣する際は、国会での審議を経て活動の根拠となる新しい法律が作られました。今回、活動期間を延長する場合には改めて閣議決定を行い、国会に報告するとしていますが、チェック機能がどう働くかが課題になります。武器使用に制限
防衛省設置法の「調査・研究」に基づく活動中、自衛隊が武器を使用できるのはみずからの艦艇や航空機を相手の攻撃から守る場合に限られます。日本に関係する船に対する攻撃があっても、直ちに武器を使った対処をすることはできません。そのような不測の事態が起き、必要と認められる場合には、自衛隊に「海上警備行動」を発令して対応するとしています。海上警備行動では相手を停船させるために武器の使用が可能となりますが、相手に危害を加える武器使用が許容されるのは、「正当防衛」と「緊急避難」に限られます。保護の対象も日本に関係する船に限られ、海賊対処法に基づく護衛の活動が、外国籍船を含めたすべての船を対象にしているのと違いがあります。またことし6月にホルムズ海峡付近でタンカーが攻撃を受けた事件では、イランやイランの「革命防衛隊」の関与をアメリカなどが指摘していますが、防衛省は国や国に準ずる組織に武器を使用することは海上警備行動の権限を超えるとしています。護衛艦「たかなみ」を派遣
今回、中東地域に派遣されるのは海上自衛隊横須賀基地に配備されている護衛艦「たかなみ」です。全長およそ150メートルで哨戒ヘリコプターを最大で2機搭載でき、アフリカ・ソマリア沖の海賊対策にも派遣されたことがあります。防衛省関係者によりますと1等海佐の護衛隊司令が指揮官を務め、司令部の要員も含めておよそ200人が乗艦して活動に当たるということです。年明け以降、図上演習を行い、どのような特徴や動きの船を特に警戒すべきかや、仮に不測の事態が起きた場合、どのようなケースでどこまでの対応が可能かなどさまざまな条件を設定して、シミュレーションを重ねるということです。そして2月上旬に出港し、2月中の活動開始を目指すということです。(引用ここまで)NHK 自衛隊の中東地域派遣 専門家はこう見る 2019年12月27日 17時01分 自衛隊
政府が中東地域で日本に関係する船舶の安全確保に必要な情報収集態勢を強化するため、日本独自の取り組みとして自衛隊の護衛艦と哨戒機の派遣を閣議決定したことについて、専門家に聞きました。
活動の枠組みについては「日本はイランと友好関係にあり、アメリカとは同盟関係にある。ホルムズ海峡に入るのか、有志連合に参加するのか、いろいろな関係者の思惑をうまくバランスを取りながら決断を下した」としています。また「調査・研究」に基づく派遣については「今までの海外派遣で特措法を作ったときは、相当程度、戦闘が起こりえる、もしくは実際に起こっている状況のもとで日本が何ができるかを憲法の枠の中でしっかりと詰めなければいけなかった。もともと武力攻撃することを前提として派遣するわけではないので、『調査・研究』の枠内でできることをやればいい」と指摘しています。
防衛省元幹部 柳澤氏「派遣の目的はっきりせず心配」
防衛省の元幹部で内閣官房副長官補を務めた柳澤協二さんは「今回の派遣は目的がはっきりしない。自衛隊を出せば軍事的な意味を持つので、目的がはっきりしないままプレゼンスのために派遣するのは危険なことになりかねず、その先駆けになる心配がある」としています。活動の枠組みについては「イランに敵対するわけではない、一方でアメリカの作った有志連合にも協力的という2つの矛盾するメッセージで、現場は何かあった場合にどこまで武器を使っていいのか悩ましいことになる」としています。そのうえで「調査・研究」に基づく派遣については「本来の『調査・研究』の意味から外れていて、とにかく自衛隊を出すことに何らかの意味があるというメッセージになっている。歯止めがないまま『調査・研究』による派遣の前例ができていくのは法律の適合性の問題だけでなく派遣した自衛隊の行動基準があいまいになる問題や、それがきっかけでかえって紛争に巻き込まれるかもしれないという懸念があり、それをどう捉えるのか政治の側にリアリティの感覚がより求められている」と指摘していますNHK 自衛隊の中東派遣 河野防衛相 ジブチに向け出発 2019年12月27日 16時26分 自衛隊
中東地域への自衛隊派遣が閣議で決定されたことを受け、河野防衛大臣は派遣される哨戒機の拠点があるアフリカ東部のジブチなど関係国を訪れるため27日午後、羽田空港を出発しました。
NHK 自衛隊の中東地域への派遣 政府と各党の反応は 2019年12月27日 14時00分 自衛隊
政府は、中東地域で日本に関係する船舶の安全確保に必要な情報収集態勢を強化するため、日本独自の取り組みとして、自衛隊の護衛艦と哨戒機の派遣を27日の閣議で決定しました。政府と各党の反応をまとめました。