■2022年6月18日(土)10:30-13:40【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】駒草平~リフト~御釜往復
【種名】キジバト2、アマツバメ8+、トビ1、ノスリ1、ホシガラス1、ハシボソガラス1、ハシブトガラス4、ヒバリ2、ヒヨドリ3+、ウグイス++、イワヒバリ成鳥1、ビンズイ4+、ウソ♂1(10科13種)
【メモ】今日は前回見ることができなかったイワヒバリを見に行くのが第一の目的だが、何と言ってもいつも家を出るのが遅いので、どこのフィールドでも10時過ぎからの観察になる。自宅から御釜に行くのには、帰りも含めて、遠刈田ルートと青根ルートのどちらかだが、今シーズンは自宅~宮城仙台IC~村田IC~遠刈田ルートで行って、帰りは青根ルートから川崎町を経由して自宅に戻ることにしている。鳥+温泉+おいしい食べ物、これが野鳥観察では大事なこと(笑い)。
閑話休題。さて、今日は最初にウソ♂が駒草平近くの道路で車の前を横切って飛んだので幸先がいいと思っていたら、あとは1羽も出ない。ホシガラスも前回はかなり飛んだのに、帰りの不帰の滝で1羽のみという結果になった。
さて、リフト乗場周辺の広い駐車場は土曜日ということもあり、車でいっぱいだった。乗車場に行く道の両側はマイヅルソウとハクサンチドリがたくさん咲いていた。リフトに乗って登っていくと、ウグイスの鳴き声があちこちでするが、姿は見えない。リフトを下りて、御釜まで歩き、そこから柵伝いに登っていく。途中、イワカガミを撮影しながら、ビンズイの鳴き声に居場所を探すが、観光客がやってきて、すぐに御釜の方へ飛んで行ってしまう。また戻ってくるが、何しろ人の方が鳥より明らかに多いので、ビンズイも落ち着かないようだった。柵の切れ目あたりまで来ると、急に御釜からアマツバメ4羽が飛んできた。それまで、花を撮るためISO100だったのを、急遽400に、AFも追従モードに変更し、露出をー2からー1/3に変更して、アマツバメを追った。以前、月山に登った時には頂上付近で、やたら低空飛行で多くのアマツバメが途切れなく間近に飛んでいたことがあったが、あの状態なら数打てば当たるで中にはいい写真も撮れたはずだが、たった4羽であっという間に馬の背を越えて行ってしまったのは残念だった。
気を取り直して、御釜の斜面で鳴いているビンズイを探すことにしたが、何しろ双眼鏡を持ってきていないので、肉眼で探す。ちょっとでも動けば、けっこう遠くでもわかるが、見つけるのにしばらくかかった。ガレ場の間で餌を探していたようで、やっと動いているのを発見し、レンズを向けると、斜面を登りながら、昆虫を探しては食べていた。別な個体が、御釜を背景に飛びながら囀っていた。なぜか、イワヒバリでなく、ただのヒバリが御釜を背景にいたのには少し驚いた。
そこから少し歩き、イワヒバリを探すが見つからず、そのうち、やっと、雪渓の下から飛んできて、ガレ場に降りたのを見つけたが、遠いのとビンズイよりさらに探すのは難しく、諦めて出てくるのを待つことにして、平らな岩を見つけて一休みし、スマホなど見ていた。すると、ガレ場からイワヒバリが飛んできて雪渓に降りた。ウォーキングとホッピングを混ぜたような歩き方で、雪渓をこちらの方にやってくる。見ていると、たくさん昆虫をくわえて、さらに雪の上にいた餌に狙いをつけたが、あっという間に飛ばれてしまった。そのあと、さらに自分の方に近づいてきて、まるで「たくさん捕まえたよ」とでもいうように胸を張って、トウネンが時々やる立歩きのような感じで、近づいてきた。その後、雪渓の下に降りて行ったが、おそらく、餌をヒナに与えるためだったろう。雪渓が消える頃になれば、幼鳥に餌をあげる姿もみることができるはずだ。
一応目的は達したので、高山植物を見ながら、下山した。
【写真】
マイヅルソウ/イワカガミと昆虫たち
御釜とイワカガミの群落/アマツバメの飛翔
翼上面の羽衣の様子が見える/体の下面は縞模様/ビンズイ
餌の昆虫を探す。テントウムシの類は敬遠。
嘴で挟んで、キアシシギがカニをつかまえた時にやるように、振り回し、足や羽にダメージを与え、何度か、地面に投げ出して、最後は、取れるものは取れた状態で、腹部を上にして転がし、食べていた。/御釜を背景に囀りながら飛ぶ/これは普通のポジションの囀り
ハイマツの上に止まったが囀らなかった/ヒバリです
ここのコマクサは花はまだだった/①餌を見つける②飛ばないで
③あー飛んだ④去る者は追わず⑤どんどんこっちにやってきた
ヒナにやる餌はいっぱいあるからいいんだよ~とでも言いたげにこちらへやってきて、あとは雪渓の下に飛んで行った。
ミヤマオダマキ/セイヨウタンポポ
ヒナザクラと花のアップ/ワタスゲ
ワタスゲのアップ/チングルマ/ハクサンチドリ
コマクサ/不帰の滝の先にある滝
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