■2009/10/17(土)14:15-15:51【天気】晴れ
【場所】釣師浜 カモメ総数 50+
【種名】オオミズナギドリ,ウミウ,シロチドリ,ミユビシギ,ユリカモメ,ホイグリン(系)カモメ幼羽1,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,ウミネコ(5科10種)
【メモ】今シーズン2回目の釣師浜。10月中旬ということもあり,セグロカモメの数が少しずつ多くなってきた。今回はホイグリン(系)カモメの幼羽を観察することができたのが収穫だ。いろいろ図鑑を見たり,HPや関係するブログを見たりして,おそらく間違いないと結論し,アップするのに2ヶ月近くかかったが。ちなみに次々回はホイグリン(系)カモメの第1回冬羽と思われる個体も観察した。釣師浜は双眼鏡で十分観察できる距離にカモメがいる。新地や松川浦漁港では,さらに近く,岸壁に止まって翼を広げたり閉じたりしているので,斜め上から見ていると,たたんでいる羽の各部位が翼を広げるとどの部分にあたるかよくわかる。つまり飛翔時のパターンが目の前でわかるということだ。そうすると,図鑑で描いてあることが実際に確かめられたり,他にもいろんなパターンがあるというのがわかったりする。セグロカモメやオオセグロカモメ,ワシカモメ,シロカモメなどでは図鑑の通り,大きい個体から小さい個体まで10センチ前後の差があるので,実際に見ると小型のものは嘴の形状や足の長さなども標準的な個体と比べると異なっているのがわかる。
今日の釣師浜は,個体数は先週より少なかったが,狭いところにいろんな種類とステージの個体が入り交じっていた。ここ数年ガンよりもこちらに来る機会が多く,1年の半分はシギチ,残りはカモメというパターンになりつつある。カモメの渡りもまた非常に興味深いものがある。釣師浜も通い続けていたら,いろいろなことが少しずつわかってきた感じがする。
【写真】
■セグロカモメ2・4・成,オオセグロカモメ,ウミネコ/典型的なセグロカモメ第2回冬羽/セグロカモメ,オオセグロカモメ,ウミネコ
■セグロカモメ成鳥冬羽/セグロカモメ第4回冬羽/セグロカモメ成鳥冬羽(同一個体)。体がやや小さく,足も短く見え,嘴も小さいが,各所の特徴からセグロカモメ以外はあり得ない個体。
■セグロカモメ成鳥冬羽。異なる個体で印象がだいぶ違う/おそらくオオセグロカモメ×ワシカモメの雑種,第4回冬羽。顔がワシカモメ。全体はオオセグロカモメ。
■左からオオセグロカモメ幼羽から第1回冬羽移行個体,セグロカモメ第2回冬羽,セグロカモメ成鳥冬羽,ホイグリン(系)カモメ幼羽/ホイグリン(系)幼羽(写真がオーバー気味だが実際はもっと濃い)/オオセグロカモメ第1回冬羽
■オオセグロカモメ第3回冬羽/オオセグロカモメ第1回冬羽/セグロカモメ成鳥冬羽
■セグロカモメ幼羽/オオセグロカモメ第3回冬羽と第1回冬羽/セグロカモメ幼羽 セグロカモメの肩羽から小中大雨覆と大雨覆の一部,三列風切を前掲のホイグリン(系)カモメのそれと比較するとその違いがわかる。
■オオセグロカモメ第1回冬羽/オオセグロカモメ成鳥冬羽と第1回冬羽/セグロカモメ成鳥冬羽
■ご機嫌よく羽繕いをしていたワシカモメ成鳥冬羽のところにやってきたのは2羽のオオセグロカモメ幼羽。1羽は素通りしていったが,1羽はワシカモメにちょっかいをかける。結局,ワシカモメに負けて飛び去ってしまったのは,オオセグロカモメ幼羽の方だった。/オオセグロカモメ第1回冬羽。同じ年に生まれたのに,幼羽とだいぶ擦れた第1回冬羽というくらい違いがある。生まれた月か,個体差か,ここまでやってくる間の経歴か,それはわからないが。鳥の海の今年のコアジサシの繁殖でも早い巣立ちと最も襲い巣立ちでは1ヶ月近くあるから,もしかしたら,巣立ちの差もあるかもしれないがどうだろうか。オオセグロカモメの繁殖地で観察をすればわかることだが。
■3個体ともオオセグロカモメ。最初の個体は幼羽だが,肩羽の部分に冬羽がだいぶ出てきている。2番目は第1回冬羽。肩羽に注目。3番目は幼羽。肩羽についてホイグリン系幼羽やセグロカモメ幼羽と比較すると違いがわかる。
Copyright(C)2009 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.
【場所】釣師浜 カモメ総数 50+
【種名】オオミズナギドリ,ウミウ,シロチドリ,ミユビシギ,ユリカモメ,ホイグリン(系)カモメ幼羽1,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,ウミネコ(5科10種)
【メモ】今シーズン2回目の釣師浜。10月中旬ということもあり,セグロカモメの数が少しずつ多くなってきた。今回はホイグリン(系)カモメの幼羽を観察することができたのが収穫だ。いろいろ図鑑を見たり,HPや関係するブログを見たりして,おそらく間違いないと結論し,アップするのに2ヶ月近くかかったが。ちなみに次々回はホイグリン(系)カモメの第1回冬羽と思われる個体も観察した。釣師浜は双眼鏡で十分観察できる距離にカモメがいる。新地や松川浦漁港では,さらに近く,岸壁に止まって翼を広げたり閉じたりしているので,斜め上から見ていると,たたんでいる羽の各部位が翼を広げるとどの部分にあたるかよくわかる。つまり飛翔時のパターンが目の前でわかるということだ。そうすると,図鑑で描いてあることが実際に確かめられたり,他にもいろんなパターンがあるというのがわかったりする。セグロカモメやオオセグロカモメ,ワシカモメ,シロカモメなどでは図鑑の通り,大きい個体から小さい個体まで10センチ前後の差があるので,実際に見ると小型のものは嘴の形状や足の長さなども標準的な個体と比べると異なっているのがわかる。
今日の釣師浜は,個体数は先週より少なかったが,狭いところにいろんな種類とステージの個体が入り交じっていた。ここ数年ガンよりもこちらに来る機会が多く,1年の半分はシギチ,残りはカモメというパターンになりつつある。カモメの渡りもまた非常に興味深いものがある。釣師浜も通い続けていたら,いろいろなことが少しずつわかってきた感じがする。
【写真】
■セグロカモメ2・4・成,オオセグロカモメ,ウミネコ/典型的なセグロカモメ第2回冬羽/セグロカモメ,オオセグロカモメ,ウミネコ
■セグロカモメ成鳥冬羽/セグロカモメ第4回冬羽/セグロカモメ成鳥冬羽(同一個体)。体がやや小さく,足も短く見え,嘴も小さいが,各所の特徴からセグロカモメ以外はあり得ない個体。
■セグロカモメ成鳥冬羽。異なる個体で印象がだいぶ違う/おそらくオオセグロカモメ×ワシカモメの雑種,第4回冬羽。顔がワシカモメ。全体はオオセグロカモメ。
■左からオオセグロカモメ幼羽から第1回冬羽移行個体,セグロカモメ第2回冬羽,セグロカモメ成鳥冬羽,ホイグリン(系)カモメ幼羽/ホイグリン(系)幼羽(写真がオーバー気味だが実際はもっと濃い)/オオセグロカモメ第1回冬羽
■オオセグロカモメ第3回冬羽/オオセグロカモメ第1回冬羽/セグロカモメ成鳥冬羽
■セグロカモメ幼羽/オオセグロカモメ第3回冬羽と第1回冬羽/セグロカモメ幼羽 セグロカモメの肩羽から小中大雨覆と大雨覆の一部,三列風切を前掲のホイグリン(系)カモメのそれと比較するとその違いがわかる。
■オオセグロカモメ第1回冬羽/オオセグロカモメ成鳥冬羽と第1回冬羽/セグロカモメ成鳥冬羽
■ご機嫌よく羽繕いをしていたワシカモメ成鳥冬羽のところにやってきたのは2羽のオオセグロカモメ幼羽。1羽は素通りしていったが,1羽はワシカモメにちょっかいをかける。結局,ワシカモメに負けて飛び去ってしまったのは,オオセグロカモメ幼羽の方だった。/オオセグロカモメ第1回冬羽。同じ年に生まれたのに,幼羽とだいぶ擦れた第1回冬羽というくらい違いがある。生まれた月か,個体差か,ここまでやってくる間の経歴か,それはわからないが。鳥の海の今年のコアジサシの繁殖でも早い巣立ちと最も襲い巣立ちでは1ヶ月近くあるから,もしかしたら,巣立ちの差もあるかもしれないがどうだろうか。オオセグロカモメの繁殖地で観察をすればわかることだが。
■3個体ともオオセグロカモメ。最初の個体は幼羽だが,肩羽の部分に冬羽がだいぶ出てきている。2番目は第1回冬羽。肩羽に注目。3番目は幼羽。肩羽についてホイグリン系幼羽やセグロカモメ幼羽と比較すると違いがわかる。
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