「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

90歳 パソコンへの挑戦

2006-06-16 05:43:02 | Weblog
卒寿(90歳)の先輩が始めてパソコンに挑戦、メール・アドレスを
送ってきた。先輩の挑戦への動機は難聴からきている。耳が遠くなると
電話がかかってきても会話ができない。メールなら、その悩みは解消
されるというわけである。

超長寿社会に入って、僕の周囲にも難聴の友人知人が多くなってきた。
補聴器も格段の進歩をしてきたが、やはり不便らしい。下卑た表現で
恐縮だが、むかしから老化過程は”歯マラ目”の順だといわれてきた。
耳はどうだったのかー。多分、かっては耳が遠くなる前に天寿を全う
していたのであろう。

僕の経験でもパソコンはボケ防止に役立っている気がする。長寿の
秘訣は、絶えずあらゆるものに興味を持ち、それへの挑戦だと聞いた
ことがる。パソコンはたしかに、それを満たしている。卒寿の先輩は
来週から老人用三輪車に乗って駅前のパソコン教室通いだと張り切って
いる。75歳の僕も負けてはいられない。超長寿社会の到来である。