「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「大江戸線」よ有難う

2006-06-28 05:13:43 | Weblog
きのう37年ぶりに両国を訪れた。あの"相撲の町”の両国である。同じ
東京でも特別用事でもない限り訪れる機会がないものだ。僕ら夫婦は
東京環状線、山手線の外に住んでいる。だから東京の中心へ出るには
私鉄で最低150円かかっていた。
ところが70歳以上になると僅かのおカネで、都民はバスと都営地下鉄が
自由に乗れる。以来、僕らは私鉄に代わってバスを利用、都営地下鉄を
利用することになった。交通費が夫婦で往復1,000円は節約できる。昼食
代ぐらいにはなる。

「大江戸線」は都内西北部の郊外から都心下町11区を結ぶ延長40キロの
放射状の地下鉄である。僕らの住まいからは,あまり縁のない地域を
走っているので、70歳以前は使用しなかったが、今はすこし不便で時間が
かかっても、バスと他の都営地下鉄を乗り継ぎ乗り継ぎ「大江戸線」の
お世話になっている。


沿線には六本木ヒルから始まって築地、深川不動,清住庭園、大江戸博物館、相撲
博物館などなど。いつどこへ行っても、われら老人男女のグループで一杯で
ある。寝たきり老人になるよりはるかに健康的だ。「大江戸線」よ、有難う
である。