マルガラナの慰霊祭のあと僕らは車でバトウン県・ブルブンガン・シバン
(Blunbungan Sibang)村に移動した。山の中の僻村だが、ここに松井兵曹
長と荒木上等兵曹を祀った慰霊塔があり,塔の前にはセメント造りの二人
の像が建っていた。等身大の像は海軍下士官の正装で腰に軍刀をさげ半
長靴、敬礼姿で台座の上で四方を睥睨している。僕のブログ技術で写真を
ご紹介できず残念だ。
夕方5時から僕らは松井、荒木両兵曹を祀った,もう一つの慰霊塔のある
プナルンガン(Penarungan)村の慰霊祭に列席した。慰霊祭はバリ・ヒンズー
の荘重な儀式で行われ、村長から二人の日本人を讃える挨拶ががあった。
約300人の村民が椰子林の残照の中で祈りを捧げた。僕らも南寧の地で他
国の独立のため果てた二人の霊に手をあわせた。
ブルブンガン・シバン村は二人が戦後日本軍を離脱したあと、オランダ軍
の攻撃に備えてバリの若者に軍事訓練をした村。一方、プナルンガン村は
彼らが抑留所から出て最初に迎えられた村である。二つの慰霊塔も像も
村民たちが自身でおカネを出し合い、昨年暮れ完成したものだ。
僕は改めてバリの人たちの報恩の気持ちに感激した。
バリには年間20万人の日本人観光客が訪れている。二つの村の慰霊塔はこ
れらの観光客誘致のために建てられたものではない。それだけに僕は日本人
の一人として、なにか村民の気持ちに報ゆる道がないかー考えた。
(Blunbungan Sibang)村に移動した。山の中の僻村だが、ここに松井兵曹
長と荒木上等兵曹を祀った慰霊塔があり,塔の前にはセメント造りの二人
の像が建っていた。等身大の像は海軍下士官の正装で腰に軍刀をさげ半
長靴、敬礼姿で台座の上で四方を睥睨している。僕のブログ技術で写真を
ご紹介できず残念だ。
夕方5時から僕らは松井、荒木両兵曹を祀った,もう一つの慰霊塔のある
プナルンガン(Penarungan)村の慰霊祭に列席した。慰霊祭はバリ・ヒンズー
の荘重な儀式で行われ、村長から二人の日本人を讃える挨拶ががあった。
約300人の村民が椰子林の残照の中で祈りを捧げた。僕らも南寧の地で他
国の独立のため果てた二人の霊に手をあわせた。
ブルブンガン・シバン村は二人が戦後日本軍を離脱したあと、オランダ軍
の攻撃に備えてバリの若者に軍事訓練をした村。一方、プナルンガン村は
彼らが抑留所から出て最初に迎えられた村である。二つの慰霊塔も像も
村民たちが自身でおカネを出し合い、昨年暮れ完成したものだ。
僕は改めてバリの人たちの報恩の気持ちに感激した。
バリには年間20万人の日本人観光客が訪れている。二つの村の慰霊塔はこ
れらの観光客誘致のために建てられたものではない。それだけに僕は日本人
の一人として、なにか村民の気持ちに報ゆる道がないかー考えた。