一昨日、誕生日が来ると93歳の友人から電話がかかってきて、介護のお世話になっている女性から紹介の”弁護士”から10万円支払えと言われた[ママ)が、どうすればよいかと相談を受けた。10万円という大金であり、とっさに僕の頭をよぎったのは新手の”振り込め”詐欺ではないかということだった。友人は生涯独身で、一人でのマンション住まいだ。僕は冗談ではなく、警察に届けようと思ったが、福祉関係の女性が中に入っているというので区役所の高齢者係に相談した。
すぐに区の包括支援センターの女性から電話を頂き事情が判った。友人は高齢からくる軽い認知症になっており「成年後見人」が必要な状態になっていた。数か月前から、友人に説明しており、後見人の司法書士も内定、話し合っていた。しかし、いざ契約の段になって友人は10万円にひっかったのだろう。このお金は家庭裁判所への供託金なのだが、高齢の友人には理解できていない。
昨日、僕は老妻を伴い友人宅を訪ね、区の包括支援センターの担当と成年後見センターの相談員にお越し願い友人に改めて「成年後見制度」を説明してもらった。僕もこの制度があることは薄々知っていたが勉強になった。友人は軽い認知症だが、まだ判断力はある。しかし、病気が進んで全くの寝たきり人間になってしまうと、福祉サイドでは後見人がいないと手続上でも支障をきたしてしまうらしい。かりに彼が有料老人ホームに入居したいと言っても後見人がないと難しいとのこと。
友人は戦時中、復員までの5年間も南方の戦地にいて、大学を出た時には32歳であった。就職難の時代苦学しながら勉学を続けて大学院を卒業大学の先生にまでなった。その彼がしみじみと僕ら夫婦に言った。「長生きしても難しい世の中です」高齢化時代、考えさせられる問題だ。
すぐに区の包括支援センターの女性から電話を頂き事情が判った。友人は高齢からくる軽い認知症になっており「成年後見人」が必要な状態になっていた。数か月前から、友人に説明しており、後見人の司法書士も内定、話し合っていた。しかし、いざ契約の段になって友人は10万円にひっかったのだろう。このお金は家庭裁判所への供託金なのだが、高齢の友人には理解できていない。
昨日、僕は老妻を伴い友人宅を訪ね、区の包括支援センターの担当と成年後見センターの相談員にお越し願い友人に改めて「成年後見制度」を説明してもらった。僕もこの制度があることは薄々知っていたが勉強になった。友人は軽い認知症だが、まだ判断力はある。しかし、病気が進んで全くの寝たきり人間になってしまうと、福祉サイドでは後見人がいないと手続上でも支障をきたしてしまうらしい。かりに彼が有料老人ホームに入居したいと言っても後見人がないと難しいとのこと。
友人は戦時中、復員までの5年間も南方の戦地にいて、大学を出た時には32歳であった。就職難の時代苦学しながら勉学を続けて大学院を卒業大学の先生にまでなった。その彼がしみじみと僕ら夫婦に言った。「長生きしても難しい世の中です」高齢化時代、考えさせられる問題だ。