「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      「みんなの党」はみんなの党か お粗末な国会質問

2013-04-11 06:22:13 | Weblog
昨日の衆院予算委で「みんなの党」の山内康一議員(40)が道徳教育の教科化について質問した。僕はこれをNHKテレビの国会中継で見た。山内議員は教科化に反対のようだが、論拠がはっきりせず、前回の安倍内閣の際、文科省が全国の学校に無料配布した、副教材の「心のノート」さえ、ろくに読んでいない勉強不足。この程度の低い質問に僕はびっくりし、ため息をついた。

山内議員は大津のいじめによる自殺事件の学校が道徳教育推進校であったことに触れ”道徳を教科化するといじめがなくなるのか”とか、過去の犯罪率をみると、最近の青少凶悪犯罪は減っているではないかと、見当はずれの馬鹿な質問をしていた。これには安倍総理も下村文科相もあきれ顔だった。ネットの「山内康一のリアルタイム」のコメントをみると▽アホ▽バカ▽社民党▽幼稚▽反日ーといった具合だ。

ネット情報によると、山内議員は2005年の総選挙で自民党の公募に応じて神奈川9区から当選したが、、2009年の選挙では自民党をとびだし「みんなの党」に入党北関東比例区から当選している議員だ。彼を選んだ選挙区の有権者は多分あきれているに違いない。政治に道徳なんかないのかもしれないが、僕からみれば、こういった議員にこそ道徳教育が必要な思いがする。

「みんなの党」が4月28日の主権回復の日に賛同しているのか知らないが、山内議員はHPで反対を表明している。「みんなの党」は渡辺喜美代表と江田憲司幹事長との間で党内の人事をめぐって対立があるとの新聞報道があったが、政策には党としての統一見解がないのに違いない。山内議員のお粗末な幼稚な国会質問を見て、僕はつくづく、そう思った。